*四柱推命 白帯 別法版


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フリーソフト集四柱推命白帯 通常版/白帯 別法版/白帯 相性版 

〜〜〜四柱推命入門者のための、同じく初心者が作った四柱推命フリーソフト〜〜〜

四柱推命入門ソフト「白帯」Alternative_Method(別法版)試作品Ver.0.933β8

download>>>Excel2003&2007/2010(互換モード)用<ZIP圧縮:1.35MB>

現在、更新予定のため公開を中止しています。
(※Excel2007以降のファイル形式では、セキュリティの関係でマクロが検出されない(無視される)現象が起きることがあるため、97-03での「.xls」形式で保存&公開しています。)

【更新履歴】

2011/12/29 五行の計算法と喜忌判定の式を再考。
2011/11/18 生剋バランスを追加。また、動的判定が正しく機能していなかったのを修正。同日、Excel03で条件式が長すぎて無効化されるバグに気が付き、式の一部 を整理縮小。20日:生剋バランスの外格の値を100で割っていたのをやめて、そのままを表示。
2011/10/28 補助的な時刻設定としてMC中点分割式を追加。また自由帳としてMEMOシートを一枚挿入しました。その後、MC方式の計算条件を修正。30日:通常版と の比較検討のため、別法版の「偏向性」(変動係数)を標準偏差方式に戻す。
2011/10/26 黄経計算で桁落ちしていたエラーを修正(変数の宣言の変更)
2011/10/25 データベースシートの改善と機能追加(占星術のASCとMC、地方恒星時、星座式時刻を追加。)
2011/10/15(Sat) 根の構成(表記の順序)を変更。力量計算に関する宣言を修正。20日:喜忌判定の数値を調整。
2011/10/09(Mon) 力量計算法を修正&調整。喜忌の見直し。
2011/5/12(Thu) 内部のコード修正。余計なコードの削除で少し軽量化。
2011/02/21(Mon) 喜忌判定の調整(身平および両神成象格の部分)。
2011/01/29(Sat) 推命シートの五行‐通変図と栄枯盛衰グラフが実行時エラーになる不具合を修正。
2011/01/26(Wed) Excel2007/2010用のファイル形式でのUP。五行力量計算の選択項目の追加と喜忌判定の微調整。
2011/01/15(Sat) 納音&貴人神殺の代わりに、各行運と命式との関係性を表出するようにした。17日:内部処理を少し修正。
2011/01/10(Mon) 「データベース」:西暦と和暦を併記した。 同月12日:旺月生まれの場合の値を僅かに調整。
2011/01/07(Fri) 喜忌判定の小数点以下の値をカットして、一時的に整数のみに変更&少し調整。選択項目の「全て本気蔵干を取得」を「時間の流れに従う」に改変。
2010/12/20(Mon) 五行の力量計算の仕方を調整する選択項目を追加。&操作性の改善。→12/22:力量計算のミスを修正。
2010/11/20(Sat) 内部処理を少し簡素化。大運逆行時の干支の反転選択を削除(不要と判断)。
2010/11/19(Fri) 十二支の関係性の見直し。
2010/11/07(Sun) 喜忌判定コードの再修正。神殺を少し追加。“日干の展開”を止めて、“命宮干支”を導入。
2010/11/01(Mon) 喜忌判定に関するミス(数式の未入力&固定判定での不具合)を修正。その他、平均偏差を入れたり、蔵干十二運(座運)の繰り方を考え直すなど、諸々の手入 れ。
2010/08/20(Fri) 月運と日運のシートで、紀元前を正しく計算できるように修正。それと日運に曜日を追加。
2010/08/15(Sun) バージョンそのまま。年運のシートで120歳台を超えるケースでエラーが出るのを手直し。
2010/06/26(Sat) Ver.0.86β3 旺相死囚 休のカスタマイズ機能を追加(Type1~5)。調候グラフを含め、各表やグラフに影響してきます。
他、宣言の見直しやできる範囲での重複コードの整理など。29日:「推命シート」の表示修正。(内容に変更はありません)→Ver.0.861β3
2010/06/21(Mon) Ver.0.856β3 行運で本気蔵干を採用する項目と、喜忌判定で命式の要素から固定的に判定する項目を追加。
2010/03/26(Fri) Ver.0.855β3 Excel2007にも対応すべく試行錯誤してきて、ひとまず使用には差し支えない状態には なった感じのバージョン^^;
翌日:Excel2007用の個別の五行力量グラフで、タイトルが【グラフタイトル】になってしまっていたバグを修正。
2010/03/03(Wed) Ver.0.855β2 喜忌判定の部分をさらに検討。喜忌グラフの切替も追加。「気質判定」を「自+印」のみに変更。 8日:もう少し詰める(β3)。
2010/02/28(Sun) Ver.0.855β 各時期の喜忌判定を試験的 に追加(まだ簡易式)。均時差を含めるか否かの設定を追加。他、過去版にあった条件設定の幾つかを戻した。
2010/1/24(Sun) Ver.0.85342 20世紀以前の日運の作成ができなかったエラーを修正。
2010/1/14(Thu) Ver.0.85341 スクリプトファイルを導入。起動時の確認メッセージを経ずに使えるようにした。他、個別の調候グラフの表示方法を改善。
2010/1/12(Tue) Ver.0.8534 (五行の力量計算の際に、天干のみか蔵干を含めるかを選択できるように改変。初回時に数%の誤差が出るバグを修正。)
2009/12/29(Tue) Ver0.8531 (大運10年のケースで1年ずれてしまっていた部分を修正。)
2009/12/27(Sun) Ver.0.853 (調候の他に、中庸の色分けを追加。少しページの加筆。)
2009/12/25(Fri) Ver0.852 (幾つかの設定をカット。座運をVer0.85式に戻す。各行運に上位階層の干支などを表示。)
2009/9/28(Mon) Ver0.851 (座運の調整の試み+日運部分のコードミスを修正。)
2009/9/9(Wed) Ver0.85 (「逆旋の選択」で干支の反転を大運のみに変更。座運を日柱蔵干から取得する方法に変更。)
2009/8/21(Fri)  Ver.084 (行運の「ズレ補正」や「蔵干を透干に含める」で、設定や表記が反映されていなかったのを修正。蔵干の力量計算の方法と十二運(座・引 従)の再検討。運気と行動特性に手入れ。)
2009/8/11(Tue) Ver.0.83 β版での改変を選択できるようにした。また、蔵干を透干要素として含める選択項目を追加。あと、太陽黄 経による蔵干法も選択可能に(ただし、都合上、節入り後の日数の深浅によって四柱全てを取る形にしている)。
2009/7/30(Thu) Ver.0.83β 実験的に逆旋のケースの行運を改変。
2009/6/2(Tue) Ver.0.82a 個別調侯グラフの表示を高速化。他はノータッチ^^;
2009/5/25(Mon) Ver.0.82 個別調侯の判別グラフ と、五行の力量変化の折線グラフ版を追加。あと、少し表記ミスを修 正。
2009/5/22(Thu) Ver.0.81 カラー判別を3 から4段階に拡張。「グラフの全削除」を追加。他、内部コードの簡略化。
2009/5/19(Tue) Ver.0.8 初UP!



