◆ 「十干配合に対する語録集 β版〜」  編集:C.I.


最初に。
ステキな名言名句、そして格言を伝えて下さった全ての先賢に称賛と感謝の意を捧げます。
また、総論 もありますのでよろしければどうぞ。引用させていただいた文献は、こちらのページ にまとめて列挙しています。
 

※各番号は、「十干剋応の私的解釈」の番号でもあるので、併せて参考にして頂きたいと思います。



※目的の場所へジャンプ!

  1 - 10
11 - 20
21 - 30
31 - 40
41 - 50
51 - 60
61 - 70
71 - 80
81 - 90
91 - 100

なお、「*○○○○○*」というふうに区切られている言葉は、原文でルビが振られている箇所です。
ブラウザの環境によってルビが正しく表示されないことがあるようなので、あえてそのように表示しています。


【1 - 10】

1 「そこで神と自然は光の内に出会った。」【アルフレッド・テニソン】
「葉っぱは力を出し、枝を割って出てきた。糸杉は地面から伸びて大きくなった。つぼみはバラ色に色づいて忘我の境地に達している。どうやって囚われの暗闇から解放されたのだろう。どう修行してこの偉大さに到達し、自己の限界を超克できたのだろう。我らもそれを学び、その道を歩みだそう。」【メヴラーナー】
「自己育成をほんの少しばかり試してみるのを、恐ろしがる人は多い。」「自己育成と自尊心にはつながりがある。」【ジュリア・キャメロン】
「ぜひとも実現したいと切望する、特定の創造的憧れを持っている場合もある。ピアノや絵を習いたい、演技のクラスに入りたい、ものを書きたいというような望みだ。目的がもっと漠然としている場合もある。ともあれ、わたしたちは創造的人生ともいうべきものに飢えるのだ。仕事をする生活の中でも、子供たちや配偶者、友人との生活の中でも、広い意味での創造性というべきものに。」【ジュリア・キャメロン】
「つねに全力をつくして、神の与えてくれた才能を最大限に伸ばしなさい。そのうえで、その成果を乗り越えようと努力しなさい。」【ジョニー・ルジャック】
「一生の仕事としてなにを選ぶにしろ、その分野で一番になろう。」【ロニー・ロット】
「上達しつづける限り、引退はしません。」【ミルドレッド・ディドリクソン・ザハリアス】
「オリンピックの意義は勝つことにではなく参加することにある。人生の意義は勝利ではなく、戦いにある。征服することではなく、見事に戦うことが重要なのだ。」【ピエール・クーベルタン男爵(近代オリンピック創始者)】
「世界の充実性の為にすべてのものは聯結(れんけつ)していて、各物体は距離に応じて多かれ少なかれ他の各物体に作用を及ぼし又反作用によって他の物体から状態の変化を蒙るのであるから、おのおのの単子は自分の視点に従って宇宙を表現し宇宙そのものと同じ様に規則立っている生きた鏡即ち内的作用を備えた鏡だということがわかる。」【ゴットフリート・ライプニッツ】
2 「成功したいと望んでいる者は、心の安静、自己自身および他人にたいする精神の平和、また多くは自尊心をも、放棄せねばならぬだろう。」【ヒルティ】
「自然のあり方はとても参考になります。自然はいつもあなたと共にあり、いつでも見習うことができます。時間をかけて、すぐ身近にあるものに耳を澄ませ、よく観察しなさい。あなたの中には、まだ用いられていない力があります。あなたが見つけて使うために、そこにあるのです。」【ジョン&リン セントクレアトーマス】
「それを行なうだけの強さと能力を与えられずに、あなたにできる以上のことを要求されることはありません。」「心の奥深く分け入り、心が開き、現われるのを待ちさえすればよい。静かに時間をかけて内にあるものを求めさえすればよい。そうすれば必ず見つかるだろう。」【アイリーン・キャディー】
「創造は自然な行為なのだという考えを受け入れると、その次の概念も受け入れるようになる。創造主が私たちの計画に必要なものをすべて渡してくださるという概念だ。この協力者の援助を受け入れる気持ちになったとたん、人生のいたるところに役立つ助力が転がっているのが見えてくる。耳を澄ませるのだ。私たちの心の創造的な声を高め増やす、高度なハーモニーがある。」【ジュリア・キャメロン】
「人生を愛す。よい人になる。よいことをする。」【ピアース・ブロスナン】
3 「私は信じます。人生は、私たちが愛を通して成長するためにあるのです。そして、太陽が花の美しい色彩と香りの中に存在するように神が私の中に存在するのです――神は私の暗黒を照らす光であり、私の沈黙に呼びかける声なのです。」【ヘレン・ケラー】
「自分の欠点に腹を立てても何にもならない。われとわが身を哀れんでもどうにもならない。思いきって、自分の中には様々な可能性が束になって入っていると考えたらどうか。そして世の中でもっとも面白いゲームをやるのだ――自分の最大の長所をもっとも有効に生かすゲームを。」【ハリー・エマソン・フォスディック】
「聖なる空間と聖なる時間、喜びを伴う何かの作業、必要なのはそれだけだ。そうすればほとんどあらゆるものが、絶えることのない大きな喜びへと変わる。」【ジョーゼフ・キャンベル】
「あなたが何か偉大な目的や遠大な計画に駆り立てられた時、あなたの思考はすべての束縛を打ち破ります。あなたの心はすべての限界を超越し、意識はすべての方向へと広がり、あなたは自分が新しい、偉大な、すばらしい世界にいることに気がつきます。今まで眠っていた力や能力や才能が生き生きと働き出し、自分が今まで夢にも思わなかったほど素晴らしい人間であることを、あなたは発見するのです。」【パタンジャリ】
「日々最善をつくすように心がけていれば、必ずよいことがやってくる。そしてまた、何事にも積極的な態度で取り組み、その過程を楽しいと感じることも大切だ。いまやっていることを楽しもう。」【ジョン・カペレッティ】
「目標を高く設定して夢を持ち続ければ、「かなわぬ夢」もかなうものだ。スケールの大きな、創造的で愛に満ちた人生を送ろう。」【ジョン・ライット】
4

「大いなる期待を持って生きよ。そうすれば大いなる出来事が現実に起きる。」【アート・フェティグ】
「立ち上がって、希望する状況を捜し求める人間は成功する。見つからなければそんな状況を作ればよい。」【ジョージ・バーナード・ショー】
「人は人間の法則ではなく、神の法則に従って生きている。奇跡を期待し、それが起こるのを見るがいい。繁栄と豊かさをいつも眼前に見つめ、そうすることでその実現を促す力にはずみをつけられるのだ、と知らなければならない。」【アイリーン・キャディ】
「色は、私を捉えた。自分のほうから色を探し求めるまでもない。私には、よくわかる。色は、私を永遠に捉えたのだ。私と色とは一体だ――これこそ幸福なひとときでなくて何であろうか。私は、絵描きなのだ。」【パウル・クレー】
「ただ集中することに集中するんです。」【マルティナ・ナブラチロワ】
「だが言葉はものであり、インクの一滴が露の滴のごとく心に落ちると、数千人、あるいはおそらく数百万の人に思いを抱かせる。」【ジョージ・ゴードン・バイロン卿】

5

「そもそもこの人生から友情を取り去ってしまうなどとは、太陽をこの世界から取り去るというものだ。」【キケロ】
「年を経るごとに新しい友人を得ることができないと、必ず孤独に悩まされるようになる。常に友情の手入れを怠らぬことだ。友人を冷たくあしらい、やさしい言葉一つかけずに友情を死なせる者は、人生という疲れ果てた巡礼の途上におけるこの上ない慰めを、わざわざ自分の手で捨て去る愚か者である。」【サミュエル・ジョンソン】
「ちょっとした心掛け一つで、この世全体が少しでも幸福になる。一人ぼっちの人や意気消沈している人を見かけたら、その場で二言三言やさしい言葉をかけてあげよう。たぶん明日になれば、そんな親切をしたことは忘れてしまうだろう。だが親切にされた者は、あなたの言葉を一生胸に抱き続けるだろう。」【デール・カーネギー】
「今日学ぶのは難しい教えである。それは友人や家族から離れて、一時間あるいは一日間あるいは一週間、意識的に孤独になるすべを練習することだ。難しくてもそれができたとき、わたしは一人になることがいかに貴重かを知る。人生が前よりももっと豊かで生き生きとして充実したものとなって、その空白を急激に埋める。」【アン・モロウ・リンドバーグ】
「孤独の中で聞こえてくる声があるが、それは世間に入るとかすかになり、聞こえなくなる。」【ラルフ・ウォルド・エマソン】
「孤独を何物とも引き換えない、二度と他人のリズムに従って動かされはしない。」【ティリー・オルセン】
「孤独なとき、われわれは自分の生活、思い出、周囲の細かな状況に強い関心を抱く。」【ヴァージニア・ウルフ】
「独りぼっち、独りぼっち、ああ! 孤独の弊害についてはたびたび説かれてきた。孤独の快楽がきちんと評価されたためしが一度でもあっただろうか? そもそもそんなものの存在が知られているだろうか?」【ジェサミン・ウェスト】
「親しい人間関係の中で孤独を感じましたか? 塞ぎこんで時間を無駄にしてはなりません。自分に欠けているものにこだわらず、自分の前にあるものに目を向けましょう。幸運の女神がノックしています。招き入れなさい。自分から望まないかぎり、長く独りぼっちでいるわけがありません。」【サラ・バン・ブラナック】

6 「人々と心がつながる時、不可能に見えたものが可能になります。人々に逆らうのではなく、人々と協力する時、あなたの中のハイヤーセルフの驚くべき資質が発動されるのです。」【ギタ・ベリン】
「まず信じなければならない。その次に信じる。」【G・C・リヒテンベルク】
「まず自分を愛すること。そうすればすべてが順調に進む。何かを達成する気なら、自分を愛さなくては始まらない。」【ルシル・ボール】
「つねにベストをつくし、受け取るよりも多くを与えなさい――そして、大いに楽しみましょう!」【マルチナ・ナブラチロワ】
「なにをするにしても最善をつくすこと。そうすることは、ほかの人々のためでもあるが、なによりも自分自身のために大切なことだ。」【シャーウッド・シュワルツ】
「ぼくは、なにを最優先にしなければいけないかを理解するために、かなりの時間をかけた。きみがそんなに長くかからないで理解できることを祈っている。きみという人間は理由があって存在しているのだから、その目的を果たせば、きみの人生も満たされるはずだ。」【レイモンド・ベリー】
「二重思考(ダブルシンク)とは、一つの精神が同時に相矛盾するふたつの信条を持ち、その両方とも受け入れられる能力のことをいう。」【ジョージ・オーウェル】
「われわれは、独りでは安らかに生きることができないこと、われわれ自身の幸福が遠い他の国の幸福に係っていることを学んだ。われわれは、砂に頭をうずめたダチョウや飼葉桶の中の犬としてではなく、人間として生きねばならぬことを学んだ。われわれは、世界の市民、人類共同体の成員となるべきことを学んだ。」【フランクリン・ルーズベルト】
「根をもつこと、それはおそらく人間の魂のもっとも重要な要求であると同時に、もっとも無視されている要求である。また、定義することがもっともむずかしい要求のひとつでもある。人間というものは、過去のある種の富や未来へのある種の予感を生き生きと保持している集団の存在に、自然なかたちで参与することによって、根をもつ。」【シモーヌ・ヴェイユ】
7

「人生を真剣に生きようと欲する者は、あたかも末永く生きていかねばならぬものとして行動するべきであり、同時にまもなく死ぬべきものとして身を処さなければならない。」【リトレ】
「おまえの人生が戯れにすぎなかったのなら、死はおまえにとって真剣事であろう。だが、おまえが真剣に生きたのなら、死はおまえにとって一つの戯れであるだろう。」【フリードリヒ・クレッチマン】
「物には時節、花の咲散、人間の生死を嘆くべからず。」【井原西鶴】
「諸君、幸徳君らは時の政府に謀反人と見なされて殺された。諸君、謀反を恐れてはならぬ。謀反人を恐れてはならぬ。自ら謀反人となるを恐れてはならぬ。新しいものは常に謀叛である。「身を殺して魂を殺す能わざる者を恐るるなかれ」。肉体の死は何でもない。恐るべきは霊魂の死である。人が教えられたる信条のままに執着し、言わせらるるごとく言い、させらるるごとくふるまい、型から鋳出した人形のごとく形式的に生活の安を偸(ぬす)んで、一切の自立自信、自化自発を失う時、すなわちこれ霊魂の死である。我らは生きねばならぬ。生きるために謀反しなければならぬ。」【徳冨蘆花】
「人間には自分自身以外に敵はほとんどいないものである。最大の敵はつねに自分自身である。判断を誤ったり、むだな心配をしたり、絶望したり、意気阻喪するような言葉を自分に聞かせたりすることによって、最大の敵となるのだ。」【アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)】
「神様方のお心は、ただ私を苦しめ、トロイアをば、とりわけて憎もうとなさることであったとしか思われぬ。牛を屠って勤めた奉仕も空しいことであった。しかしまた、神様がこれほどまでに根こそぎに、トロイアを滅ぼされることがなかったら、わたしらは名も知られず、後の世の人に歌い継がれることもなかったであろうし……。」(『トロイアの女』:跡形もなく滅ぼされたトロイアの王族の女たちが、奴隷として連れ去られていく悲劇)【エウリピデス】

8 「人生にも眠りの時がある。何も行動しない時期だ。動きが無くなり、新しい食物もとらず、過去の蓄積だけで生きる。その間、どんどん力が失われ、筋肉は弛緩し、低迷状態を続けて、人から笑われてしまいやすい。人生のリズムの中では、その休みは、再び、新しい人生を生きるために、不可欠なことだ。人生が活発な時には、体を酷使し、燃料を燃やし尽くしてしまう。でも、そんな贅沢は永久には続かない。必ず受動的な段階がきて、もう疲れることをするのは止め、すべての冒険をあきらめて、休息と緩やかな回復のために時間を使わなければならなくなる。」【タゴール】
「人には「創造できない」時間があるのを認めなければならない。それを正直に認めるほうがその時間は早く過ぎ去る。いったん停止を命じる勇気、空しさと落胆を感じる勇気を持たねばならない。」【エティ・ヒレスム】
「停止するのはつらいものです。とりわけキャリアや人間関係、健康、創造性を前進させようとしているときはそうです。でも心が乾いて祈れないとき、涙も出ないとき、がっくりしてどうでもいいとしか考えられないときは、手を休めて立ち止まるべきです。わたしたちの時間のすべてが使えるわけではありません。」【サラ・バン・ブラナック】
「一人で過ごす静かなひととき、瞑想、祈り、音楽、考えたり読書したり、勉強したり動いたりというような心を集中させる作業。それは肉体的、知的、芸術的、どんなことであれ、自己から流れ出る創造的な時間であればいい。遠大な計画や大きな仕事であるには及ばない。だが自分のものでなければならない。朝、花瓶に花を活けるだけで、忙しい一日に静かな心をもたらす……大事なのは、しばらく心が内に向くということなのだ。」「わたしはどれほど多くでではなく、どれほど少しでやっていけるだろうか。それは必要だろうか。人生にまたひとつ何かを加えようという誘惑に駆られたとき、そう私は自分にたずねる。」【アン・モロウ・リンドバーグ】
「あなたの中の静寂に触れることを学び、この世にあるものはすべて、目的があることを悟ろう。」【エリザベス・キューブラー・ロス】
9

「やるべきことは、遠くにぼんやり見えるものを見ることではなく、手近にはっきり見えるものを行なうことである。」【トーマス・カーライル】
「わたしは独り言を言っている自分に気づいた……私は住みたいところに住めない……行きたいところに行けない……したいことができない……。自分が何をしたいかさえ言えない。それならばせめて自分の思うとおりに絵を描かなければ、自分はばかだと考えた……それだけは自分以外の誰とも関係なくやれる、唯一のことだと思った。」【ジョージア・オキーフ】
「わたしたちはもっと想像の才が自分にあればいいのにと思っている。わたしたちは自分には創造の才はあるけれど、その泉にうまく水路をつけられないと感じている。夢はするりと逃げる。生活はなぜか平板に感じられる。すばらしい考えや夢がたびたび浮かんでも、自分の力では実現できない。」「神の手が働いているのを認め、自分が今している作業を手伝おうとする友人の手とみなして受け入れる気持ちになろう。」【ジュリア・キャメロン】
「森は夢の狩人のためのもの、小川は歌の釣り人のためのもの、銃のいらない獲物を求める狩人のために川と森はある。」【サム・ウォルター・フォス】
「心は孤独な丘で狩をする孤独な狩人である。」【フィオナ・マクラウド】
「ある日のことであった。正午ごろ、舟のほうへゆこうとしていた私は海岸に人間の裸の足跡をみつけてまったく愕然とした。砂の上に紛れもない足跡が一つはっきりと残されているではないか。私は棒立ちになったまま立ちすくんだ。まさしく青天の*へきれき*であった。それとも私は幽霊をみたのであったろうか。耳をすまし、あたりを見まわしたが、何も聞こえなかった。なにもみえなかった。もっと遠くをみようと、小高いところにもかけ登った。浜辺も走りまわった。しかしけっきょくは同じで、その足跡のほかはなにもみることはできなかった。」【ダニエル・デフォー 『ロビンソン・クルーソー』】