 

♪ ソフトウェアの説明

※基本的な機能は「四柱推命 白帯(通常版)」と同じですので、ここでは重複内容に関する説明はしません。
検索サイトなどで先にこちらのページに来てしまった人は、通常版のページも併読するようにしてください。

四柱推命 白帯 別法版☆別法版の特徴

・通常版にある「栄枯盛衰グラフ」と「行動特性」(現在、休止中)の代わりに、統計学的手法を取り入れたパラメータを幾つか盛り込んだ。
・各種表示項目のグラフ化
・季節との調侯関係(五行の力量加減)を示すカラー判別を導入。

――といったことでしょうか。
ただ、グラフ化については通常版と共通するものもあります。本音としては、通常版と別法版の「いいトコ取り」をしたいところなんですが・・・。たぶん、それができたら「Ver.1.0」かな。

それと、色々と統計的手法を組み込むために、全くの素人でしたが統計学のサイトを調べまくって基礎的な内容を勉強しました。(間違った理解も多いかもしれませんが^^;)

※クリックして出てきたグラフを消したい場合は、「全てのグラフを削除する」セルをクリックするか、消したいグラフを選択してDeleteキーを押す、もしくはグラフの余白上で右クリック→メニューの「クリア(A)」を選択すれば消えます。一応、グラフを残したままで次の命式計算をさせてもエラーは起きないように作ってあります。

現時点では計算に5~10秒ほど掛かかってしまいます。エラーが出ない限りは計算途中なので気長に待ってください^^;

※セキュリティに関する注意事項

ソフトの起動時に次のような画面(以下はExcel2003の場合)が出てきます。これはマクロにウィルスがあるかもしれないから、という理由で出てくるものです。
「白帯」の作成時や使用時にもセキュリティソフトに引っかかってないので大丈夫なはずです。そのまま「有効にする」を選んで使ってください。
(これが出てこないようにすることもできるのですが、セキュリティの問題も気になるので組み込んでいません。)

セキュリティ警告



= 目次 =

調侯バランス
五行の調和性と偏向性
五行の歪度と尖度
標準偏差
五行の力量変化グラフ(100%積み上げと折線)



※はじめに

先にも書きましたが、このページでは通常版にない機能や項目の解説をしていきます。
基本的な内容は同じなので、重複する箇所は通常版のページを参照してください。


【調侯バランス】

※この項目、前半部(≪画面説明≫まで)は僕のブログ「四柱推命の調侯について」からの転載です。


四柱推命の登竜門?である格局と用神。その用神の一つに、調侯用神というものがあります。(「Wikipedia:四柱推命」などを参考のこと)

ネット上で色々調べてはみたんですが、正直言って今もって用神の取得法とか意味合い(理由や条件)などがよく分かっていません。
で、僕なりに一番理解しやすかったのが調侯という概念だったので、それに焦点を当てたのがこの項目です。

もともと四柱推命は“命式均衡論”を主とするとされているのですが、実は個人的には“それが”一番わからないところでもあります。
数ヶ月間、ソフトを作るために試行錯誤を繰り返してきましたが、どうにも命式のバランス(調和)を量ることが必ずしも吉とは思えず、むしろ運勢的な調子を崩してしまう例も結構みられました。

もっとも、それらの中には、いわゆる外格とか従格と呼ばれる特殊な命式の人も含まれるわけですが、とにかく何でもかんでもバランスを量ることが良いかというと、たぶんそうでもないんじゃないかと思っています。ただ、用神を解説するページによれば、「扶抑用神と調侯用神が一致するわけではない」と書かれているので、季節感との調和を目的とする方法論のみでは判断できないのかもしれませんが。たぶん、通常の五行均衡論や従格における喜忌と調候での喜忌とは、ちょうど縦糸と横糸のような関係なんだろうというイメージを持っています。

ところで、この項目を作るに当たって考えあぐねたのは(そして今も保留にしているのは)、実際の季節のデータを指標として使うべきか、ということです。
つまり、世界の各都市の月別平均気温や年平均を標準化して考えるべきではないだろうか、と思ったわけです。

一般に説明されている調侯の概念は、基本的に「暑い時には冷涼を、寒い時には暖を」というもので、主に真夏と真冬の頃の時期を対象としています。
で、実際、統計学的なデータからも月別平均気温と標準偏差の関係から、その理論は裏づけが取れるので間違ってはないと思います。

たとえば、「京都市の概要・気候−気温と降水量−」に出ているデータを見てください。
で、それを年平均との相関で編集したグラフが次の図です。
(※2013年6月23日付記:リンク切れしてるようなのでトップページに変えました。それと、別の年ですが同様のデータがここにありました。
また、「気温と雨量の統計」というサイトで各地の詳細なデータを調べることができます。)

調侯の概念1

これを見ると、4〜5(辰〜巳)月と10〜11(戌〜亥)月は年平均との偏差が小さいことがわかります。言い換えれば、これは他の月との相関が高いということでもあります。
逆に、7〜9(未〜酉)月と12〜3(子〜卯)月では偏差が大きく、他月との相関が低い。

気象庁などのサイトで各都市や地域の統計データを引っ張ってくれば、これと同じようなデータは幾らでも取れます。
参考までにもう一つ、日本のデータを示しておきます。「東京管区気象台」より「月平均気温(1973年〜2009年)」をグラフ化したもの。

調侯概念2

これも先の京都のグラフと同じように、4月と10月が下底、1月と8月が上底となっています。
確かに、真夏と真冬は偏差が高く調侯が求められ、春と秋はあまり調侯の必要性がなさそうではあります。

まあ、「四柱推命の秘密」(歌丸幸四郎=著)に翻訳されている、徐楽吾の「子平真詮評注」に出てくる「四時之宜忌」とか「窮通寶鑑(欄江網)」には四季や各月における調侯方法が書かれているので、そういうのを参照にしながら実際のデータとの符号を探るのも面白いかもしれません。

それと、もう一つ。
これは今後の大きな課題に位置づけられそうですが、世界規模の四柱推命を考える場合はどうなるか、という問題です。

この点に関して、とても参考になりそうなサイトを見つけたので紹介しておきます。
「小林和広(島根大学生物資源科学部作物学研究室)」内の「実験計画学」の「散布図からわかること」&「エクセルによる相関係数の求め方」。
北半球や南半球の各都市のデータを基に散布図や相関係数を求め、上記に見たような季節の相関関係を説明されています。

これらのページを見る限りでは、基本的に四柱推命は世界規模でも通用するんじゃないかと思えてきます。
さあ、世界に羽ばたけ、四柱推命!(笑)