10

「聖なる川の源は上に向かって湧き出している。」【エウリピデス】
「私は災難の起こるたびに、これを良い機会に変えようと努力し続けてきた。」【ジョン・D・ロックフェラー】「よい変化には必ず苦痛が伴う。それが特徴である。」【フェイ・ウェルドン】
「人生が低俗ではなく神聖であることを願う。一日が百年のように重みがあり、よい香りがすることを願う。」【ラルフ・ウォルド・エマソン】
「わたしの中にはわたしが一人で住んでいる場所があり、そこで決して干上がらない泉をよみがえらせる。」【パール・バック】
「心の平安と満足感を貯水池にためこみ……あとで源泉が涸れているのに強い要求があるときにのみ、そこから引くことができる、幸運な一握りの人々」【ルパート・ブルック】
「一人のときしか水を汲めない泉がある。芸術家は創造するためには自分一人にならないとできないことを知っている。作家は考えをまとめるために、音楽家は作曲するために、聖者は祈るためにそうしなければならない。」「自分の部屋、一人の時間を見つけることは、必要であり、困難であるとはいえ、それだけが問題なのではない。どうやって活動している魂を静めるかが問題なのだ。魂にどう栄養を与えるかが問題なのだ。」【アン・モロウ・リンドバーグ】
「どんなに感光に時間が長くかかろうと、大いなる存在は、大いなる存在に選ばれた写真家が撮影できるだけの間、静かに立っていてくださる。」【マイナー・ホワイト】「人生のすべてを吸収して、一日一日を着実に!」【シド・シーザー】
「ぼくの好きな引用のひとつに、サン=テグジュベリの『星の王子さま』の「大切なものは目に見えない」という言葉があります。この言葉の意味は、人間は内面が何よりも大切だということだと、ぼくは思います。きみが大きくなって、自分の中にたくさんすばらしいことがあることを理解し、また、目に見える以上のことを見ようと努力して、他の人たちの内面に隠されたすぐれた特質を見つけてくれることを願っています。」【ミスター・ロジャース】
「逆境にあったからこそ、私はここまで来ることができた。」【アーサー・アッシュ】


「自尊心はわれわれの生存の道具である。それは種の永続の道具に似ている。
それは必要であり、われわれにとって貴重であり、われわれに楽しみを与えてくれる、
しかしそれは秘めておかねばならないものである。」【ヴォルテール(フランソワ=マリー・アルエ)】





【11 - 20】

11 「わたしはわたしを祝い、わたしを歌う。わたしの心を遊ばせ、わたしの魂を招き入れる……」【ウォルト・ホイットマン】
「その人に適した仕事についていると、ちょうど実り多き果樹から美しい花が咲き出るように、仕事の中から楽しみが咲き出してくる。心から人に手を差し伸べる、思いやりのある人間になれば、感情全体がいつも落ち着いて深みが出るとともに、ちょうど心臓の鼓動が身体に絶えず活力を与えるように、その人の魂を生き生きさせる。」【ジョン・ラスキン】
「自分の幸せのときがはっきりとわかっているなら、自分の人生に必要なものもおのずとわかる。」【ジョアナ・フィールド】
「経済的安定への欲望を捨てて、心の平安を求めたとき、わたしは目を開いて自分の人生を見つめました。わたしは感謝すべきものをたくさん持っていることに気づきました。わたしは自分の富に驚き、わたしの人生にすでにあった豊かさを当然のごとく思っていたことを後悔したのです。自分が持っているものを感謝していないのに、どうして天からの恵みをもっと期待できるでしょうか。」「では一息入れて、感謝しましょう。あなたの心を呼び覚まし、感謝の念というあなたを変える力を自覚させましょう。感情的経済的安定に対する欲求を、心の平安と思い切って交換しましょう。「人生で重要な決定がなされるときに、ラッパは鳴らない。」とアグネス・デ・ミルは教えます。「運命は静かに示される。」」【サラ・バン・ブラナック】
「草の葉の一本一本に天使が宿っていて、葉に向かって『大きくなれ、大きくなれ』と囁く。」【ユダヤ教の聖典:タルムード】
「家庭は人生の心である……家庭とはくつろげるところ、自分の居場所、自分の趣味や喜びを反映する環境を作れるところだ……家庭づくりは誰にでもできる創造活動の一形式である。」【テレンス・コンラン】
「そのとき、けだかい気品を備えたゼルペンティーナが寺院の奥からすがたを現す。彼女は黄金の壺をたずさえている。その壺から美しい百合の花が一輪咲き出ている。かぎりないあこがれが言い知れぬほどの歓喜となって、彼女のやさしいひとみにもえている。こうして彼女はアンゼルムスをじっと見つめて、口をひらいた――「ああ、いとしいかた! 百合が花を開きましたわ――最上の願いが達せられました。私たちの幸せに比べられるような幸せがこの世にあるでしょうか」」【ホフマン(『黄金の壺』より)】
12 「人間の本性のうちで最も悲劇的なことといえば、どの人でも人生から逃避したくなるという点であろう。私たちはだれも、水平線の彼方にある魔法のバラ園を夢見ている。そのくせに、我が家の窓の外で今日も咲きほこるバラの花など見向きもしないのだ。」【デール・カーネギー】
「もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの少しでも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足元に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、無数にあることが分かるでしょう。」【ヘレン・ケラー】
「日常生活に鋭い視覚と感情があったなら、草が生える音やリスの鼓動が聞こえるようなもので、そうなれば静寂の裏にひそむやかましさに耐えかねて、死んでしまうだろう。だから、どんなに耳聡い人でも、愚鈍さにくるまれて歩いている。」【メアリー・アン・エヴァンズ】
「毎日家庭で行うありふれた作業は、単純な見かけに反して、魂に重要な意味を持つ。」【トーマス・モア】
「灯台下暗し」【日本の諺】
「憂鬱はいくらでも生えてくる、繁殖力の旺盛な、根の張った雑草だが、喜びには手入れが必要だ。」【バーバラ・ホランド】
13 「ものの見方を改めれば、どんな仕事でも楽しくなる。仕事に興味を持てば、会社の利益が上がって上役が喜ぶ。それはさておき、実益の点から考えても、仕事に興味を持つと人生の楽しみが二倍になる。起きている時間の約半分は仕事をしているのだから、仕事が楽しくなければ、人生は不幸になる。仕事が面白くなれば悩みは忘れるし、いつの日かは昇進や昇給も実現するかも知れない。少なくとも、疲労は最低限度に抑えられるし、余暇がずっと楽しく過ごせる。」【デール・カーネギー】
「現実を変えられないのだから、現実を見る目を変えよう。」【ニコス・カザンザキス】
「自己評価や生活から得られる喜びは、結局のところ、毎日の経験をどうふるいにかけ、どう解釈するかに直結している。幸せかどうかは心の調和次第である。宇宙の大きな力をわれわれがいかに支配できるかではない。」【ミハイ・チクセントミハイ】
「自分が何者であるかを受け入れないかぎり、決して自分の持っているものに満足しないだろう。」【ドリス・モートマン】
「仕事が楽しくやれるためには、三つの条件がそろわなくてはならない。その仕事に向いていること。やりすぎないこと。うまくできそうな感じがすること。」【ジョン・ラスキン】
「職業あるいは仕事がどんな形を取ったにしろ、内容は万人共通である。わたしたちは人間の心に奉仕するために生きている。誰かに話しかける、誰かに会う、あるいは誰かのことを考えるだけでも、世界に愛をさらに持ち込む機会を得るのだ。ウェイトレスから映画会社の社長まで、エレベーター係から一国の大統領まで、神の前で取るにたらない職業はない。」【マリアン・ウィリアムソン】
「成功は心の平安から生まれる。心の平安は、できる限りの努力をつくしたと自分で納得したときの状態だ。努力をつくしたかどうかは本人にしか分からないし、自分に何ができるかも自分で見きわめなければならない。そうした努力は、世間の評価よりもはるかに大切なものだ。評価というのは、単にきみがどう見られているかというだけにすぎないからだ。」【ジョン・ウッドン】
「自分のしていることが楽しくてしょうがない。そんなときには、いいプレイができるの。」【シュテフィ・グラフ】
14 「心を平和に保ち、あなたの人生を貫いている明確なパターンを見い出しなさい。何事も偶然ではありません。」【アイリーン・キャディ】
「世界に秩序を与えることはできない。世界は秩序そのものであり、その具現である。我々の方が、この秩序と調和しなくてはいけないのだ。」【ヘンリー・ミラー】
「知識をますます増やそう。だが敬虔の念も深めよう。理性と魂が、調子を合わせて、昔と同じく、一つの音楽を奏でるように。」【アルフレッド、ロード・テスニン】
「私は人生を人生そのままに愛する。私にとって人生は、はかなく消え去る蝋燭の火ではなく、燃えさかる*たいまつ* である。私は今、このたいまつを手にしている。この火を次の世代に手渡す前に、精一杯明るく燃やそうと思う。」【バーナード・ショー】
「ただ鍵を渡せばよい、彼らは、自分で錠を開けられるのだから。」【ロバート・R・マキャモン】
「本を読む。読む! 読む!!」【ハーマン・ウーク】
「5歳の子ならこれがわかるだろうな。だれかに5歳の子を連れてきてもらってよ。」【クルーチョ・マルクス】
「冷え切っていた、ほとんど暖房のきいていない汽車の客室で、私はB型の模型(二重らせん構造を証拠立てるDNAのX線回折像)について覚えていることを新聞のすみの余白に書きとめた。それからケンブリッジへ向かってガタガタと走る汽車の振動に身をまかせながら、二本鎖と三本鎖のどちらが正しいか考えてみた。・・・・・・自転車でカレッジへ帰り、裏門をのり越えるころには、私の腹は決まっていた。二本鎖で模型を組み立ててみよう。フランシス(クリック:共同研究者)も賛成してくれるにちがいない。」【ジェームズ・ワトソン 『二重らせん』】
15 「友人はそれぞれわたしたちの中にある世界を表している。その友人が来るまで生まれなかったに違いない世界である。その出会いによってはじめて新しい世界が生まれるのだ。」【アナイス・ニン】
「愛が主人であり、友情が訪問客であるあらゆる家庭は、まさに「楽しきわが家」と呼ぶにふさわしい。なぜなら、そういう家庭でこそ、心の疲れが休まるからだ。」【ヘンリー・ヴァン・ダイク】
「ちょっと手を休めて、窓の外の美しさを眺めよう。そこに世界がある――楽しもう。今夜外へ出て星空を眺めよう。それは大自然の驚異だ。」【デール・カーネギー】
「確かに大自然の安らかな静けさの中には、人間の微々たる悩みや疑いなど威圧する何ものかがある。あの紺碧の空や天上に群がる星々を眺めていると、心が安らかになっていく。」【ジョナサン・エドワーズ】
「時々、機会を見つけて外出しなさい。そして、リラックスしよう。外から帰ってくると、あなたの判断はより確かなものになります。いつも仕事にへばりついていると、あなたは判断力を失ってしまいます。どこか遠くへ行きなさい。仕事が小さく見えてきて、もっと全体がよく眺められるようになります。不調和やアンバランスがもっとよく見えてきます。」【レオナルド・ダ・ビンチ】
「どこかの家庭を訪問した友人は、そこの家の個性、特徴、家族のライフスタイルを感じとる。そんな特徴がその家を独特の雰囲気、活力、情熱、暖かさで包み込み、「これがわたしたちなのだ、これがわたしたちの生き方なのだ」と告げる。」【ラルフ・ローレン】
「夢とは、魂が九天九地をさまよう旅である。」【呂洞賓】
「クム・ダリヤ下流およびデルタの周辺では、水も植物も動物も、すべてが新しい。まさにだからこそ、今度私たちが計画した旅は、とらえて離さぬ大きい魅力があるのである。私たちは、アジアの一番奥の心臓部の、一見気まぐれではあるが広範な地表の変化をこの目で確かめるには、絶好の機会にやってきたのである。」【ヘディン】
「春四月ともなれば、春の装いに着かえ、若者五、六人、子供六、七人をひきつれて遊山に出、沂水の川で浴し、舞雩(ぶう)の広場で風に吹かれ、歌を口ずさみながら帰ってきましょう。それを聞いた孔子が深い嘆息をもらして、曰く、私は点(曾点:孔子の弟子)に賛成だ。」【『論語』 先進】
16 「他の人に思いやりと好意を示そう。それはあなた自身の人生にいろいろな素晴らしい方法で、何倍にもなって返ってくるだろう。」【ブライアン・アダムス】
「悲しみと苦痛は、やがて「人のために尽くす心」という美しい花を咲かせる土壌だと考えましょう。心を優しく持ち、耐え抜くことを学びましょう。……強い心で生きるために――言い方を換えれば、あせらずに、苦情を言わずに生きるために――できる限りの努力をすれば、いつかは楽しい満ち足りた生活を送れる日がやって来ます。」【ヘレン・ケラー】
「わたしは生きていることが好きだ。ときどき狂わんばかりに絶望的に、胸が痛いほど惨めになり、悲しみに身もだえするけれども、その間も生きていること自体はすばらしい、とはっきり自覚している。」【アガサ・クリスティー】
「ほんとうのものはびくともしない。ほんとうでないものは存在しない。そこに神の平安が宿る。」【マリアン・ウィリアムソン】
「幸福になる義務ほど過小評価されている義務はない。幸福になることで、人は世間に匿名の慈善を施している。」【ロバート・ルイス・スティーブンソン】
「感謝は充実した人生の扉を開ける。感謝することで、自分の持っているものが充分足りるものとなり、さらにはあふれんばかりになる。感謝により、否定は受容、混乱は秩序、混沌は清澄に変わる。食事は宴会となり、家は家庭となり、他人は友となる。感謝は過去を意味あるものとし、今日の平安をもたらし、明日の未来像を作る。」【メロディー・ビーティー】
「人生は試練とチャンスに満ちている。挑戦と挫折を繰り返す中で、チャンスは最大限に利用しながら生きていくためには、「自分を正しく評価する」ことが大切だ。両親、友人、先生、同僚をだますことは可能だ。しかし、天国の鍵をもってしても、自分をだますことはできない。きみがなにをするにしても、つねに正しく見極め、自分の基準を満たすことを考えよう。以前、この考え方を単純明快に説明した文を読んだことがある。「鏡をのぞき込んだときはかならず、目の前の人物に敬意を表し、ほめてあげよう!」」【トニー・ラルーサ】
17 「葦のようにいつも*しなやか* であれ。杉の木のように*かたくな*ではいけない。」【タルムード(ユダヤ教法典)】
「夫婦間において、「私のもの、お前のもの」という奇妙な区別を絶対に用いるべきではない。これがあらゆる法律問題や訴訟や世界大戦の原因になっているからだ。」【ジェレミー・テーラー】
「愛に溢れた人は、愛に溢れた世界に住みます。敵対的な人は、敵対的な世界に住みます。あなたが出会う人は、あなたの鏡です。」【ケン・ケイエス・ジュニア】
「家庭に意義がないのなら、どんなものにも意義がない。」【ヘンリエッタ・リパガ】
「よほどの才能の持ち主でないと、完璧な家庭を作る上で出てくるさまざまな問題に独力で対処できない。」「作りかけの家庭にうんざりする必要はない。最善の自分を表現していない家庭、あるべきものがかけている家庭、ある部分が必要もなく醜かったり、不快だったりする家庭……むだがどうしても生じる家庭、些細なことで住人の神経に触り、それゆえに暮らしの調和が損なわれる家庭――そんな家庭はなんとかしなければならない……家庭を理想に近づけるのをホビーにしてはどうだろうか?」【アーノルド・ベネット】
「われわれは、べつべつになったら、それぞれ、ひと組のはさみの片刃にすぎんのだ。だが、組み合わせたら、ひとかどの働きはするはずだよ。」【チャールズ・ディケンズ】
「重婚。それはふたつの儀式が不正を生みだす唯一の犯罪だ。」【ボブ・ホープ】
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「わたしたちの仕事がなかなか世間に認められない原因の一つは、私たちが知らず知らず創造するよりも人と張り合っているからであり、それは霊感の流れを必ずショートさせてしまうのです。」「どうしてわたしたちは他人と競争して苦しむのでしょうか? 比較することは巧妙なそそのかしにより自己破壊に至る道の一つだと思います。他人の期待に応えられないのなら、初めからやる気もないのですか? 比較の断層線はわたしたちの生活の地中深く横たわっているので、心が痛みます。」【サラ・バン・ブラナック】
「運のはなはだ悪い人は安心するがいい。なぜなら、なおいっそうの悪運におちいる心配はないから。」【オーヴィット】
「あなたは深いところで、とても良く知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。それは『愛すること』だということを。あなたの苦しみを愛しなさい。それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。苦しいのは、あなたが逃げているからです。それ以外ではありません。」【ヘルマン・ヘッセ】
「大勢の人が生涯一度も成功しない理由は、好機が訪れたときに裏庭で四つ葉のクローバーを探しているからだ。」【ウォルター・クライスラー】