≪画面説明≫

調侯バランスのグラフは、統計学の相関係数というものを用いて出しています。
主に、命式および行運の五行の配分に対して、季節がどの程度影響するか、という指標を求めたものです。
人の運命は多少の力量の変動でも反応するみたいなので、そうした機微を捉える手段の一つとして僕は考えています。

この項目には、五行の力量の平均やら偏差やらが入り組んでいるのですが、単純に言えば、命式五行が行運によって変化した際に、それが標準的な調侯値(・・・と勝手に僕が推定したもの)と比較して相関が高いか低いかを見ています。

調侯バランス(相関係数) 本来、相関係数は-1から+1の間で表記するものらしいですが、ここではわかりやすさを優先して%で表示させています。また原則として、プラス・マイナスの符合に関わらず%が高いほど相関性が高く、0に近いほど相関性が低いことになります。

以下、目安として通説的に言われているのを示します。

0〜20%(0.0〜±0.2)

ほとんど相関がない

20〜40%(±0.2〜±0.4)

やや相関がある

40〜70%(±0.4〜±0.7)

相関がある

70〜90%(±0.7〜±0.9)

強い相関がある

90〜100%(±0.9〜±1.0)

きわめて強い相関がある



ただし、実際に求めた結果を事例と付き合わせてみると、正負も事の良し悪しに関係しているような気がするので(必ずしも正が吉で負が凶という意味ではないです)、各個人で人生経験と照らし合わせてみる必要があります。

どういうことかと言うと、確かに符号によらず数値が高ければ相関が高いと予想できるのですが、実際には+−で位相が異なります。
+の場合は調侯の方向に相関が高く、−の場合は調侯とは“逆”方向に相関が高いことを示しているからです。

当人の命式が季節との調和を良しとするものならば、当然、調侯に向かうほうが良く、それが運勢的な吉に繋がっていくと思われます。
しかし、反対に調侯とは逆方向になるのを喜ぶ命式の持ち主ならば、マイナス値の高い時期が吉運になるでしょう。

なので、単純に+値が「喜」でマイナス値が「忌」と即断せずに、現実の出来事と幸不幸の状態とを比較検討してみることをお薦めします。
また、ある種の要領の良さの持ち主というか臨機応変に対処できる人ならば、逆相関さえも有効利用できるんじゃないかと思います。

これらに関して、新たにページを設けて解説しましたので参考にして下さい。☆相関係数(相関%)の比較と注意点


ところで、統計学によると、5つの標本数での有意水準は「5%:0.878(88%)」もしくは「1%:0.959(96%)」(無相関検定)となっているので、その検定内容から言えばハッキリ言ってこの項目は現実的ではない、ということになってしまいます。(せめて十干:標本数10で出せれば少しは改善されるんでしょうけど)

また、相関係数にも適用範囲というか問題点もあるので、その辺のことも把握しておいたほうが良さそうですが(参考:「平均と偏差、分散、相関の概念」)、標本数(=計算に用いているデータ数)が少ないということは、個々のデータの増減に強く反応しやすいということでもあります。なので、幾らかでも調侯に近づいていれば(あるいは逆に遠ざかっていれば)実感は得られるのではないかとも思います。

ともかく、上述の“その辺”の事を考慮しつつ目安として作ったのが、「個々の五行ごとの色別判定」です。
五行全体として考える場合は、どうしても先の問題点に突き当たってしまうのですが、個別に考えるようにすれば一つ一つに対する調侯との関係がわかります。
その意味では「調侯バランス」のグラフよりも個々の加減判別の方が利用価値があるかもしれません。

まあ、一般的に言われる「喜神・忌神」の出し方とは異なりますが、とりあえず、別法版独特の調候的喜忌の解法として提示することにしました。

次の図は、調侯の基準値と各行ごとの関係を(これまた)僕が便宜的に設定した範囲を元に色分けしたものです。
(・・・でも変数が二つあって、これはこれで問題ではあるんですが。)


五行加減色

一応、<バランス加減の目安>に用いている範囲を示すと、次の通りです。(といっても、アバウトな設定ですが)

少し増やす 基準値(調候または中庸)に対して、0〜10の範囲
ある程度増やす  〃 10〜20の範囲
かなり増やす  〃 20〜30の範囲
思い切り増やす  〃 30〜40の範囲
極まって反転!?  〃 40以上
少し減らす  〃 −10〜0の範囲
ある程度減らす  〃 −20〜−10の範囲
かなり減らす  〃 −30〜−20の範囲
思い切り減らす  〃 −40〜−30の範囲
極まって反転!?  〃 −40以下

だいたいの目安なので、几帳面に考えないで下さい。
(Ver.0.81にて、「思い切り増やす・減らす」を加えて各4段階にしました。一応、「思い切り」というのは、五行平均20%ずつに対して五行1つ分以上の%を増減させるくらいの大きさ、という指標です。まあ設定は微妙ですが、おそらく7〜10程度の段階的増減でいいのでは、と推定しています。Ver.0.853では、それまでの8ずつから10ずつの増減に変更しました。ただしカラー表示のみで、調候基準値はそのまま。)

そして、下図はVer.0.82にて追加した「個別調侯の判別グラフ」です。
「調侯バランス」の列のそれぞれの青字セルをクリックすると、該当する行の位置にグラフが表示されます。

たとえばこの図の場合、61〜71歳(調侯バランス42.7%)の個別調侯グラフということになります。

個別調侯

ここで用いている調侯基準値は次の通りです。
(※Ver.0.86から、「旺相死囚休をカスタマイズ」の項目で各Typeを選択して基準値を変えることができるようになりました。下記の表はType1の場合です。)

命式(五行の増えやすさ)

調侯での処方&充当

基準値

旺(最大)

死(最小)

-16%

相(高)

囚(小)

-8%

死(最小)

旺(最大)

16%

囚(小)

相(高)

8%

休(中)

休(中)

0%


旺(最も強いもの)に対して死(最も弱いもの)、相(次に強いもの)に対して囚(次に弱いもの)を充てて、土を均すように概念的に均一化させています。
また、休気に関しては僕は±0として捉えているので休には休を充てています。(旺相死囚休のType変更によって変わりますが)

ちなみに、特別に意識して計算していたわけではなかったのですが、前出の「四時の宜忌(吉凶)」の内容と、大枠的にですが合致しています。
それを読むと、全般的傾向として“旺気・相気を減らし、死気・囚気を増やし、休気は内容による”という感じでしたから、まあ、完璧ではないにせよ、それな りに準じたものにはなっているとは思います。もし「四柱推命の秘密」をお持ちの方は、比較しながら読んでみるといいでしょう。理解が深まるかもしれません。

ただし、僕が作ったのは「四時の吉凶」ではなくて、むしろ旺相死囚休を前提とした土用期間を含む「五時の吉凶」なので、多少異なっています。
たぶん現実の季節の寒暖を指標とするならば、土用(土行)を主要素に含めたやり方は理解し難いところですが、五行論という性質を重んじるならば哲学的にはありだろう(実証的にはどうか確信はないけど)、という気持ちではいます。

そういえば、同書の中で「看命に二法なし」という言葉が紹介されていましたが、その理屈で通すならば、この項目での方法論は四柱推命の要諦とも言うべきものだろうとは思います。
そして、五行の状態をチェックした上で初めて、十干(通変)同士の関係や格局論への展開が本当の意味で可能になるのかもしれません。なんにせよ基礎として重要なところであることには違いないでしょうね。

(もっとも、これらは一種の便宜的に定められた値だと思うので、当初、僕が作ろうとしていたものとは微妙に異なります。本来は、命式の五行全体の状態を勘案した上で各行の増減割合を判断すべきところでしょうから。なので、今後の研究でそうしたほうがいいということになったら、再考察して作り直します。)

・「中庸(平均律)を量る」のカラー表示について

Ver.0.853から調候グラフの他に、五行の中庸を量るためのカラー指標も追加しました。
というより、順序的には先に中庸の方を考えていたのですが、研究の都合で調候の方向へ移ってしまったので、後発になってしまったというだけです^^;

中庸を量るの方は、通常版のページにて解説してあるものと同一ですので、そちらを参照してください。→「中庸(平均律)を量る

【五行の調和性と偏向性】

この項目は「白帯(通常版)」とダブるので解説は不要だと思いますが、補足的に少し書こうと思います。
なお、今は「偏向性」としていますが、作った当初は「極端度」としていました。どちらも意味合いは一緒です。単に語調を合わせただけです。

ただ、内容的に若干の変更があるので書いておかなくてはなりません。
通常版で用いてきた「偏向性(極端度)」の数式は、「五行全体に対する個々の五行の絶対偏差の平均(平均偏差)/相加平均×100」(相対平均偏差)ですが、別法版では、平均偏差の変わりに標準偏差を用いています。要するに「相対標準偏差」であり、統計学的に言うと「変動係数」となるようです。

実際には、偏差の絶対値を用いる平均偏差の方が感覚的にわかりやすいようにも思えますが、数学的には標準偏差を用いたほうが他の数式との併用がしやすいという理由で、統計学では一般に標準偏差が用いられるそうです。別法版では一応、それに準じました。