19 「私の人生の出来事で、偶然は一つもない。すべては内なる必要に迫られて起こった。」【ハナ・セネシュ】
「もしも幸せで、創造的で、充実した人生を送るつもりなら、欲しいものと必要なものとを区別することが肝要です。」【サラ・バン・ブラナック】
「何かを強く必要としているときには、必ずそれを見つけるものだ。必要とするものは、恋人のようにあなたに引きつけられるからだ。」【ガートルード・スタイン】
「いいですか……あなたの遊びに言い訳はいりません。言い訳を決しておっしゃるな。」【ウィリアム・シェイクスピア】
「贅沢に価格は必要ではない――心地よさそのものが贅沢である。」【ジェフリー・ビーン】
「心の中に夢が通える秘密の場所を確保しなさい。」【ルイーズ・ドリスコル】
「夢想は空っぽの頭ではない。それは充実した魂を知る一時間という贈り物なのだ。」【ガストン・バシュラール】
「珠玉の時間を無為に過ごさないように、と注意を受けたことがあるだろう。そうなのだが、無為に過ごすからこそ珠玉の時間となるときもある。」【J・M・バリー】
「釣りの定義=竿と一本の糸が使われ、一方の端にはミミズが、もう一方にはバカが付いている。」【サミュエル・ジョンソン】
「オリンピックに初めて出場したとき、スタート台の上で私は笑っていました。だって、楽しかったんですもの。楽しむこと、それがすべてですね。」【ジャネット・エヴァンス】
「クマのプーさんは、11時のお茶が大好きだ。もっともプーさんは、お腹で11時ごろと感じたときには、何時だろうとお茶とハチミツをいただくのが好きだけれども。」【バニー・クラムパッカー】
「自分の好きなものが少しあれば、気分がよくなる。」【マリー・ロイド】
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「まったく起こらないかもしれない将来の不幸によって、どうして今の幸せを壊してしまうのですか?悲しみの一つひとつには、二重もの影があります。そして、ほとんどの影は、あなたが自分で作っているのです。」【シドニー・スミス】
「仕事を愛する気になれず、嫌でたまらないなら、仕事なんかやめて、寺の門前へ坐って、仕事が好きな者の施しでも受けるが良い。」【カーリル・ギブラン】
「心配ならば私たちは行動を起こすべきであって、憂鬱になるべきではない。」【カレン・ホーニー】
「わたしの人生にはいつも汚れた皿があります。この流しが瞑想の場になるのなら、ここでは不変性を学ばせてください。」【ギニラ・ノリス】
「人は誤って、偽の魂、あるいはエゴを、自分自身だと思い込んでいる。自分の本質を、真の存在、すなわち永遠不滅の魂と同一化した時、人はすべての苦しみは、現実ではないことを発見する。そして、もはや、苦しみの状態を想像することすらできなくなる。」【パラマハンサ・ヨガナンダ】
「人は田舎や海岸や山にひきこもる場所を求める。君もまたそうしたところに熱烈にあこがれる習癖がある。しかしこれはみなきわめて凡俗な考え方だ。というのは、君はいつでも好きなときに自分自身の内にひきこもることが出来るのである。実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠れ家を見出すことはできないであろう。」【マルクス・アウレリウス】

「人生でわれわれが心から受け入れるものはすべて、変化を遂げる。」【キャサリン・マンスフィールド】

「求められるままに、受け入れるが良い。受け入れてから、自分のやり方に合わせればよいのだ。」【ロバート・フロスト】

「本当の親切とは、親切にするなどとは考えもせずに、行なわれるものだ。」【老子】

「変化はあのうんざりした気分によく効く治療法だ。変化といっても、必ずしも旅行とはかぎらない。
家具の位置を変えるのは、男性が休暇旅行をするに相当する……
ピアノが部屋の別の隅にあり、サイドボードが窓の下に移動し、
ベッドが反対側の壁に面しているのを見るとき、これほど気分が一新し、
いわゆる寿命が延びる思いをすることはない。」【エルシー・キング・モアランド】




【21 - 30】

21

「機を逸するな。順風に逆らうな。」【ホキリデス】
「時の与えるあらゆる利益を迅速に利用せよ。」【ウィリアム・シェイクスピア】
「人生で成功する秘訣は、良い機会がやって来たら直ちに迎えられる心構えができていることだ。」【ベンジャミン・ディズレーリ】
「鳥が飛び去ってから尾をつかもうとしても無理な話である。」【ドストエフスキー】
「賢者は、機会(チャンス)を幸福に変える。」【サンタヤナ】
「あなたは人生で何度も目のくらむような機会を与えられますが、大いなる存在は一つの仕事については一回きりしかあなたを訪れません。あなたを通して創造的表現を求め、そして次へ回ります。大事なのはその仕事が成就されることです。もしあなたがしないなら、ほかの人がやります。だから大いなる光に包まれたすごいアイデアが頭に閃いたら、注意しなさい! あなたの頭に浮かんだということは、ほかの脳波だって感度がよければ、創造的エネルギーの映像をじきにキャッチできるのです。」「閃いたそのアイデアはすばらしいものですか? あなたの心の目にはその実現した様子が見えますか? それは息を飲むほど見事ですか? 小説家のゲイル・ゴットウィンは言います。「あるものは、それ自体の神秘的な時間に、人とは関係なくそれ自体のやり方でやってきて、絶対的な取捨選択を迫る」 だから神のため、自分のため――「イエス」と言いましょう。」【サラ・バン・ブラナック】
「決して機会は失われない。他の人に取られるのだ。」【作者不詳】
「多くの人が人生で成功を手にできないのは、チャンスが玄関扉を叩いた時、裏庭に出て四葉のクローバーを探しているからだ。」【ウォルター・クライスラー】
「望んだ以上の結果を手に入れた今、明日引退することになっても後悔はしない。」【アンドレ・アガシ】

22 「愛には三種類ある――(1)美しい愛 (2)献身的な愛 (3)活動的な愛」【トルストイ】
「わたしたちが美しくあり、人を愛し、愛され、すべてのことに栄えるのは、神の意志である。わたしたちが創造された目的である女神になることは、神の意志である。」【マリアン・ウィリアムソン】
「今は一年の高潮のとき、引き潮で攫われた人生の一部は、楽しげな泡の満ち潮とともに戻ってくる。満たされた心は、あと一滴でこぼれるほど、今は喜びにあふれている、なぜならこれが神の御旨なのだ。」【ジェームス・ラッセル・ローウェル】
「翌日彼女は森へ出かけた。曇った、静かな午後で、暗緑色の山藍が榛(はしばみ)の矮林の下に拡がっていた。すべての樹木は音も立てずに芽を開こうとつとめていた。巨大な槲(かしわ)の木の樹液の、ものすごい昂まり。上へ上へと騰って芽の先まで届き、そこで血のような赤銅色の、小さな焔かとも思われる若葉となって開こうとする力を、彼女は今日は自分のからだの中に感じた。それは上へ上へと脹れあがり、空に拡がる潮のようなものだった。」【D・H・ロレンス】
< RUBY>
「外的生活のいらだちを覚える些事に、最もうまく対処できるのは、やはり、本物の深い内的生活を送っている人々である。」【イヴリン・アンダーヒル】
「心の目を見開いて、あなたの中にある宝庫を見つけさえすれば、あなたの周囲には無限の富がある。あなたの中には金鉱があって、人生をはなやかに楽しく豊かに生きるために必要なものを何でも引き出せる。」「ぜひとも頭に入れておかねばならないのは、潜在意識がある考えを受け入れると、それを実行し始めるということだ。」「潜在意識は観念のつながりによって動きながら、生きてきた中で集めたあらゆる知識を駆使して目的を遂げようとする。心の中にある無限の力、エネルギー、知恵を引き出す。あらゆる自然の法則を用いてやり通す。ときにはそうやって困難な問題に即座に解決をもたらすが、何日も何週間もそれ以上もかかるときもある。……潜在意識がどのように働くかは、はかりしれない。」【ジョーゼフ・マーフィ】
23 「試練は学びのチャンスにすぎません。あなたが学び損なったことを学び直すためのものです。だから、以前は間違った選択をしたけれど、今度はもっと良い選択ができます。そうすれば、前の選択がもたらした苦しみのすべては消えるでしょう。」【ア・コース・イン・ミラクルズ】
「急いでまとめあげようとしてはならない。せっかちにやり過ぎて、後から後悔するという過ちを犯すのだ。」【トム・ホーガン】
「よい判断を下すには情報が必要だ。」【モーガン・ウーテン】
「熱意だけで雇われているなら、その熱意のあまりに首になるだろうね。」【ヴィンス・ロンバルディ】
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「愛だけが、生きとし生けるものをつなぐことができ、生きとし生けるものを完全にし、充たすことができる。なぜなら、愛だけが最も深いところで生きとし生けるものを、一つにするからだ。私たちがすべきことは、私たちの愛する力が広がって、人類と地球全体を包むのを想像することだけだ。」【ティラード・デ・シャルダン】
「人間関係、健康、キャリア、あるいはどんな分野での精神的苦痛を感じていようとも、愛が効能のある力であり、治療薬であり、答えである。」「安らかな心へ戻ることを求めている。自分を変えるために、外の何かが変わることを願っているのではなく、心の中の何かが変わることを願っている。」【マリアン・ウィリアムソン】
「金持ちになりたい一身から出発しても成功しない。志はもっと大きく持つべきだ。ビジネスで成功する秘訣はごく平凡である。……日々の仕事をとどこおりなく成し遂げ、私がいつも口を酸っぱくして言っている、「商売の法則」をよく守り、頭をいつもハッキリさせておけば、成功は間違いなしである。」【ジョン・D・ロックフェラー】
「世間に何かすれば、必ずそのお返しがある、と私は堅く信じています。直後にではないかもしれないし、期待していた形ではないかもしれないが、最善を尽くせば、最善の形で戻ってくるのです。今はそれを実行するときです。」【サラ・バン・ブラナック】
「人生に近道はない。高い目標に向かって、日々、最善の努力を積み重ねれば、望んだすべてを達成できる――ただし、強い精神力と、自分が持っていると思っているよりずっと大きな心と、腹の中で燃え盛る情熱が必要だ。」【フランク・ハワード】
「自分が幸せに感じることをやろう。庭仕事でも、売る仕事でも書く仕事でも、とにかくやっていて幸せを感じれば、きみは一生懸命がんばるはずだ。一生懸命がんばれば、それだけたくさんのことが学べる。たくさん学べば、よりたくさんのことができる。そうやって幸せにしていれば、成功も一緒にやってくる!」【ジム・デイヴィス】
「お金の話はしないでほしいな。神様が私に財産をくれた、としかいいようがないんだから。」【ラリー・バード】

25 「事業だって? きわめて簡単なことさ。それは他人の金のことだよ。」【デュマ・フィス】
「金持ちは世界の隅々にまで従兄弟やおばさんを持っている。貧乏人が持っている親戚は不幸だけだ。」【コッツェブー】
「金持ちは、他国へいっても、いたるところにわが家があるが、貧乏人は、自分の家にいても、よそ者である。」【リュッカート】
「薄い財布を持ちこたえさせるよりは、厚くするほうが簡単だ。」【ジョージ・S・クラソン】
「わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、わたしにとっては何物にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。わたしは決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。」【チャールズ・シュワッブ】
「まず相手の長所を誉める。それから徐々に相手の欠点を教えてやればよい。この方法を用いれば、会社、工場、家庭で効果があり、妻に対して、子供に対して、両親に対して、ほとんど世界中の人間に対して効果がある。」「人間にもっとも必要な特質とは何だろうか。管理者の能力、偉大な精神力、親切心、勇気、ユーモアを解する心――こんなものはみな違う。もっともそのどれもが、ごく重要であるが。私の考えでは、それは友人を作る能力である。一言にして言えば、相手の最大の長所を見出す能力である。」【デール・カーネギー】
「黄金で開かない鍵はない。」【ユダヤのことわざ】
「受け取る者ではなく与える者になりなさい。自分自身よりも他者を愛しなさい。」【デイブ・コーウェンス】
「覚えておいてほしい。なにもしないでなにかを得ることはない。すべての成功のうしろには多大な努力がある。」【ディック・ヴァン・パッテン】
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「一年中日光は太陽から発するのに、どうしてよい日と悪い日があるのか?主の定めにより、日々はそれぞれ異なり、主は季節と祝日を決められた。主はある日をよい日として清められ、ある日を普通の日と定められた。」【集会の書<ベン・シラの知恵>三十三章七 ―九節】
「陽のあたる場所ばかり見ていれば、影は見えません。」【ヘレンケラー】
「世界が自分にしてくれる以上のことを世界のためにすること。それが成功だ。」【ヘンリー・フォード】
「愛の本質は個人を普遍化することである。」【コント】
「与えるということは、無条件に、何も期待せず、限界なしに自分の愛を広げることです。だから、私たちがただ与えることだけに集中し、その見返りを期待せず、あるいは、人を変えようと思わなければ、心の平和が得られます。ただ与えたいという気持ちが、時を超越した心の平和と喜びをもたらします。」【ジェラルド・ジャンポルスキー】
「魂は、歓喜の経験を迎え入れられるように、いつも少し隙間をあけておかねばならない。」【エミリ・ディキンソン】
「恵みは何もない空間を埋めるが、受け取れる空間がある場合しか恵みは入れない。そしてその隙間を作るのは恵みそのものである。」【シモーヌ・ヴェーユ】
「今日、新しい太陽が私のために昇る。あらゆるものが生きている。あらゆるものが活気に満ちている。あらゆるものが私の情熱について語りかけるように思われる。あらゆるものがその情熱を大切にせよと告げる。」【アン・デ・ランクロ】
「光るものがすべて金とはかぎらない。」【デイヴィド・ギャリック】