ちなみに、平均偏差と標準偏差のそれぞれで作成した偏向性を比べてみると、標準偏差の方が値の振幅が大きくなるみたいです。
平均偏差の方では100%以上を基準に外格傾向を読み取れるのですが、標準偏差の場合は、もう少し大きな値を想定した方が良さそうです。

五行の調和性と偏向性さて、左図は「五行の調和性」と「偏向性」とを比較するためのものです。
基本的に両者の関係は逆位相で、一方が増えれば一方が減るという格好になっていますが、常に対になっているわけではありません。

調和性には調和平均を使っていて、その意味内容から副題として「負荷平等率」と名づけました。
端的に言って、強い五行も弱い五行も、それぞれの力量に応じた負荷なり寄与をした場合に、調和性が高くなります。

イメージ的には、高所得者も低所得者も、それぞれの収入に見合った税金を払う、みたいな感じでしょうか。
普通の平均だと力量の低い方の負担が大きくなりやすいのですが、調和平均ならば周囲の五行に気を使った形になって負荷が均等に掛かるようになります。

調和平均は、普通の平均(相加平均や算術平均と呼ばれるもの)や幾何(相乗)平均よりも値が小さくなる特徴がありますが、用いられるデータのバラつき(偏差≒誤差)度合が低ければ、それだけ相加平均や相乗平均に近づいていきます。当然、それだけ調和度は高くなるのは言うまでもないでしょう。

で、その反対の概念として、配分の極端さが強調される場合は「五行の偏向性」が伸びます。(そして、基本的に同時に調和性が下がる)
「偏向性」は平均からの偏差が関係しているので、平均から大きく外れる(異常値のある)五行が出てくる時期を把握できます。

もっとも、どの行が抑えられたらいいのか、あるいは伸びたほうがいいのかは、全体の五行バランス(扶抑や従の関係)で各人で異なってきますので、調和性が高いほうが良いとか、偏向性が下がったほうが良いとか(あるいは、それらの逆が良い)とかは単純には判断できません。これには、内格か外格かということや身旺身弱、そして各時期での五行の配分に対する喜忌(このソフトでは加減で表している)を加味しなくてはならないからです。

たとえば、従旺格のような外格に当たる人は、そのままの極端な状態を保つのが良いというのがセオリーなので(命式均衡論とは逆の処方をする)、偏向性が大幅に下がる(逆に言えば調和性が急激に上がる)ような時期は要注意、ということになります。反対に、五行バランスを量るのが肝要とされる内格では、多きを抑え、少なきを助けるのが良いという観点から、その時々で調和性を求めるか偏向性を求めるかが変わってくるようです。(これには、次の項目の歪度と尖度も関係してくる場合も少なくない。)

ただ、一応、人生の全般的傾向を見て、「自分は調和性が上がっている時の方が調子がいい」とか、逆に「偏向性が上がっているほうがいい」という概観はできるかもしれません。
これについては、以下に解説する他のグラフにも同じようなことが言えますので、各自で検討してみると良いと思います。

2011/10/27日 五行の調和性と偏向性について。
ブログ(With the I Ching)にて、この二つを求める式を解説しています。こちらです。
それと、それらの計算結果を求める簡単なExcelファイルも用意しました。→「五行の調和度と偏向度

【五行の歪度と尖度】

「わいど」と「せんど」と読みます。これも統計学での用語です。(参考:「データ分布は正規分布にしたがっているか」)
以下の図を見ていただければお分かりのように、この二つは相関が高く、運命を共にしているように思えます。

正規分布(標準的な分布をしたグラフ)に対する「歪み」や「尖り」を示す指標として使われているみたいですが、どうも結果として出てくるグラフと人生上の出来事とを見比べると、あまり名称が適切ではないような気がします。特に「歪度」については、そう思います。なので、副題としてそれぞれ「融通度」と「群棲度」という名前をつけています。(もっと妥当だと思える表現があれば、今後変更すると思いますが)

で、調べてみると、統計学の中でもそういう風潮があるようでした。
名前こそ一般に倣って「歪度」や「尖度」としながらも、意味や解釈には気をつける必要があるという見方をしている方もいます。

歪度と尖度簡単に調べてみた結果、内容としては「歪度」は「データ(集団)の非対称性の尺度」で、「尖度」が「集団の平均周辺の集中度」とのことでした。それぞれには+と−の値があるので、その辺も加味すると解釈の幅が広がりそうです。

これを占術的に言い換えると――

歪度:全体としての力量の偏り。五行の分散の仕方が+方向か、−方向か。
尖度:正規分布の峰に対して裾を走るか(鈍角)、上空を飛ぶか(鋭角)。

けれど、やっかいなのは、エクセル関数で使われているのは、調べようとしている集団の歪度・尖度ではなく、未知の母集団に対する歪度・尖度の推定だということです。

これは計算式の違いでもあるようで(素人の僕には容易に突っ込めない話)、若干、扱いづらい項目ですが、まあ一応、0を中心にグラフを作るという方法は直感としては合ってるとは思います。