27 「巧をもって人に勝つことなかれ。謀をもって人に勝つことなかれ。戦をもって人に勝つことなかれ。」【荘子】
「きみもいつかわかってくれるだろう。成功は幸せをもたらさないが、幸せは成功をもたらすことを。」【ジョー・マンテーニャ】
「人間関係がはぐくむ愛情と力のほうが、物質的に恵まれたり、同僚たちに評価されたりするよりもずっと大切だということを。成功を計る尺度は、家族と友人たちとの関係であって、長年かけて蓄えた財産ではないということを、いつかきみが発見してくれることを心から願っているよ!」【フランク “キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン” アハグネイル】
「私は激しい性格の人間だ。何かを手に入れたいときは、全身全霊をかける。ぎりぎりまで自分を追い込むんだ。」【グレッグ・ノーマン】
「経済学者や政治哲学者の思想は、それが正しい場合にも間違っている場合にも、一般に考えられているよりもはるかに強力である。事実、世界を支配するものはそれ以外にはないのである。どのような知的影響とも無縁であるとみずから信じている実際家たちも、過去のある経済学者の奴隷であるのが普通である。権力の座にあって天声を聞くと称する狂人たちも、数年前のある三文学者から彼らの気違いじみた考えを引き出しているのである。」【ジョン・メイナード・ケインズ】
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「自分が今かかっている病気をがまんする方が、決してかからないかも知れない病気について思い悩むより利口である。」【ラ・ロシュフコー】
「健康は実に貴重なものである。これこそほんとうに、人がその追求のために、たんに時間ばかりでなく、汗や労力や財宝をも、いな生命さえも、ついやすに価する唯一のものである。」【モンテーニュ】
「人間が、自分で自分の内から才能を作らずに、これを他人から貰い受けることができると考えるのは、無理な話であって、あたかも招かれた先で、医者とたびたび晩餐を共にするだけで、健康を養うことができると考えるようなものである。」【マルセル・プルースト】
「病気は医師である。その言葉にわたしたちは熱心に耳を傾ける。親切や知識に対しては、わたしたちは約束をするだけだ。苦痛に対しては従う。」【マルセル・プルースト】
「庭仕事、読書、あるいは家計簿をつけることであってもいい、何かに熱中するあまり、呼吸が遅くなり、豹が獲物に忍び寄るように心が研ぎ澄まされるときがある。この状態のとき、想像性が開花し、直感が叡智へと発展し、肉体の自然の治癒力が働き、肉体と精神の可能性が最高に発揮され、心理的に満足感を味わうのだ。」【ボリセンコ】
「いちばんすてきで楽しい日は、何かすばらしいことやどきどきするようなことが起こった日ではなくて、ごく単純な小さな喜びが、糸から真珠が一個ずつ滑り降りてくるように、静かに連続する日だと思う。」【赤毛のアン:ルーシー・モード・モンゴメリ】
「この肉体に聖なる川がある。ここに太陽と月があり、巡礼地のすべてがある……自分の肉体ほど恵みに満ちた寺をわたしは知らない。」【サラハ】
「肉体は形を整えられ、訓練され、尊ばれ、次第に信頼される。」【マーサ・グレアム】

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「富める人がその富を自慢にしているとしても、かれがその富をどんなふうに使うかということが判るまではかれをほめてはならない。」【ソクラテス】
「財産というものは、人間の道徳的価値や知能的価値をつくるものではない。平凡な人間にはそれはただ堕落の媒介となるだけだが、確固たる人間の手もとにあれば、有力な梃子(てこ)になる。」【モーパッサン】
「人は言ふ。我が教へ、倹約を専らにすと。倹約を専らとするにあらず、変に備えんが為なり。人は言ふ。我が道、積財を勤むと。積財を勤むるにあらず、世を救い世を開かんが為なり。」【二宮尊徳】
「私は人生をあるがままに楽しむ。たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が躍る、輝かしい人生が送れるはずだ。夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す。」【ソロー】
「愛こそは、天上へわれらをみちびく、みちびき
の星であり、乾いた荒野の緑の一点であり、灰色の砂にまじる、一粒の黄金である。」【ハルム】
「お金は天から降ってくるのではありません――この地上で稼がなければなりません。」【マーガレット・サッチャー】
「僕たちは野球で金を稼げる一人前の男でなくてはならない。同時に自分の中に少年の心もたっぷりと持っていなくてはいけないんだ。」
「今、最善を尽くすだけです。明日のことなんて気にしません。関心があるのは、今日、起きていることだけです。」【マーク・スピッツ】
「誰でも財産を手に入れるときには、同時にささやかながら算術の知識も手に入れる。」【ラルフ・ウォルドー・エマソン】
「レースは速い者のためにあるものではないし、戦いも強者のためにあるのではない。しかし、賭けるとなれば別だ。」【デーモン・ラニョン】
「金持の人間が、楽しく遊んでいるように見えて、じつは、我が身を犠牲にしてやみくもに"まゆ"をつむいでいる蚕のような生活をしているとは、ほとんどの人が気がつきません。これが金持の本来の姿なのです。おそらくは疚しい手段で手に入れたであろう財産を、守り、管理するべくかれらは、自分自身の骨身をけずっているのです。だから、健康と生きていくに不自由しない資産と、なにものにもまさる穏やかな良心があれば、深く感謝しましょう。」【ウォールトン】

30 「自分の心の中で正しいと信じていることをすればよろしい。しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。どちらにしても批判を逃れることはできない。」【エリノア・ルーズヴェルト】
「私が義務感と信念に基づいて行動している限り、いくら悪口を言われようとなんともない。害になるよりはむしろ益になるくらいだ。」【ウィンストン・チャーチル】
「なにもしなさんなって。そうすりゃだれも批判できないからさ。でも、どのみち批判はされるんだ。」【モルト・ウォーカー】
「希望とは、輝く陽の光を受けながら出かけて、雨にぬれながら帰ることである。」【ルナール】
「わたしは「うぬぼれている」と思われていた。それは違う。自分に自信が あっただけなのだ。それは今も昔も自信のない者には許せないことだったのである。」【ベティ・デイヴィス】
「何かのために立ち上がらない者は、すべてにだまされる。」【マルコムX】
「この世は敵意に満ちているとか、世界は末期状態だなどという人の言葉を信じないように。だれかを憎んだり恐れたりする必要はない。この国はすばらしい国だから、きみにもかならず良き人生を送るチャンスが訪れるはずだ。」【ヒュー・ダウンズ】
「世の中に事件が何も起きていない、ニュース取材者たちは眠っている、あるいは競争相手のニュース取材者たちのほうがもっと機敏である、といった印象を人々に与えないためには、どうしたらよいか? 印刷や放送の経費が増大するにつれて、輪転機(※印刷機械の一種)をいつも動かし、テレビをいつも放送していることが財政的に必要になった。疑似イベントを製造しなければならない必要は、いっそう強くなった。かくしてニュースの取材は、ニュース製造へと変化したのである。」【ブーアスティン】




【31 - 40】

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「心の扉を開いて、創造性のスイッチを押すすべを学ぼう。自分の中に明かりが灯る。」【ジュディス・ジャミスン】
「天才の一パーセントは「インスピレーション」(ひらめき)から成り、九十九パーセントは「パースピレーション」(汗)から成っている。」【トーマス・エディソン】
「火が光のはじめであるように、つねに愛が知識のはじめである。」【カーライル】
「「流れ」を経験するとき、わたしたちは目のくらむような上昇を味わいます。神経を張り詰め、飛翔し、われを忘れ、真の自己となり、能力をぎりぎりまで使います。」「「流れ」に乗る状態には、シンプルな喜びを感じることから多く到達します。あるいは適切な態度で注意を集中するならば、仕事からでも到達します。自分のしていることに精神的エネルギーを注ぐという、意識集中が「流れ」を呼び込みます。混乱を締め出し、創造的エネルギーを内にためられるようになると、意識集中により能力を限界以上に発揮できるのです。
」【サラ・バン・ブラナック】
「心の中の混乱を取り除き、そこから秩序めいたものを創造できることは、なんという恵みであろうか。」【キャサリン・パターソン】
「本物のエレガンスは心の中だけにあり、それさえあれば、あとは自然に外に現れる。」【ダイアナ・ブリーランド】
「自分の心に描く夢の実現に向かって努力する時、ふだんなら思いもよらぬ成功が得られる。空中に楼閣を建てても無駄骨には終わらない。楼閣は空中に建てるものだ。さあ、その下に土台を立てよう。」【ソロー】
「一生懸命に働き、自分を律し、目標を持つ。成功するために最も重要なのは教育だ。星に向かって手をのばそう。」【ジョージ・ブランダ】
「あえて人と違うことをしよう。あえてみんなと違う人間になろう。前例がないとか、だれもそんな風にはしないなどという言葉であきらめたり、アイデアを捨てたりしないこと。そう言われたら、ますます試す価値がある。だれかがあえて違うことをやろうとしなかったら、自動車も飛行機も存在しなかったはずだ。自分の心に従うこと。教育や知識もとても大切だが、心が頭に同調しないときは、心のほうが正しいことが多い。それから、幸せでいること! 幸せは富や物ではない。世の中には不幸で惨めな金持ちがたくさんいる。幸せはお金がかからない。なにも持っていなくても幸せにはなれる。」【ノーム・クロスビー】
「英語でCloud nine(第九の雲 ※究極の高みにある積乱雲)といえば、「至福の状態」を意味する――天にも昇る心地だ。」【バニークラム・パッカー】

32 「地位を向上したければ、じっと手をこまねいていないで、いっそうの努力に励むことだ。これは苦しいし、へとへとに働かねばならないが、長い目で見れば、必ず得る所がある。」【デール・カーネギー】
「長い年月が経ってから、彼女は人生が方向転換をしたその瞬間を思い出したに違いない。それはあらかじめ決められていたのではなかった。彼女は選んだのだ。もしくは選んだのと同じだった。受け入れるか、拒絶するかを。未来への十字路を今曲がるか、次で曲がるかを。」【イヴリン・アンソリー】
「成功は目的にではなく、その過程にあります。楽しみの半分は、そこに行き着くまでにあります。」【ギタ・ベリン】
「Q.幸せとはなんですか? A.ある出来事に対するその場のうれしい反応。これは長くは持続しないが、喜びは続く。」【ボビー・ボウデン】
「勝つためにはスコアをあげなきゃいけない。ペナルティエリアにいたんじゃ、得点はむりだろう? 平常心をもつことが大切なんだよ。」【ボビー・ハル】
33 「望みのものを取るがいい、しかしその代償を支払うのを忘れてはいけない、と善なる神は言われる。」【古い箴言】
「応えられた祈りはこわい。責任が含まれているからだ。自分がそれを頼んだからだ。それを得たからには、どうすべきかが問題となる。でなければなぜ『願い事には気をつけよ、本当にかなうかもしれないから』という用心深い慣用句があるのか? 応えられた祈りは私たちの手にその願いを戻すのだ。それはあまり気持ちの良いものではない。」【ジュリア・キャメロン】
「偉くなろうとするのをやめて、個性を持とうとするとき、どれほど心労が減ることか」【ガブリエル・ココ・シャネル】
「成功や経済的独立を手中にするのは、おうおうにして、それを得るために努力した理由がなくなってしまってからであるのは、人生のまさに悲しい皮肉だ。」【エレン・グラスゴー】
「満足を得る秘訣は、めいめいが自分の実力と限界を自力で見出し、自分が十分に力を発揮できる仕事とは何であるか知るとともに、どんな成功者であろうと権力者であろうと、その地位は大宇宙に比較すれば微々たるものだということを悟るだけの分別を持つことである・・・・・・つまり、本当の自分自身になりきる勇気、孤独に耐える勇気、自分と違うものになろうとしない勇気を持つことだ!」【林語堂】
「私は百万長者の正反対だが、その地位を私に与えるのは危険だろう。」【マーク・トウェイン】
「明日、また明日、また明日と、小刻みに一日一日が過ぎ去って行き、定められた時の最後の一行にたどりつく。きのうという日々はいつも馬鹿どもに、塵泥の死への道を照らして来ただけだ。消えろ、消えろ、束の間のともし灯! 人生はただ影法師の歩みだ。哀れな役者が短い持ち時間を舞台の上で派手に動いて声張り上げて、あとは誰ひとり知る者もない。」【シェークスピア 『マクベス』】
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「適切なときに起こり、そのために適切な人物が現れて、私たちの生活が突然重要な新方向へ向かうとき、その神秘的な一連の出来事に深い意味があることを直感しなければならない。」【ジェームズ・レッドフィールド】
「コレクションのひとつひとつが独自の物語、独自の思い出を持つ――探したこと、買った日、そのときの連れ、その休暇……」【トリシア・ギルドとエリザベス・ウィルハイド】
「真理は不変である。しかし、あなたがそれをどう認識するかは、大きく変化する。」【ジョン&リン セントクレアトーマス】
「ぼくの一番のアドバイスは、できるだけ賢くなりなさいということだ。そうすれば、アドバイスされたときに、どのアドバイスが適切かが分かるから。」【ラリー・ゲルバート】
「心を鎮めて、この世の美しさと、この世に蓄えられている莫大な、無限の宝に気づこう。あなたの中にあるものすべて、あなたの心が望むものすべて、自然があなたのために特別に用意したものすべて――あるいはそれと同等のものが、あなたのためにこの世のどこかに埋められている。それは必ず見つかる。だが、それにも増して確かなのは、定められた時よりも一瞬たりとも早くは見つからないことだ。泣いても、焦っても、手を伸ばしても、何の役にも立たない。だから、そんな手を使うのはやめよう。」【エドワード・カーペンター】
「詩人の精神というものは創作の用意がすっかりととのっている場合には、いつでも別々の離れた経験を合わせて一つにするが、ふつうの人間の経験はごたごたでしまりがなくてばらばらである。ふつうの人が恋をしたりスピノザを読んだりする場合、この二つの経験はたがいに何のかかわりもないし、またタイプライターの音や料理のにおいとも関係がない。だが詩人の精神の中ではこういう経験がいつも新しい全体を形成しているのだ。」【T・S・エリオット】

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「仕事がすらすらと達成できた時――言いかえれば、うまい方法が見つかった時、「仕事はこうすればうまくできる」ということが一段と呑み込めた時――それは帽子に上衣、食物に酒、火に馬、健康に休日がそろったようなものだ。少なくとも私の場合、仕事がうまく行くと、こんなイメージが魂に浮かぶのである。」【エマーソン】
「あるものに祝福を与えると、それは祝福を与え返すだろう。それに呪いをかけると、呪い返すだろう……ある状況に祝福を与えると、それはあなたにとって害を与える力がなくなり、たとえ当分は困難な状況であっても、心から祝福したのであれば、やがてその困難は消えるだろう。」【エメット・フォックス】
「できると考えるときには、できるのです。できないと考えたら、そのとおりになります。」【メアリー・ケイ・アッシュ】
「伯母のマギーが、学校のノートにこう書いてくれた。「よい、よりよい、一番よい。よいがよりよいになるまで、よりよいが一番よいになるまで、決して気を抜かない。」うまく対処できないと感じるとき、ぼくはいつもこの言葉を思い浮かべる。」【ベン・E・キング】
「俺がマークしているやつは、まだ予測の範囲でしか動いていないよ。」【ジュリアス・アーヴィン】
「コートで起きていることが全部わかるんだ。状況がわかるから対処できるのさ。」【ラリー・バード(バスケットボール)】