ソフトを作りながら調べてみた印象では、歪度は+方向にある方が運勢的には良いようです。性格的に融通が利くようになり、周囲に対してもウケが良くなる傾向があるみたいです。
逆に−方向では頑固というか、融通が利かなくなって評判を落とし気味です。また、0を基準としているので、その辺りは平均的でしょう。しかしサンプル数がそれほど多くないので、これは参考程度で考えてください。

一方の尖度については、符号に関わらずこの値が大きくなるほど、データの平均から遊離するわけで、特にプラス方向の場合、それが一種のカリスマ性とか人間的な求心力を生み出すみたいです。何かと注目されやすいですが、人によっては疎まれたりもするかも。

逆に、マイナス方向の場合、独善的かプライドが高いか理由は様々でしょうけど、孤立したり、周囲から乖離してしまう傾向があるような気がします。
または、有名人が現役引退して普通の一般人になるといった、一般性に取り込まれるような感じ。ただし、これもまた調査中の項目ですので鵜呑みにはしないで下さい。
五行の配分によっては、意味が反転する可能性もあります。

この尖度、統計学的には平均(標準)からの外れ値を検出する際に利用されているようです。というのも、外れ値があるとグラフが大きく変動するからです。
で、あまりに大きな外れ値が出た場合、それを異常とみるかどうかが検討される。一般的に(統計の経験的に)±5以上で要注意、±10以上になると確実に外れ値であるとされています。・・・ですが、まあ五行という5つのデータしか用いていないわけですから、そんなに高い値が出るとも思えませんけど。


なお、重要事項ですが、この項目は特に五行の力量計算に強く影響を受けるため、少しのパラメータの変更でも敏感に反応してしまいます。
そのため、もし今用いている設定値や計算方法が(たとえそれが大きくなくても)外れている場合、この項目の内容は、ほとんど当てにならなくなる恐れがあります。

現状としては、理想的にはどういう風にするのが良いのか(どの程度の設定値が最適なのか、どんな変数を入れたら良いのか等)、幾つかの不確定要素があることは否めません。
、そうしたことも今後の課題として詰めていかなければと思っています。


【標準偏差】

これも統計学的用語です。平均からの離れ具合を示す言葉です。(参考サイト:「平均と標準偏差」)

偏差には、“標準”と付く場合と“平均”と付く場合とで計算式が異なり、これらをどう使い分けるのか真に理解できてないですが、個人的に認識しているのは、標準偏差は数学的に扱いやすくて他の数式との折り合いが良いこと、平均偏差は見た目とか感覚的に実感が得られやすいが数学的には扱いにくい、ということくらい。

また、先述しましたが平均にも何種類かあって、一般に平均といわれているのは算術平均、もしくは相加平均と呼ばれるものです。
これは、データの総計をその個数で割るという簡明なもので、誰もが思い浮かべることのできる概念だと思います。
その反面、調和平均のような、パッと見では不可解に思えるような代物もあったりします。

標準偏差それはそうと、データ全体の平均からの個々のデータの距離、バラつき具合を示すのが偏差であり、もっと端的に言うと「誤差」らしいですが、この項目では人の運命を扱っているので、もう少し気の利いた表現をしなくてはなりません^^

僕は今、これを多様性と考えています。
五行の平均からの偏差が大きければ、それだけ幅のある生き方になりやすいと思うからです。生活にバラエティが出やすい。一方、平均に近いほど標準的ということなので、それだけ浮沈が少なくなると見ることもできそうです。

もう少し含みを持たせると、「普段の行動半径」とか「活動の守備範囲」、「視野の広さ・狭さ」ということだろうと考えています。

命式そのものの標準偏差との比較をすれば、各時期での“揺れ”(振れ幅の大きさ)がわかるんじゃないでしょうか。ソフトでは大運以下、各行運での標準偏差のグラフも出せるようにしてあります。


ところで、この標準偏差の項目を作っている当初は、同時に「標準化(standardization:スタンダーダイゼイション)」も入れていました。

標準偏差と標準化左図は、標準偏差と標準化した値との比較です。
先の「五行の調和性と偏向性」のように、互いに逆相の形になっていますね。
標準偏差が高い(低い)時には標準化グラフは低い(高い)。

どっちを残すか、あるいは両方を入れるか悩みましたが、あまり情報過多になってもいけないし、解釈が反転するという点を除けば似たような内容なので、今は見た目の解りやすさから標準偏差のみを残しています。