36 「感情を素直に感じることは、感情と知性と肉体の状態を一つに統合することです。感情と闘ったり、感情を否定しようとすると、あなた自身の現実から遊離してしまいます。」【ジェーン・ロバーツ】
「愛は遠くにあろうとも、しかしいつも、そこにある。星の光のようにとこしえに遠く、また近くに。」【アルント】
「悟りと自己認識により、わたしたちは自己の方向をもう一度定め、自己の位置をもう一度調整し直すことができる。肉体については、新しい動かし方を見つけ、それを喜び、よい食べ物を必要とされる分量だけ取ることにより、達成できる。魂、すなわち自分自身が価値あるよい存在であるという意識については、自分の魂を大地と結びつけ、他人の魂と結びつけることで達成できる。」【ダイアナ・ロウシュ】
「自然は決して繰り返さないし、ある人の魂の可能性は他人の中には決して見つからない。」【エリザベス・ケイディ・スタントン】
37 「我々は、ただ生き残り、永生きするために、ここにいるのではない。あらゆる局面から人生を生き、知るために、ここにいる。そしてまた、人生の豊かさと多様性を知るために、ここにいるのだ。多面的に生き、すべての可能性を探求し、どんな挑戦にもひるまずに立ち向かい、それを歓迎し、必要な時に立ち上がれば、人生は炎となり、開花するのだ。」【バグワン・シュリラジニーシ】
「自分のとげは、自分の一番の長所だ。」【マリアン・ムーア】
「人生は勇気のいる冒険であるか、何もないかだ。変化に向かって敢然と顔を上げ、目の前の運命に対して自由な精神を発揮するとき、その力は敗北を知らない。」【ヘレン・ケラー】
「自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。」【ラ・ロシュフコー】
「お前の気持ちに従うのだ。お前の気持ちを信じるのだ。……フォースがお前と共にあるように。」【スター・ウォーズ】
「わたしの作らない芸術作品は、今後も誰も絶対に作らない。」【シモーヌ・ヴェーユ】
「人生で何かを達成する方法は、懸命に努力することだけだ。努力すれば勝ち、しなければ勝てない。」【ブルース・ジェナー】
「自信をもって、自分の夢に向かって進みなさい。あなたが思うとおりの、人生を生きなさい。人生を単純にしていくに従って、自然の法則もどんどん単純になってゆきます。孤独は孤独でなくなり、貧しさは貧しさでなくなり、弱さは弱さでなくなります。」【ソロー】
「ほんの少しの才能、ガッツ、そして努力する意志、それらがある人なら誰でも成功できます。」【ウィリー・シューメーカー】
「「〜したい」という願望とやる気が鍵。目標を無我夢中で追い求めていく決意とコミットメント(※献身、専心)があってこそ、人はそのゴールに到達できる。」【マリオ・アンドレオッティ】
「勝利によって自信が生まれ、自信が勝利を生む。」【ヒューバート・グリーン】
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「人を憎むのは、ネズミ一匹を追い出すために、家全体を焼き払うようなものだ。」【ハリー・エマソン・フォスディック】
「あなたが許した時、あいつにひどい目に合わされたと思っていたことが、実は、本当は起こっていなかったことに気がつくでしょう。」【ア・コース・イン・ミラクルズ】
「不満を抱いた人は、危険な師です。どんな意見を言うのかだいたい見当がつく人の助言は求めないことです。あなたには否定的なテープをまた聞くほどの余裕はありません。躊躇することで、むしりとられた夢の数は、運命が与える困難な状況、重大な障害、危険な回り道でつぶれる数よりも多いのです。他人の否定的意見に屈服して、真の自己を滅ぼしていくのは、自己虐待の危険で巧妙で魅力的な方法です。他人の意見に毒されない人はめったにいません。わたしたちは冷静に助言を見極め、その所以を考え、意見を評価することを学ばなければなりません。もしも情報が洞察力に満ち、自分では考え及ばなかったものであれば、その情報を参考にします。もしも気が滅入るような情報であれば、忘れなさい。相手との会話をきっぱりと、ていねいな口調で打ち切りましょう。それより、今後はその話はしないことです。
」【サラ・バン・ブラナック】
「知恵はつねに力より上手である。」【ファエドルス】
「自分の身に起こることをつねにコントロールすることはできないが、起こったことに対する反応をコントロールすることはできる。失ったものはあきらめ、負けないすべを学ぼう。」【フィル・ニークロ】
「真の芸術と真の芸術家はどんな口実で攻撃されてもかまわない。保護されるのはいつもまやかしの弱い芸術なのだ。真面目な芸術家たちに対し、多くの干渉がなされた。私は今ここにそれをあげつらう気はないが、いつの日かそれについて語るかもしれない。私は彼らの主張に対抗し、そのやりをへし折ってやりたい。」【グスタフ・クリムト】
「特定の時代には、あれは“魔女”だというこの言葉が発せられただけで、憎悪のため、その憎悪の対象になった者は誰彼なしに殺されてしまったことに注意していただきたい。女たちの嫉妬、男たちの貪欲、これらがじつにうってつけの武器を手に入れるわけだ。どこそこの女が金持ちだって?……“魔女”だ。――どこそこの女がきれいだって?……“魔女”だ。」【ジュール・ミシュレ】

39

「教養ある人々に会って真っ先に心打たれること、そしてその中でもとりわけ高邁な精神の持ち主を一目で見分けさせるものは何だろうか。それはこうした人々が行き当たりばったりでなく、方針を立てて考えを進めるからだ。」【サミュエル・コールリッジ】
「人の大望を鼻であしらう人間とはつき合わぬことだ。それが小人の常だから。しかし真の大人物に会うと、すばらしいことに、こちらも大人物になれそうな気持ちにしてくれる。」【マーク・トウェイン】
「人は自分を知るために本を読む。実在の人物であれ架空の人物であれ、他人が何をし、考え、感じるかを知ることは、自分が何者であるか、どんな人間になるかを理解する上で、大切な手引きである。」【アーシュラ・K・ル・グィン】
「ほんとうの意味で生きているとき、憧れや願いを決して諦めることはできないように思える。美しいと感じるもの、よいと感じるものがいくつもあって、人はそれを熱望しなければならない。」【メアリー・アン・エヴァンズ】
「人は他人に何かを教えることはできない。できるのは、その人自身の内面にそれを見出すのを手助けすることだけだ。」【ガリレオ・ガリレイ】
「何十年も生きてきて、ずいぶんたくさんのことを学んだ。自分よりも賢い人々の言うことに耳を傾けるというのもそのひとつだ。聞くことによって多くを学べる。話すだけではそれほど学べない。」【ピート・ニューエル】
「しだいに知恵が増えてくると、あらゆる経験が探検の一形態だと気付く。」【アンセル・アダムス】
「人はなぜ競うのか? 金メダルのため? お金? 栄誉? そうじゃない。達成感のためさ。」【ブルース・ジェナー】

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「人間である限り、だれでも誤ちはある。しかし賢者や善人は、自分の誤ちや失敗の中から、未来に備えるための知恵を学び取る。」【プルターク】
「望むときに心の火を灯すことはできない。精神が息を吹きかけてやっても、魂はやはり謎の中にある。」【マシュー・アーノルド】
「炉辺の火が彼らのために燃えることはもうない。主婦が忙しげに夕餉の支度をすることもない・・・栄光の道は墓場へ導くのみである。」【トーマス・グレイ】
「言葉の一撃は、剣の一撃よりも深く突き刺さる。」【ロバート・バートン】
「自信は非常に壊れやすいものだ。大学のころ自信があったといっても、プロになって持てるかどうかはわからない。」【ジョー・モンタナ】
「彼の言葉は川を越え、山を越えていくが、彼の思想は相変わらずたった6インチしかない。」【E・B・ホワイト】
「人間は物を考える理性と、物を作り出す力とを、天から授かっています。それでもって、自分に与えられているものを、ますます増やして行けという神様の思召しなんです。ところが、今日まで人間は、作り出すどころか、ぶち壊してばかりいました。森はだんだん少なくなる、河は涸れてゆく、鳥はいなくなる、気候はだんだん荒くなる、そして土地は日ましに、愈々(いよいよ)ますます痩せて醜くなってゆく。」【アントン・チェーホフ】
「理性の危機は個人の危機の中で表明される。個人の能力として理性は発展してきたのだからである。伝統的哲学が個人と理性について抱いていた幻想――その永遠性についての幻想は消え失せつつある。個人は、かつては、理性をもっぱら自己の道具として考えていた。今日、個人は、この自己物神化の正反対のものを体験しつつある。機械が運転手を振り落とし、虚空を盲滅法に突進している。完成の瞬間に、理性は非合理で無能力なものになった。」【マックス・ホルクハイマー】

   
「わたしは書類を整理した。書類を破り、容赦なく大量の紙を破棄した。それは常に大きな満足感をもたらす。」【キャサリン・マンスフィールド】

「一生質問しつづけること。学ぶにはそれが一番。」【ピーター・ユベロス】




【41 - 50】

41 「自由のないところに真の友情はあり得ない。友情は自由な空気を愛する。狭い窮屈なところへ押し込められるのは真っ平である。」【ウィリアム・ペン】
「自分のしていることが正しいと信ずるなら、何者にも自分の仕事を妨げさせてはならない。世界の最大の事業の多くは、一見不可能に見える仕事の障害を克服することによって成し遂げられた。要は仕事を成し遂げることだ。」【デール・カーネギー】
「自制心がある限り、自由がある。」【マリア・エブナー・フォン・エッシェン・バッハ】
「人から押し付けられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、われわれは、はるかに大切にするものである。とすると、人に自分の意見を押し付けようとするのは、そもそも間違いだと言える。暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口だ。」【デール・カーネギー】
「まずは、自分に教育という贈り物を与えなさい。そのほかにわたしがきみにアドバイスできることは、自分が心からやりたいことをやりなさいということだ。そうすれば、ほかのことは自然についてくる。わたしの現在の姿も、そうやって築いてきたものだ。人生で最も印象に残っている言葉は、かつて年とった大学教授に言われた次の言葉だ。「失敗を恐れるな、最後に成功すればいいのだから」」【フィリップ・H・ナイト】
「自分が正しいことを納得するために、ずいぶん長い時間をかけたということは、自分が間違っているのではないかという恐れに、何か理由があるのではないだろうか?」【ジェーン・オースティン】
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「真心を持って人を助ければ、必ず自分も人から助けられる。これは人生のもっとも美しい補償の一つである。」【エマーソン】
「人生の行路をかなり遠くまでたどってくると、以前は偶然の道連れにすぎぬと考えていた多くの人が、ふと気がついてみると、実は誠実な盟友だったことがわかる。」【カロッサ】
「私たちは、巨大な宇宙のオーケストラの一員です。そのオーケストラでは、生きている楽器の一つひとつが、欠くべからざる役割をもって、補充しあい調和して、全体を、奏でているのです。」【アラン・ブーン】
「わたしたちにはそれぞれ導いてくれる天使がいる……天使はわたしたちの面倒を見る。見えない暖かな手でわたしたちを癒し、触り、慰める……天使の助力を得るにはどうしたらよいのか? 頼むこと、感謝することだ。」【ソフィ・バーナム】
「知らずに天使をもたらす人がいる」【聖パウロ】
「友人は、真の自分、なるべき自分になるのを手伝ってくれる人である」【マール・シャイン】
「大きくなっても夢を持ち続けて、けっしてあきらめないで。きみに成功してほしいと願っている人々に囲まれていよう。」【ルディ・ルティガー】

43

「もし大望を抱いているのなら、それがかなう方向へ思い切って大きな一歩を踏み出しなさい。その歩幅は小さいかもしれないが、それが現状で可能な最大の一歩だと信じなさい。」【ミルドレッド・マカフィー】
「学ぶことが多すぎるからといって、落胆してはならない。新しい一歩は少しずつ踏みしめられ、新しい考えは少しずつ確かなものになる。」【ガートルード・ジェイクル】
「忍耐は力なり。時と忍耐によって、桑の葉は絹に形を変える。」【中国のことわざ】
「友人を大事にする人はたいてい、その人自身が純金である。」【マージョリー・ホームズ】
「人間関係を大事にしなさい、持ち物ではなく。」【アンソニー・J・ダンジェロ】
「自分にできること、できると思い描けることは始めよ、大胆さには並外れた才能と力、魔法がひそんでいる。」【ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ】
「証明したいことがあるなら、チャレンジするしかないだろう?」【テリー・ブラッドショー】
「辛抱すればこそ、成功が得られる。長い間大声で扉を叩き続ければ、必ず誰かが目を覚まして開けてくれる。」【ロングフェロー】
「イタケーの島を探す旅に出るとき、その旅が長かれと祈るがよい、冒険と発見に満ちた旅であれ、と。昔の怪物を恐れるには及ばない……そんなものに出会いはしない、志を高く持ち、高く掲げているかぎり、真の情熱が精神と肉体と魂を奮い立たせているかぎり、恐ろしい怪物には出会いはしない、心の中にそんなものが住んでいないかぎり、心が目の前に押し出すのでないかぎり。」【コンスタンティン・ピーター・キャヴァフィ】

44 「もし、からし種一粒ほどの信仰があるのなら、この山に向かって「ここからあそこに移れ」と言えば、移るであろう。このように、あなた方にできない事は、何もないであろう。」【マタイによる福音書 17章】
「人生とはおかしなものだ。最善以外は受け取らないと拒否すると、最善を手に入れることが非常に多い。」【サマセット・モーム】
「イエスが教えを聞きに集まった五千人の信者、求道者、懐疑的な連中、単なるやじ馬らの群集に食べ物を与えた話を知っていますか? 長い一日が終わって、弟子たちが群衆を解散させようとすると、イエスは、ばかを言ってはいけない、人々は疲れて腹が減っているではないか、と言ったのです。「でもわたしたちはここに、パンが五つと魚二匹しか持っていません。何とかわたしたちに足りるだけです。こんな大勢の人々にどうやって食べ物を与えるのですか」と弟子たちが言い返しました。イエスは「それを持ってきなさい」と命じました。イエスは天を仰ぎ、感謝を捧げ、食べ物を祝福すると弟子たちに渡し、それを分け与えるようにと言いました。不思議なことに、人々が満腹するまで食べたあとに、パンが十二籠、残りました。」「自分の持っていないものに焦点を当てるのではなく、持っているものを感謝するのです。受け入れ、感謝し、祝福し、分け与えるのです。足りないという恐れから独り占めしたり、何かを控えたりしないのです。なぜなら大いなる存在は何ひとつ欠けていないからです。」【サラ・バン・ブラナック】
「一本のろうそくから、何千ものろうそくに火を灯すことができる。そのためにろうそくの命が縮まることはない。幸せも共有することによって減ることは決してない。」【仏陀】
「何か大計画を実行しようとする時、横から口をはさむ者がいてもあまり気にしないことにした。「とても無理だ」というのが連中の決まり文句である。私はそういう時こそ努力すべき最善の時だと思っている。」【カルヴィン・クーリッジ】
「目標を高く設定して、そんなことは不可能だという周囲の言葉に惑わされないこと。」【スティーブ・フォセット】
「信頼できて、一緒にいたいと思う人たちと働こう。」【アート・リンクレター】
「チーム一丸のプレイが勝利の行方を決定する。」【ベーブ・ルース】
「徳のある人間ひとりに対して、徳のあと押しをする人間は999人いる。」【ヘンリー・デイヴィッド・ソロー】
「陣立てを終り犠牲の卦も吉兆を示したので、アテナイ軍は進撃の合図とともに駈け足でペルシア軍に向かって突撃した。両軍の間隔は八スタディオン(約 1500メートル)を下らなかった。ペルシア軍はアテナイ軍が駈け足で迫ってくるのを見て迎え撃つ態勢を整えていたが、数も少なくそれに騎兵も弓兵もなしに駈け足で攻撃してくるアテナイ兵を眺めて、狂気の沙汰じゃ、全く自殺的な狂気の沙汰じゃと罵った。ペルシア軍はアテナイ軍の行動をこのように受けとったのであったが、一段となってペルシア陣内に突入してからのアテナイ軍は、まことに語り伝えるに足る目覚ましい戦いぶりを示したのである。」【ヘロドトス】
45 「人間関係は、自分自身を映し出す鏡である。」【クリシュナムルティ】
「君が教訓を学んだ相手は、君を賞讃し、親切をほどこし、味方になってくれた人々だけだったのか? 君を排斥し、論争した人々からも大切な教訓を学ばなかったのか?」【ウォルト・ホイットマン】
「利己主義は自分の望み通りに生きることではない。自分の望み通りに生きられるように、他人に強制することである。一方、利己主義と反対の立場は、他人の生活に干渉しないことである。利己主義者は周囲の者が自分の理想の型にはまっていないと承知できないものだ。非利己主義者は性格に無限の変化があるのを好ましく考えており、楽しみながら快く受け入れる。」【オスカー・ワイルド】
「誰かを真似て他人の二級品になるよりも、常に自分自身の一級品でありなさい。」【ジュディ・ガーランド】
「まず自分を信頼することから始めなければなりません。自分を信頼していないと、自分の良さを自分に証明するために、いつも他人に頼らなければなりません。しかし決して満足しないでしょう。あなたはいつもどうすればよいか他人に聞き、同時に、自分が助けを求めた相手にいつも腹を立てるでしょう。」【ジェーン・ロバーツ】
「父は成功するためには二つのことをしなければならないと言った。1) 毎日仕事に出かける。2) すべてのことに最善をつくす。 最善を尽くしてさえいれば、たとえ自分が望んだ結果、あるいはほかの人から期待された結果にならなくても、失敗とはいえない。自分に喜びをもたらしてくれるなにかをみつけて、それに時間をつぎこむんだ。そしてまた、ほかの人々に喜びをもたらす方法も見つけよう。愛する人々、愛してくれる人々、学ぶべき人々とともに歩もう。覚えておいてほしいのは、きみが出会うすべての人が、すごいかそうでないかにかかわらず、かならずなにか――学ぶべき教訓、分かち合うべき叡智――を持っているということだ。」【カル・リプケン・ジュニア】
46