それに元々、標準化(正規化)するのは、他に単位の異なるものと比較するような場合らしいので、同一人物の時系列展開の中で論じるなら標準偏差で良いだろうと思います。ま、いずれにせよ、五行の平均からのバラつき具合を見ていることには変わりません。

通常版での平均偏差と、別法版での標準偏差で値が異なってきてしまうので、どちらかに固定したほうがいいかもしれません。その場合、分かりやすさを採用するならば平均偏差ですが、他の計算との兼ね合いを考えると標準偏差ということになりそうです。

【五行の力量変化グラフ(100%積み上げと折線)】

五行の力量変化/大運Ver.0.82より、新たに折線グラフによる五行の力量変化を出せるようにしました。
各シートの「命式五行の力量変化」という青字セルをクリックすると表示されます。

まあ、ぶっちゃけデフォルトで出てくる五行の力量変化グラフの種類を変更すればいいだけのことではあるのですが、両方を比較したい時もあるかも、ということで導入しました。(下図参照)

このグラフの長所は、全体の中での各行の割合(持ち分)が分かりやすい、ということでしょうか。
どの時期に何の行が主張を強めているか、あるいは弱めているかをパッと見で把握しやすい。

あとは、こうした五行の変化グラフで確認したことを元に、それぞれの陰陽(干、通変)を総合して判断していけばよいのではないかと思います。

ただし、各行運でのグラフは10年毎、1年毎、一ヶ月毎、一日毎という風に干と支を総合したものになっていますので、期間を半々にするなどして細かく見る場合は変動する可能性もあります。

また、このソフトでは力量の変化をもたらすとされる干合や支合、冲、三合、会(局)の影響を意図的に含めていません。ちょうどプレーンヨーグルトのような状態です。
ですから、ここでのグラフは「どんな場合にそれらの影響を考慮するか」という、その条件を考える上で役立つのではないかと思います。

ところで、実はこのページで用いている命式は「日本」の誕生日時だったりします。(※注:過去バージョンの計算法なので、最新版とは異なっています。)
戦後日本は1946年10月7日14時53分(申刻)<※分は推定>に新憲法が衆議院で可決された時をもって建国というのが主流意見で、それによっています。
(現在2009年は建国63年目)

というわけで、下図は日本の年運の色別喜忌(加減)判定と、五行の力量変化グラフ(上:折線、下:100%積み上げ縦棒)です。

・・・でも、なぜか「四柱推命は個人を見るための占術だから、国とか会社などの“世相”の命運は推し量れません」とか「四柱推命で国の運命をとやかく言うのはおかしい」などと言われていたりしています。占星術では個人のチャートも会社や国のチャートも意味の取り方に気をつければ区別なしに見れるのに、どうして四柱推命ではそれができないと言うのか、僕には不可解です。

で、実際のところ、「ホントはどうなのかなー」という気持ちもあって、このページは日本を例題にしています。
一応、個人的には「見れるはず」と思っているのですが・・・

年運/命式五行の力量変化



――あとがき。

この別法版では色々と統計学的データを投入していますが、実際のところ、これまで全くノータッチの分野だったので難儀しました。
ただ、ソフトができてくるに従って段々面白くなってきたので、まだまだド素人ですが、これからもっと学んでいけたらいいなと思っています。

これからも、より有益なパラメータを見つけることができたら、実験的にでも組み入れていこうと考えています。
今の目的は未来に繋がりそうな新しい判断方法を見つけ出すことであり、方向性としては、先発の通常版が現行方式の極を示し、この別法で通常版とは異なる方法論での極を目指しています。そして、いずれは使える理論を選出して双方の融合を果たせればと期待しています。

そのためにも、もっと仲間が欲しいところです。一人では何かと限界を感じます。
占術であれ科学であれ専門分野は問いませんが、何かそれぞれの得意分野を活かして、より高度にしていきたい。
どうか皆さんのお力を貸していただきたいと思います。

ちなみに、いま具体的に求めるとしたら次の方々です。(基本的に来るもの拒まず、ではあるんですが)

・プログラマー(やっぱりExcelのみじゃユーザーは限られてくるでしょうし)
・占術の専門家(このソフトに限れば四柱推命だけど、占星術など他の占術でも可)
・科学分野の専門家(物理・数学など。というのは、僕は数式に弱い・・・)
・心理学とか哲学とか、思想や概念の扱いに長けている方


そんなわけで、原則、趣味というかボランティアですけど、僕と一緒にやっていきたいという方を募集中です。
とりあえず、色々話をしていく中で方向性を探っていければと考えています。
関心のある方は気軽にメールしてください。


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