「怠け者だったら、友達をつくれ。友達がなければ、怠けるな。」【サミュエル・ジョンソン】
「訓練を嫌がる人がいます。でも、私にとって訓練とは、自由に飛び立つための法則なのです。」【ジュリー・アンドリュース】
「自由は置物のようにそこに*ある* のではく、現実の行使によってだけ守られる。いいかえれば日々自由になろうと*する*ことによって、はじめて自由で*あり* うるということなのです。その意味では近代社会の自由とか権利とかいうものは、どうやら生活の惰性を好む者、毎日の生活さえなんとか安全に過ごせたら、物事の判断などは人にあずけてもいいと思っている人、あるいはアームチェアから立ち上るよりもそれに深々とよりかかっていたい気性の持主などにとっては、はなはだもって荷厄介なしろ物だといえましょう。」【丸山真男】
「勤勉は幸運の母である。神は勤勉な者にあらゆるものを与えて下さる。だから怠け者が眠っている間に、せっせと畑を耕すことだ。そうすれば収穫が得られ、売ろうと貯蔵しようと自由である。」【ベンジャミン・フランクリン】
「もし勤労を頭の古い清教徒どもが押しつけた、抹香(まっこう) 臭い義務だと考えるなら、大きな心得違いだ。日々の人生を有意義に暮らしたいと願う人間の心が、勤労へ向かわせるのだ。」【ハロルド・W・ドッズ】
「今日、どれほど自分には感謝すべきことがあるかを考えて、仕事場と働き方を変えていきましょう。たとえ嫌いな職業であっても、職業があるなら、あなたが真の自己へ向かって信頼の飛躍をするときに、それは安全ネットの役を果たします。もし失業中なら、それは天職の呼び声に応えるために、すでに道から邪魔者が取り除かれているのです。あなたの個人的職業カウンセラーとして、大いなる存在に祈りなさい。神秘的な詩人、カリル・ジブラーンは教えます。「あなたが働くとき、あなたは地球の大切な夢の一部を実現させている。その夢が生まれたときに、あなたに割り当てられた部分を成就させている。」 地球の大切な夢のあなたの分担を実現させるのは、あなたが心から働くときです。」【サラ・バン・ブラナック】
「人生は、もっと良い世界を切り開こうと努力する場合に、初めて生き甲斐のあるものとなる。将来にまったく不安がなくなれば、だれ一人として努力しなくなり、人類は絶滅してしまうだろう。」【ドワイト・アイゼンハウアー】

47

「真の友情は、後ろから見ても前から見ても、同じものだ。前から見れば薔薇(ばら) 、後ろから見れば(とげ)、というものではない。」【リュッカート】
「その人を知らざれば、其の友を視よ。」【孔子】
「思慮なき友人ほど危険なものはない。」【ラ・フォンテーニュ】
「交わる人えらぶべし。古き諺に、朱に交われば赤し。墨に近づければ黒しといへるが如し。正直なる人に交われば、我が心につつしみ出来、我があやまりと聞きて益あり。我にへつらふ人に交れば、諫めを聞かず、我が心に従ひ誉むる故、我が心おこたりて損あり。」【貝原益軒】
「言いわけはするな。友人には必要ないし、敵は信じないから。」【モーガン・ウーテン】
「自分の友だちは自分で選んで、ほかの人に選ばせてはいけない」【アート・ドノヴァン】
「よい人になってがんばって働けば、きっと人生で成功できるよ。それから、自分の友だちがどんな人物か、ちゃんと確かめるんだよ。」【ロイ・シーヴァーズ】
「ひとつでも多すぎ、1000でも足りない」(最初の一杯に手を出せば、何杯飲んでも足りない)【箴言】

48

「失敗は一種の教育である。「思考」とは何であるか知っている人間は、成功からも失敗からも、非常に多くのことを学ぶ。」【ジョン・デューイ】
「人間は成功を超越するように、自分の失敗を超越することができる。そして高邁な人が謝恩を拒絶するように、同情も拒絶するのは、やはりこの理由からである。」【ボーヴォワール】
「なにかあることを試み、そして失敗する人間の方が、なんにもしないで成功する人間よりどれだけ良いかわからない。」【ロイド・ジョーンズ】
「人間は、自分に起こった問題を環境のせいにする*くせ* をやめねばならぬ。そして自分の意志を――信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を――再び訓練することを学ぶべきだ。」【アルベルト・シュバイツァー】
「小説であれ、実人生であれ、修正が間に合わない場合はない。」【ナンシー・セアー】
「人はときには、自分を形成した過去のすべてを感じ、理解するために、本気で後戻りしなければならない。それから前進するのだ。」【ポール・マーシャル】
「正直でいよう。責任を持とう。さもないと、なにをやっても意味がない。」【ハーブ・ブルックス】
「罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関わっており、過去に対する責任を負わされているのであります。心に刻み続けることがなぜかくも重要であるかを理解するため、老幼たがいに助け合わねばなりません。また助け合えるのであります。問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」【リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー(ドイツ敗戦40周年の演説)】

49 「問題を手際よく表現することによって、問題は半ば解決されている。」【チャールズ・F・ケタリング】
「人間関係や、あらゆる物事において一番大切なのは、最も意義深く、重要なことだけに集中して取り組む、ということだろう。」【セーレン・キルケゴール】
「一つ一つの問題の本質を正しく掴め。仕事を分割して適当に時間割りせよ。」【ベンジャミン・フランクリン】
「小さなことに長け、日常の退屈な些事に雄々しく勇敢であるのは、珍しい美徳であって称賛に値する。」【ハリエット・ビーチャー・ストウ】
「散らかった中から、簡素さを見つけよ。」【アルバート・アインシュタイン】
「必要が満たされることを期待しよう。あらゆる問題に対して答えを期待しよう。どんな状態であれ豊かさを期待しよう。霊的な成長を期待しよう。」【アイリーン・キャディ】
「大きな夢を持とう。一生懸命努力しよう。」【ブルース・ジェンナー】
「自由とは、自分のためでなく、もっと大きな理想のために闘うことである。」【ジョン・マケイン】
「成功する人としない人との違いは、能力や知識ではなく、やる気があるかないかである。」【ヴィンス・ロンバルディ】
「攻撃する側は何でもできる。守るには、相手を上回る決意とプライドが必要だ。知恵とコミュニケーション、気力も欠かせない。怖気づいているやつは何もできない。」【ジョン・バック】
「だれの人生にも、ここぞという時がめぐってくる。私にもこれまでにたくさんあったよ。」【ケイシー・ステンゲル】
50 「わたしは短時間に自分を失ったのではなかった。石に刻まれたものが水で擦り減るように、苦痛を洗い流そうとして、長年間顔をこすり続けたのだった。」【エィミ・タン】
「(憂うつ患者に向かって)私の指示通りにすれば、この病気は二週間で治ります。すなわち、どうすれば他人を喜ばせることができるか、毎日考えてみればよろしい。他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけます。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれるのです。・・・・・・私たちが一人ひとりの人間に対して要求できるもの、同時にその人間に対して与えうる最高の賛辞といえば、彼こそ手を携えてゆく仲間であり、あらゆる人々の友であり、恋愛と結婚において真の伴侶であるということなのです。」【アルフレッド・アドラー】
「自分の心の奥底にある考えだけが、真実と生命を内に秘めている。人間がほんとうに完全に理解できるものは、これしかないからである。他人の考えを読み取ることは他人の食べ残しを食べるようなもの、他人の脱ぎ捨てた衣服を着るようなものだ。」【ショーペンハウエル】
「愚か者は、ちょっと暖かくなると、古い冬着を脱ぎ捨てる。幸福の夜が明けそめる時こそ、不運だった時代の良い友達のことを忘れてはならぬ。」【ミュラー】
「ぼくのアドバイスは、簡単そうに見えて実はむずかしいことだ。努力して信用を勝ち取ること。いったん信用を勝ち取れば、きみの平和と成功は確実なものになる。」【ドム・ディマジオ】
「信仰心に栄養を与えて育てれば、疑念は飢えて死ぬだろう。」【モーガン・ウーテン】
「会話において、*何かをかくそうとしているものほど*危険なものはないよ! あるフランスの老賢人が私にいったことがある。話というものは、考えることを妨げるための、発明だ、とね。人がかくそうと思っていることを発見するための、誤りのない方法でもあるわけだ。人間というものはだな、ヘイスティングズ、自分自身をあらわし、その個性を表現するために、会話が与えてくれる機会には、抗し得ないものだよ。」【アガサ・クリスティ(『ABC殺人事件』より)】



【51 - 60】

51

「創造性の花は、賞讃によって花開く。しかし、花の美しさを信じられないと蕾のまま摘み取られてしまう。」【アレックス・E・オズボーン】
「花を咲かせる危険性よりも、固いつぼみのままでいるほうが痛みを伴う日がやってきた。」【アナイス・ニン】
「私たちが、自分を受け入れるまでは何をやっても意味がない。そして、いったん自分を受け入れた後は、何をしてもうまくいく。」【チャーリー・ヘブンリッチ】
「あまりにもたくさんの夢が挫折すると旱魃が訪れますが、乾季にはかならず光がふんだんにあります。わたしたちは暗い砂嵐で目がくらんだだけなのです。不毛の絶望はたいてい養分の不足から起こります。よい食事をしていない、睡眠が足りない、前途に何の楽しみもなく長時間激務を続けているなどです。創造的不毛に陥っているなら、休憩しなさい。」「今日は創造する力がないと感じるなら、あせってはいけません。胸をはずませ、力を蓄えなさい。あなたは真の自己へ向かって大躍進をする用意をしているのです。」【サラ・バン・ブラナック】
「活力、生命力、エネルギー、生命の鼓動はあなたの体を通して活動に翻訳される。そしてあなたはあらゆる時代を通じて一人しかいないのであるから、その表現は独自である。だからそれを阻んだら、ほかの媒体を通しては存在しないので、永遠に失われるのだ。」【マーサ・グレアム】
「人には現在の自分とあるべき自分の姿との葛藤がある。ときには、成れるかもしれない自分を目指すよりも、ぬくぬくとした失敗者の立場を選び、環境の犠牲者、チャンスを得られなかった者になりたがる。」【マール・シェイン】

52

「意味、気分などの内的経験のすべては、自然界に「一致するもの」があり、それを通して人は限りのない自己を知るのである。」【キャスリーン・レイン】
「もし物や人との正しい関係の秘密を学びたければ、相手や対象の中に神なるものを探し、残りのすべてを神の手に委ねることです。」【アラン・ブーン】
「私たちが恋愛関係を持つ相手は、常に自分の信条を映し出す鏡です。同時に、自分もまた相手の信条を映し出す鏡です。ですから、恋愛関係は成長のための最大の道具の一つです。自分の恋愛関係を正直に見つめれば、どのように自分がその関係を作り出したのか、よくわかります。」【シャクティー・ガーウィン】
「「自分だ、いや他人だ」という発想を捨て去ること、他人の眼で物事を見ること、他人の耳で物事を聞くこと、二人でありながら一体となること、溶けて混じりあって、もはや自分でも他人でもなくなること、たえず吸収し、たえず放出すること、大地を海を空を、そしてその中にあるすべてのものを、全体的な単一のものに凝縮し、何も残らないようにすること、いつ何時でも犠牲になる心構えを持つこと、自分の個性を手放すことによりそれを倍にすること、それが「愛」である。」【テオフィル・ゴーティエ】
「愛とは他のすべての感情を経験することができるスペースです。」【ロバート・プリナブル】
「私たちが真の自己であり、自分の空間をシンプルに保つとき、美しい生活が自然と始まる。」【アレグサンドラ・ストッダード】
「わたしは時間という演劇で、重要な役割を持ちたいと願っているように思う……愛のように深いものは、あくまで深く欲しい。愛のように良いと思うものはたっぷりと欲しい。そうすればもし時間と空間に何か目的があるのなら、わたしもそれに加われるだろう。」【ジェネット・ジュルデメイン(クリストファー・フライ作)】
「実は、感情的な行為を変えるよりは、状況を改善する、環境をよくする、新しい冗談を言う、クラブに入会するほうがはるかに簡単である。行為を変えるほうが、その行為に伴う感情を変えるよりやさしい。」【エレン・グッドマン】
「人生で起こることにはすべて理由がある。だから、そのまま受け入れて前向きに生きていこう。なにをするときも最善をつくしなさい・・・成功するためには、自分の能力に自信を持つことだ。」【リック・バリー】

53 「どんな馬鹿でも、あら探しをしたり、難くせをつけたり、苦情を言ったりできる――そして、たいていの馬鹿がそれをやる。」【ベンジャミン・フランクリン】
「本人は気づかないが、いつも拡大鏡を持ち歩いて、人の欠点ばかりのぞき回っている者がいる。」【ジョン・ワナメーカー】
「君が教訓を学んだ相手は君を賞賛し、親切を施し、味方になってくれた人々だけだったのか? 君を排斥し、論争した人々からも大切な教訓を学ばなかったのか?」【ウォルト・ホイットマン】
「天気が心配かって? こっちが守備の回に雪が降って、敵の回に降らなかったらどうしよう、と思うくらいだね。」【トミー・ラソーダ】
「私には、マスコミの力が懸念されるというのがよくわからなかった。なにせマスコミは、いつだって不協和音を奏でる1000もの声で語っているのだからね。」【エリック・セヴァライド】
54 「君は本当に自分の抱いた理想像に到達しているだろうか。もし自分の行為を反省して「いかん、あれは大失敗だった。ついかっとなって、怒らせなくてもよい人を怒らせてしまった。もっとよく考えてから話せばよかった。」といい聞かせる勇気がなければ、君はまだまだ理想像に到達していない。」【ドワイト・アイゼンハウアー】
「否定的な物事を否定的な態度で攻撃すると、それはただ、それにエネルギーを注ぎ込み、さらに燃え上がらせるだけです。どんな争いにも、肯定的な態度で立ち向かうのが、最善の方法です。あなたが心から愛するか、少なくとも、温かい思いを送れば、相手はあなたの目の前で、変わっていくでしょう。」【ジョン&リン セントクレアトーマス】
「自分の目はある傾向のものに慣れているので、それから外れると変に感じる。」【トム・ホーガン】
「私たちが感情的に傷ついたり、苦しんだりするのは、他人のせいでもなければ、人が何かを言ったり、言わなかったりすることのせいではない。それは自分自身の態度や反応のせいである。」【マクスウェル・モルツ】
「だれに対しても、自分がしてもらいたいような対応を心がける。礼節と敬意、礼儀作法は、いつの時代にも基本である。いつ話すべきかを知るのは、なにを話すべきかを知るのと同じくらい重要だ。ルールに従いながら勝つすべを学ぶ。感謝は伝えるタイミングと伝え方が大切だ。すぐれた教育の重要性を軽視しない。」【アーノルド・パーマー】
「本書は哲学の諸問題を扱っており、そして――私の信ずるところでは――それらの問題がわれわれの言語の論理に対する誤解から生じていることを示している。本書が全体としてもつ意義は、おおむね次のように要約されよう。およそ語られうることは明晰に語られる。そして、論じえないことについては、ひとは沈黙せねばならない。」【ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』】
55 「人を愛する前に、自分を愛さなければなりません。自分自身を受け入れ、心楽しく、あなた自身でいることによって、あなたは自分の能力を発揮し、ただそこにいるだけで、周りの人を幸せにします。」【ジェーン・ロバーツ】
「自らを信じることによってのみ、他者に忠実であることができる。」【エーリッヒ・フロム】
「真の幸福は穏やかなものであり、華美や騒音を忌み嫌う。真の幸福はまず自分自身を楽しむ所から始まり、次いで、選りすぐったほんの一握りの友人との友情と交際から始まる。」【ジョーゼフ・アディソン】
「世間の批評はたしかに参考になる場合がありますが、それに迷わされて、自分が「ほんとうに」人に伝えたいと思うことから、ただの一瞬でも踏み外してはなりません。「自分を正直に出す」ことは芸術の第一条件です。もし自分自身に忠実であれば、いつも自分自身とともにある芸術に決して裏切られないでしょう。」【コーネリア・オーティス・スキナー】
「道路や会合やパーティでわたしが相手に近づいて話しかけるよりずっと前から、相手は着ているもので男女の別、年齢、階級を告げている。さらにたいていの場合、職業、出身、個性、意見、好み、性的欲望、今の気分に関して重要な情報(または誤った情報)を与える。感じ取ったものを言葉では表現できなくとも、わたしは情報を無意識に蓄える。相手も同時に同じことをしている。実際に言葉を交わすときには、すでに言葉よりも古く、普遍的な言語でしゃべったあとなのだ。」【アリソン・ルリー】
「友人は、自分が自分自身に与える贈り物だ。」【ロバート・ルイス・スティーブンソン】
「だが、愛(フィリア)というものは単にわれわれの生活に不可欠的たるにとどまらず、それはさらに、うるわしい。われわれはすなわち、友人愛に富んだひとびとを賞賛するのであり、多友(ポリュフィリア)ということはうるわしきものごとの一つに数えられている。」【アリストテレス】
56

「人生のどんな状況にあっても、自分自身と対話し、この対話によってどれだけ得るところがあるか自問することを忘れないことだ。」【エピクテートス】
「自分の弱点をしっかり見つめてその姿を十分に知っておきましょう。でも弱点に支配されては駄目です。弱点から忍耐力と優しい心と物事を見通す力を教わりましょう。本当の教育は知性と美しさと善良さを組み合わせたものです。そしてこのうち一番大切なものは善良さです。私たちができる限りの努力をする時、私たちの人生にどんな奇跡が起こるでしょうか。また他の方々の人生にどんな奇跡が起こるでしょうか。それは誰にも分かりません。」【ヘレン・ケラー】
「何かを愛することだけが、あなたの人生を手にする出発点かもしれない。」【アリス・コラー】
「体は、言ってみれば、私たちを運ぶ乗り物である。与え、愛し、動き、感じるときの伝達手段だ。体がうまく機能しないなら、そのほかのこともうまくいかないのは、明らかである。」【ダイアナ・K・ロウシュ】
「私は今まで自分が触れたもの、触れられたものの一部である。」【トーマス・ウルフ】

57 「ああ、男と女のひそかな思い――もしも自分がほかの人であったなら、あるいはせめて自分自身であったなら、今の自分よりもどれほどすばらしくなっるだろうかと憧れ、自分の土地が最大限に開発されていないと感じて生きている。」【ゼルダ・フィツジェラルド】
「自分の望む人生を創造するために、マントラや自己催眠、性格改造プログラム、新しい歯磨きなど一切必要ない。本当に必要なのは、問題解決の方法や計画の立て方、あるいは材料、技術、情報、コネをどう手に入れるかというような実践的な技術である……必要なのは恐れ、憂鬱、怠け心のような、なくすことのできない感情や弱点に対処する、良識に基づく対策だ……必要なのは、冒険するに当たって特別な感情的支援を親しい人から得る一方で、あなたの生活の変化が親しい人間関係にもたらす一時的な感情のもつれを乗り切る方法である。」【バーバラ・シェール】
「自分の意見を決して引っ込めない者は、真理よりも自分自身を愛している。」【ジョーゼフ・ジューバート】
58

「悪運と幸運とを見分けにくいときがある。場合によっては長い年月が経たないとわからない。」「私たちは誰かのこと、何かのことでさめざめと泣くが、事態をよく理解していたら、自分の幸運を喜んでいたかもしれないのだ。」「過去を変えることはできない。変えられるのは過去の持つ影響力だけだ。人生で元へ戻せるものは何ひとつないが、それにもかかわらず、過去を元へ戻せる。」【マール・シェイン】
「いつまでも後悔が残り、一人では指針が見つからないときでも、作家や詩人や料理人から、自分の人生の芸術家になるすべについて、教わることは多々ある。」【ジャクリーン・デヴァル】
「愛は自足してなお余りがある。愛は(かつ) て物ほしげなる容貌をしたことがない。物ほしげなる顔を慎めよ。」【有島武郎】
「フロイトの理論から生まれた人間の概念は、西欧文明のもっとも決定的な断罪であると同時に、そのもっとも強力な擁護にもなっている。フロイトによれば、人間の歴史は、抑圧の歴史である。文化は、人間の社会的な存在だけではなく、生物的な存在も制約し、人間存在の一部分だけではなく、本能の構造それ自身を制約する。しかも、その制約こそ進歩の前提なのである。人間の基本的な本能は、自然の目標を追求するのにまかせておけば、すべての永続的な結合と維持に反するだけではなく、統一を破壊してしまう。コントロールされないエロスは、その恐ろしい相手である死の本能と同様に、致命的である。」【ヘルベルト・マルクーゼ】

59 「愛憎の念を壮んにしたい。愛することも足りなかった。憎むことも足りなかった。頑執し盲排することは湧き上がって来るような壮んな愛憎の念からではない。あまり物事に淡泊では、生活の豊富に成り得ようがない。長く航海を続けて陸地に恋焦がれるものは、往々にして土を接吻するという。そこまで愛憎の念を持って行きたい。」【島崎藤村】
「ただひとりだけを愛して「自分の隣人」を愛さないひとは、そのひとりへの愛が、実は従属と支配とに付属するものであって、真の愛でないことをあきらかにしている。さらに隣人だけを愛して自己自身を愛さないひとは、その隣人への愛が純粋ではないことを示す。」【フロム】
「愛することができる者だけが愛される。愛とはやさしさ、理解、知恵、尊敬である。こうした特質を大切にできれば、きみの人生は温かさと思いやりに満ちたものになる。愛を与え、愛を受け取ること。どちらか一方だけで、真の幸せを感じることはあり得ない。」【アル・ロウゼン】
60 「だれからも、愛されないのは、大きな苦痛だ。だれをも、愛することができないのは、生の中の死だ。」【ライクスナー】
「女房と財布とはつとめて隠しておけ。あまりたびたび人に見せていると、一日借りられる恐れがある。」【フランクリン】
「人生は集中に欠けることで浪費される。」【サラ・バン・ブラナック】
「早いうちに、ノーと言うことを学ぼう――そして実際に言おう。他人を判断する前に己を知ろう。この瞬間を最後の瞬間かもしれないと思って生きよう。つねに正しいことをやろうと努力しよう、たとえだれも見ていなくても。」【トム・ワトソン】
「「新しい天使」と題されたクレーの絵がある。それにはひとりの天使が描かれていて、この天使はじっと見詰めている何かから、いままさに遠ざかろうとしているかに見える。その眼は大きく見開かれ、口はあき、そして翼は拡げられている。歴史の天使はこのような姿をしているにちがいない。彼は顔を過去の方に向けている。“私たち”の眼には出来事の連鎖が立ち現れてくるところに、“彼”はただひとつ、破局だけを見るのだ。」【ヴァルター・ベンヤミン】

「愛は人間の主成分である。人間の存在と同様に、愛は完全無欠に存在しており、なに一つつけくわえる必要のないものである。」【フィヒテ】



【61 - 70】

61 「人が失敗する原因は、一つしかない。それは本当の自分に対する信頼の欠如である。」【ウィリアム・ジェームス】
「自分を信頼した時、いかに生きるべきかが見えてくる。」【ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ】
「たとえ生死の境にあって、気持ちが極度に張り詰めている時でさえも、他人の人生を思いやり、人類を支配する法則とは何であるかを考えてみるとすれば、必ず何らかの報酬が返ってくる。」【ウィンストン・チャーチル】
「死のうとするよりも、生きようとすることの方が、たいていは、ずっと勇気を必要とする試みなのである。」【アルフィエーリ】
「生命を失うことはなんでもない。私だって必要となれば生命を捨てるくらいの勇気はある。だが、この生命の意味がなくなり、われわれの生存の理由が消滅するのを見ることは我慢ができない。人間は理由もなく生きてゆくことはできないのだ。」【カミュ】
「周囲の人が失業するのは不況であり、自分自身が職を失うのは不快である。」【ハリー・トルーマン】
「地上での時間が限られており、しかもいつその時間が終わるか知るすべがないことをわきまえ、理解したときに、わたしたちはあと一日しか残っていないかのように、毎日を充実させて生き始める。」【エリザベス・キューブラー・ロス】
「毎日を最後の日と思って生きよう、そして自分を信じよう。」【リチャード・ブランソン】
「さて俊足アキレウスが、ヘクトルを休みなく激しく追い立てるさまは、山の中で犬が小鹿を追うよう、その巣から狩り出し山間の低地を追ってゆく、灌木の茂みにかがんで身を潜めても、嗅ぎ出してはどこまでも追い、遂には捕える――そのようにヘクトルも俊足のペレウスの子から身を隠すことができぬ。」【ホメロス 『イリアス』】
62

「わたしはどんな状態にあってもそれで満足することを学んだ。」【聖パウロ】
「教会へ行くことで安息日を守る人もいるが、わたしは家庭に留まることで、安息日を守る。」【エミリ・ディキンソン】
「何か不運に見舞われそうになったら、起こりうる最悪の事態について真剣に、慎重に考えてみよう。この起こりうる最悪の事態をしっかり見据えたら、それも結局大した災難ではないと思うための理由を考えてみよう。その理由は必ずあるものだ。なぜなら、少なくとも、自分に起こるどんなことも、宇宙から見ればまったく取るに足らないことだからだ。最悪の可能性を時間をかけてじっくりと見つめ、本当に確信を持って、「いやはや、結局、そんなに大したことではないのだ」と自分に言ってみると、あなたはその心配がほとんど消え去っていることを発見するだろう。そのようなプロセスを二、三回繰り返す必要はあるかもしれない。最悪の事態と向き合うことを避けさえしなければ、あなたの心配は跡形もなく消えて、それが一大歓喜に変わっているのに気がつくだろう。」【バートランド・ラッセル】
「賢い方法は、人生に歩み寄らせること。追いかけてはいけない。忍耐強く、準備怠りなく、そしてなにより楽しむこと。そうすれば、成功のほうできみを見つけてくれる。」【ディック・エンバーグ】

63 「運はわれわれから富をうばうことはできても、勇気をうばうことはできない。」【セネカ】
「財産は、それを所有するひとびとを、他のひとびとよりも幸福にするがゆえに、攻撃されるのではない。財産が攻撃されるわけは、それが少数のひとびとの幸福をほんの少し増すからである。」【グールモン】
「お金があるときに独立心を持つのはやさしい。けれども何ひとつないのに、独立心を持つのは――それは神様の試練です。」【マヘリア・ジャクソン】
「誰にも見えない富は人を幸せにし妬まれない。」【フランシス・ベーコン】
「金を持つにもさまざまな流儀がある。いわゆる金もうけの上手なひとは、無一文になったときでも、じぶん自身という財産をまだ持っている。」【アラン】
「サッティヤーグラハ、または魂の力は英語で「受動的抵抗(パッシブ・レジスタンス)」といわれています。この語は、人間たちが自分の権利を獲得するために自分で苦痛に耐える方法として使われています。その目的は戦争の力に反するものです。あることが気に入らず、それをしないときに、私はサッティヤーグラハ、または魂の力を使います。」【マハトマ・ガンジー】
64

「自分の本心にそむけば、いっさいの楽しみ、いっさいの関心事が必ず現実から遊離する。そういうことをする人の全生涯は、単なる一場の劇としか映るまい。」【ホーソン】
「良心に照らして少しもやましい所がなければ、何を悩むことがあろうか。何を恐れることがあろうか。」【孔子】
「人生を逆向きに生きようとする人が多い。物や金をいくらでも欲しがり、それで自分のしたいことをして幸福になろうとする。それは順序が実際はあべこべなのだ。まず真の自分になり、それから、するべきことをして、自分の望みのものを手に入れるのである。」【マーガレット・ヤング】
「努力につぐ努力をしなければ、選手として成功しない。人生から何も得られない。近道して得られる成功なんて一瞬のものさ。」【ロジャー・ストーバック】
「男のかたは恋をすると、できる以上のことをやると誓いながら、やらないこともできると思っていらっしゃる。10以上のことをやると約束しながら、10分の1以下のことしかなさらない。」【ウィリアム・シェイクスピア『トロイラスとクレンダ』】
「良心というものは、それぞれの個人の中にあって、社会がそれ自体を保持するために発展させてきた法則の番人なのだ、と私は思う。われわれがその法則を破らないように見張るために配置された、われわれの心の中の警官である。自我という中央のとりでに座をしめたスパイである。人が仲間から是認されたいという欲望は、ひじょうに強く、人から非難されるのをこわがる気持ちは、ひじょうに激しく、それだから、自分で敵を門の中へおびき入れてしまっているのだ。」【サマセット・モーム『月と六ペンス』】

65 「知らないうちに、簡単に悪い子になってしまうんだわ、そうね?」【アン・シャーリー(L・M・モンゴメリ作)】
「少年を暴力と厳しさによって教え込もうとするな。彼の興味を利用して指導せよ。そうすれば自分の能力がどこに向いているか、少年自身で見出しやすくなる。」【プラトン】
「友人にその欠点を教えるのは、友情のもっとも厳しい試練の一つである。もし相手に腹が立つとか憎らしいとかいうのなら、つかつかと近づいて激しい言葉を浴びせるのは何でもない。だが友人を愛するあまり、友人が罪にけがれるのを見るに耐えきれず、その痛ましい真実を愛の言葉で告げる。これこそ真の友情である。しかしそうした友人を持っているものはごく僅かしかいない。われわれの敵はつねに、そのままでいいとしか考えない、剣の先を突きつけながら。」【ヘンリー・ウォード・ビーチャー】
「友人を信用しないのは、友人に欺かれるよりもはるかに恥ずべきことである。友達が君のことを怒ったなら、君に対して非常な親切を尽くす機会をつくってやりたまえ。そうすれば、かれの心は解けざるを得なくなり、かれは再び君を愛するようになるだろう。」【ジャン・パウル】
66

「艱難は真理に向かう第一歩である。戦争であれ、嵐であれ、女の怒りであれ、艱難を見事に耐え抜いた者は、たとえ十八歳であろうと八十歳になっていようと、非常に貴重な体験をしたことになる。」【バイロン】
「起こった結果を受け入れるのは、不運な結果を克服する第一歩であるから、あるがままに受け入れよう。」【ウィリアム・ジェイムズ】
「いつ自分が根詰まりを起こしているのかわからない。そんなとき、わたしは植え替えられ、新しい土のショックを感じ、未知の土を手探りで進み、そこに根付くだけの勇気に欠けている。」【ギニラ・ノイス】
「危機を目の前にすると、気骨ある人は自分を拠点にたたかう。彼は作戦命令を自分で発し、自ら指揮をとる。艱難は気骨ある人の心をとらえる。それをしっかり抱きしめることにより、自分の真の姿を自覚するからだ。」【ド・ゴール】
「一生懸命働き、絶対にあきらめない! どんなことがあっても、不当な扱いを甘んじて受けるようなことはしない!」【ティム・マティソン】
「私がふさわしいと思わない暴言は拒否する。重要人物であろうが、偉い人だろうが関係ない。」【ロジャー・マリス】

67 「私たちが敵に憎しみを感じると、むしろ自分自身が敵に支配されることになる。そしてその支配力は私たちの睡眠・食欲・血圧・健康・幸福にまで及んでくる。敵について思い悩み、苦悶し、何とか仕返しの機会をねらっていると知ったら、敵は小躍りして喜ぶであろう! 私たちの憎悪は少しも敵を傷つけないばかりか、かえって私たち自身が、日夜、地獄の苦しみを味わうことになる。」【デール・カーネギー】
「怒っているときは、口を開く前に10かぞえよ。怒りが激しいときは、100かぞえよ。」【トマス・ジェファーソン】
「相手と意見が食い違う時は、敵意をむき出しにしないで、相手を敬愛している気持ちを、表情にも行動にも言葉にも表すよう、努めることだ。」【ポール・ダグラス】
「立場が両極端な者どうしの議論にありがちなことだが、両者とも正しくもあり、間違ってもいる。」【デイヴィッド・オレル】
68 「相手の意見がこちらと違うからといって、相手の頭を叩き割ろうとするのは筋が通らない。この論法でいけば、十年前の自分と今の自分は違うのだから、自分の頭をなぐるのが当然ということになる。」【ホーリス・マン】
「ネズミは残念がった。『ああ、地球は日々小さくなっている。はじめはその巨大さに恐れおののきながら、ひたすら走り続けた。やっと壁を見つけるとほっとしたものだった。しかし、この長い壁はあっという間に終わりに近づき、いまや最後の部屋に来てしまった。残るは向こうの角だけだ。そこでは罠が待ち構えているが、私は行くしかない。』『お前はただ走る向きを変えればすんだのに』と言いながら、猫がネズミを平らげた。」【フランツ・カフカの童話】
「パンチを食らってかすみの中に的が三人見えたら真ん中のやつを狙え。それが鉄則だ。ところが、俺は残りの二人を狙ってしまったわけだ。」【マックス・ベア―(ヘビー級ボクサー)】
「(ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」をきっかけにして)わたしはこう思うのです。このような奇跡を人間はつくることができるのだと・・・・・・。・・・・・・罪のないばかを言って汚らしい地獄に生きながら、このように美しいものを作ることができる人間の頭をなでてやりたくなるのです。でも、今日はだれの頭もなでてやるわけにはゆきません。手を噛み切られてしまいますからね。逆に、頭をたたいてやらねば、情け容赦なくたたいてやらねばならないのです。われわれは、理想としては人間に対するあらゆる暴圧に反対なのですけれどもね。そうです、この仕事は、おそろしくむずかしいものですよ!」【ウラジミール・レーニン】
69 「悲しみで心が張り裂けそうになった時、その人は森の奥で道を失った旅人のようになります。恐怖は募り、どこへ行けばいいのか全然分からなくなり、道を見出そうとしては、木や石に体をとられます。ところが、道はちゃんとあるのです。信仰の道が――。これをたどっていけば、迷路のような森の奥から、求める大通りへと出られるのです。」【ヘレン・ケラー】
「もし道に迷った者が、「よく考えてみれば、私は道に迷ったのではない、気が狂ったのでもない、むしろこの場に踏みとどまる決心をしたのだ。そして『今のところはここに住もう。その代わり、自分の長年親しんできた場所は、もはやないものとあきらめよう』と考えているだけなのだ」と考えれば、どれだけ多くの不安と危険が除かれることだろう。自分の足で立っている者は、決して孤立していない。われわれの立っている地球が宇宙のどの方向へ転がってゆくのか、だれも知らないが、宇宙の迷い子になったと思う者はいない。地球の行きたい所へ生かせておけばよい。」【ソロー】
「すべての人間の類似が進めば進むほど、誰もが全体に対して自己をますます無力と感ずる。自分が他のすべての人よりはるかに優れ、彼らから区別される点は何も見当たらないので、彼ら全体と対立するとすぐ自分の方を疑う。自分の実力を疑問視するにとどまらず、その権利にも疑問を持つに到り、さらには大多数の人に間違っていると言われるときには、自分の誤りを認めんばかりの有様である。多数者は強制する必要がない。人を説き伏せてしまうのである。」【アレクシス・ド・トクヴィル】
70

「たとえ疑いをいっぱい持っていても落胆する必要はありません。健やかな質問はその人の信念を力強いものにします。はっきり言って、疑いの心から発しなければ深く根ざした信念は得られません。軽々しくよく考えもしないで信じる人は大した信念を扱っていません。何者にも揺るがない信念を持っている人は、血と汗を流した結果それを勝ち得たのです――棘だらけのやぶを通り抜けて広々とした世界へ到達し、疑いの世界から真実の世界へ達したのです。」【ヘレン・ケラー】
「人間を殺すのは仕事ではない。悩みである。仕事は健康によい。けれど自分の力の限界以上に働くことはできない。悩みは歯車の錆である。機械がだめになるのは、絶えず回転するからではなく、絶えず摩擦するからである。」【ヘンリー・ウォード・ビーチャー】
「もしわれわれが、ただ手をこまねいて、家に閉じこもってくよくよ考えてばかりいれば、ダーウィンのいわゆる「ウィバー・ギバー」なる卵をどっさり孵化させてしまう。「ウィバー・ギバー」とは、人間の体をむしばみ行動力と意志力を骨抜きにしてしまう、時代おくれの幽霊にほかならぬ。」【デール・カーネギー】
「ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した――しかし、それは遅すぎた。」
【マルティン・ニーメラー】

「攻撃は元来健全なもの、どうかそうあってほしいと思う。
だがまさに攻撃衝動は、本来は種を保つれっきとした本能であるからこそ危険きわまりないのである。
つまり本能というものは自発的なものだからだ。
もし攻撃本能が、多くの社会学者や心理学者たちが考えたように、一定の外的条件に対する反応に過ぎないのであれば、
人類の現状はこれほど危うくなりはしなかったろう。
もしそうなら、反応を引き起こす諸原因をつきとめて、取り除くこともできよう。」【コンラート・ローレンツ】



【71 - 80】

71

「何時間も調べたり、選んだり、考え込んだり、やめたり、分類したりを繰り返して、花が咲き、実がなる幻想にふけっていた。」【E・B・ホワイト】
「自分自身に忠実であれ、自分が作られたとおりの人となれ、と言うとき、それは才能のことを言っている。才能に忠実でなければ、自分自身にはなれない。」【エリザベス・オコナー】
「知識には作法の衣を着けねばならない。そして世間に出る道を円滑化せねばならない。作法のない知識は偉大なダイヤモンドの原石のようなものだ。戸棚に並べて好奇の眼で眺めるにはもってこいであり、またその稀少価値のゆえに尊ばれる。しかしもっとも賞讃されるのは磨き上げられた時である。」【チェスタフィールド】
「あなたは自分の才能を呼び覚ましたいと願っています。自分の能力を試してみたい。自分の創造性を発見し、取り戻したいと。でも何から始めたらよいのでしょうか?それには心を開くことと奉仕する意志を持つことから始めなさい。」「あなたが自分の創造力、技術、勇気、自制心、献身、識別力、エネルギー、情熱、感情、知性、想像力、発明力、熱情、頑張り、忍耐、腕前、汗、勘、粘り、涙、腹立ちを総動員して、神聖な夢を育てることに取りかかったならば、あなたの才能も育つのです。それに神との芸術同盟がどれほど大きなことを成し遂げるかを知って、あなたはびっくりするでしょう。」「あなたが自分の才能を使う必要があるように、世間もあなたの才能を必要としています。メイ・サートンは警告します。「外に与えることができなくて、内側に向けられた才能は重荷となり、時には毒として働く。それは生命の水がせき止められたようなものだ 」自分一人の力で創造しているのではないことを念頭においているかぎり、命の流れは止まるはずがありません。」「流れに乗りなさい。波を捕まえなさい。大波に乗りなさい。それができたらどんなに楽しいことか! あなたはどうですか?」【サラ・バン・ブラナック】

72 「何であれ伝え方や行い方次第で、その事柄の価値そのものが大きく変わってくる。これは人の世話をする場合によく当てはまる。とげとげしい気持ちでいやいやながら世話をすれば、親切な行いも固くなったパンみたいなものになる。「飢えた者は仕方なく食べるが、ともすると喉につかえる」というではないか。」【セネカ】
「きみよりも幸運でない人を助けようと努力すること。時間を割いて、身体が不自由だったり、差別されていたり、あるいは自分で困難を切り抜けられなかったりする人々の人生に役立とう。そのことが、いつかきみにとって大切な財産となるはずだ。」【リー・スタインバーグ】
「幸福になる前に笑っておかなければならぬ。笑わぬうちに死んでしまうようなことにならぬとも限らないから。」「人間にとっては唯三つの事件しかない。生まれること、生きること、死ぬこと。生まれる時は感じない。死ぬ時は苦しい。しかも生きている時は忘れている。」【ラ・ブリュイエール】
73 「奢る者は富みて足らず。何ぞ倹者の貧にして余りあるにしかん。」【菜根譚】
「才能を自慢するのは間違っている。才能をどう使ったかで値打ちが決まる。」【マデレーン・レングル】
「あなたに欠けている唯一のことは、あなたは必要なものはすべて持っていて、他の何一つ必要ではないという直接的な体験だけです。このことをいつわかる気ですか?」【ケン・ケイエス・ジュニア】
「金の問題は全人生を通じてわれわれの足に付きまとい、人間の持つどんな難題にも増して、それなりのやり方でしつこく強力に圧力をかける。それは霊的な探求にも影響を及ぼす。」【ジェーコブ・ニードルマン】
「成功とは、影響力のある仕事についてしっかり稼ぎながらも、その過程でだれのことも傷つけていないという自負である。そのためには、とにかく最善をつくすことが大切だ。より少ない努力で同じ額を稼ぐことが可能だったとしても、けっして手を抜いてはいけない。」【ケヴィン・スミス】
「人の一生は重荷を負いて遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こころに望みおこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。勝事ばかりを知りてまくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。」【徳川家康】
74 「神はある祈りにはさっと勢いよく応えられる、そして乞い願ったものを目の前に突きだされる、贈り物を握った鋼鉄の手袋の手を。」【エリザベス・バレット・ブラウニング】
「「私は何かしなければならない」と私たちが言う時はいつも、信じられないほどのエネルギーを消耗しています。実際にそれをやる場合より、ずっと多くのエネルギーを消耗しているのです。」【ギタ・ベリン】
「成功とは奇妙な言葉で、人によってその定義もさまざまだ。人によって優先順位が違うからだと思う。ぼくの経験から言えば、財政面での成功は、どんなにすばらしくて有益だとしても、いちばん大切なものとはいえない。自分の人生がおのずと指し示す道を見つけ出すのが、結局はいちばん大切な発見なのだ。」【テリー・キャッシュマン】
「問題とは、進歩するために支払う代償だ。」【ブランチ・リッキー】
「そのとき、貧しい家の子供たちのうちでいちばん下の子がはいってきました。それは小さい女の子でした。その子は兄さんと姉さんの首にかじりつきました。なにかとても大事なことを話しにきたのです。でもそれは、ないしょで言わなければならないことでした。「あたしたち、今夜ね――なんだと思う?――あたしたち、今夜ね。あたたかいジャガイモがたべられるのよ!」そして女の子の顔は幸福に光りかがやきました。ろうそくがその顔をまともに照らしました。」【アンデルセン 「ろうそく」】
75 「すべての争い、信条の違い、態度、あるいは憶測は、まさに、あなたと他人との間にある問題であり、しかも、あなたとあなた自身の間にある問題です。」【ギタ・ベリン】
「あなたの感情の本体に気づいてください。しばらくして、自分の思い込みがよく認識できるようになると、自分の思い込みが、自動的にいつも決まりきった感情を送り出しているのに気がつくでしょう。自己に確信を持つ者は、自分に向けられた些細な侮辱に腹を立てたりはしません。また、いつまでも根に持ったりしません。自分の価値に不安を持つものは、そのような場合、すぐに腹を立てます。感情の赴くままに流されていると、あなたの思い込みに、またすぐ戻ってしまいます。」【ジェーン・ロバーツ】
「世の中に無神経ほど強いものはない。あの庭前の蜻蛉(とんぼ)をごらん。尻尾を切って放しても、平気で飛んで行くではないか。おれなどもまあ蜻蛉ぐらいのところで、とても人間の仲間入りはできないかもしれない。むやみに神経を使って、やたらに世間のことを苦に病み、朝から晩まで頼みもしないことに奔走して、それが為に頭が禿げ鬚が白くなって、まだ年も取らないのに耄碌(もうろく)してしまうというような憂国家とかいうものには、おれなどはとてもなれない。」【勝海舟】
76

「いたるところに欺偽と、猫かぶりと、人殺しと、毒薬と、いつわりの誓いと、裏切りがある。ただ一つの純粋な場所は、汚れなく人間性に宿る、われらの愛だけだ。」【シラー】
「どんなにすばらしい経歴も、すばらしい家族以上の満足感は与えてくれません。幸福は成功の鍵であるだけでなく、充実した人生を送る鍵でもあります。物事が思いどおりにいかないときは、否定的に考えずに、人生で何が正しいかだけを追求しましょう。どんなにつらいこともいつかは過ぎ去るものです。自分に誠実でさえあれば。」【ナンシー・オデル】
「たくさん笑って、家族や友人たちなど、喜びを与えてくれる人を大切にして、だれかを傷つけたり、胸をはって言えないようなことをしたり、家族を怒らせたりしないこと。そうすれば自分がなりたいと思うどんなものにでもなれる。つねに覚えておいてほしいのは、一生懸命努力して全力を注げば、望むことはなんでも成し遂げられるということだ。目標を定め、やめろという説得に屈しなければ、きみは奇跡を起こすことだってできるんだ。」【ノーム・クロスビー】

77 「敵を許し、さっぱり忘れるためには、自分自身より無限に大きいものに心を打ち込むことである。そうすれば侮られたり憎まれたりしても大して問題ではなくなる。自分の信ずるもの以外は、念頭になくなるからだ。」【デール・カーネギー】
「議論したり反駁したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。しかし、それは空しい勝利だ――相手の好意は絶対に勝ち得ないのだから。」【ベンジャミン・フランクリン】
78 「気のふさいだ馬を見たことがあるか? しょげ返った小鳥を見たことがあるか? 馬や小鳥が不幸にならないのは、仲間に「いいかっこう」を見せようとしないからだ。」【デール・カーネギー】
「語り合ってみて理性も好感も感じられない人間が多いのは、自分の言いたいことで頭が一杯で、相手の言葉に耳を貸さない連中が多いからだ。」【ラ・ロシュフコー】
「チャンピオンは負けることを恐れる。他は皆、勝つことを恐れている。」【ビリー・ジーン・キング】
「一口にいえば、キリスト教が解決しようとした問題は、一方には貧民における貧困の存在と、他方には富者の富を侵犯から防衛する国家権力と、この二つをいかに和解させるかということにあった。そしてその問題を、一切露骨に本質だけをいえば、彼等は、貧民たちに、富者には困難な来世の救済を約束することによって、解決したのであった。」【ハロルド・ラスキ】
79

「外面的にも内面的にもせいいっぱい生き、内的生活のために外的現実を無視することなく、またその反対もなく生きることは――大事業だ。」【エティ・ヒレスム】
「成功するかどうかは、きみという人間と、きみがなにを重視するかという価値観による。まわりの人々や地域を大切にするのも成功のひとつだと、ぼくは思う。自分自身やほかの人々に正直であることも大切だ。いつも他人をだましたり、自分をごまかしていたら、なにをしたって成功はおぼつかない。現実と向き合うのは時に痛みを伴うものだが、最終的には、ただ空想の世界にしがみついているよりもいい結果を得られる。もうひとつぼくが心がけているのは、上記のような特質を備えた友人たちと親しくすることだ。」【デリー・キャッシュマン】
「人生の成功者となるためには、ありのままの自分でいること。もっとも大切なのは、正直、献身、そして家族だ! 自分に嘘をつかなければ、幸せはおのずとやってくる。」【ジム・マッケイ】
「他のチームを批判したところで、自分たちのチームはよくならない。」【ルー・ホルツ】
「諸君に第一に気をつけてほしいのは、決して自分で自分を欺かぬということです。己というものは一番だましやすいものですから。」【リチャード・ファインマン】
「こうしてこの九年間、私の十九歳から二十八歳まで、わたしたちはさまざまな欲望に、みずから迷わされ、人を迷わし、みずから欺かれ、人を欺いた。そしておおやけには自由学科とよばれる学問を鼻にかけ、ひそかには宗教の名をかたって、一方ではうぬぼれが強く、他方では迷信が深く、いずれにおいても空虚であった。」【アウグスティヌス】

80 「長所も短所も一切含めた自分自身を知れ、そうすれば甘言に身を誤らせない。甘言は変じて警告となり、謙遜の勧めとなり、人生の道案内となる。甘言を弄する者がもっともほめそやす所にこそ、自分の最大の欠点が隠れているからだ。」【マーティン・F・タッパー】
「7人(ギリシャの七賢人)のうちのひとりは、いつもこういっていた。「法律なんてクモの巣みたいなものだ。小さなハエは捕まるが、大物は巣を破って逃げる」」【フランシス・ベーコン】
「どちらかの側にべったりつかなきゃならないということはないと思います。私はただ質問しているだけです。」【陪審員第11号、『十二人の怒れる男』】
「人と交際する時に一番忘れてはならぬことは、相手には相手なりの生き方があるのだから、それが他人の人生をかき乱さないように、むやみに干渉しないことだ。」【ヘンリー・ジェームズ】




【81 - 90】

81 「高尚な目的をもたぬ魂は、舵のない船のようなものです。」【アイリーン・キャディ】
「珊瑚の森をさまうにせよ、美しき9人の女神よ、あなた方は詩を見捨てた。」【ウィリアム・ブレイク】
「誠に人生は夢の如しといふうちにも、小生の一生の如きは夢よりも果敢(はか)なくあはれなるものなるべし。・・・・・・かくして空想に入りて一生を流浪の間に空過し、死して自らも益せず人をも益せず、唯妻子を路頭に迷わすのみにてあまりに情けなく候へど、これも持たが病已むを得ず候。」【二葉亭四迷】
「大乗仏教の哲人たちは、宇宙の本質は空であると説いている。同じ宇宙の一小部分であるこの本に関する限り、彼らの言うところはまったく正しい。絞首台や海賊たちがこの本をにぎわわしており、標題の「汚辱」という言葉は大仰だが、無意味な空騒ぎの背後には何もない。すべて見せかけに過ぎず、影絵に等しいのである。だが、ほかならぬその理由が、面白さを保証するだろう。」【ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『汚辱の世界史』序文】
82 「肉体は物理的にも感情的にも精神的にも栄養を与えられねばならない。現代文化では、人は精神的に飢えている――食べ物が不足しているのではなく、栄養が足りないのだ。」【キャロル・ホーニグ】
「この瞬間、あなたをどうやって大切にしたらいいの? どう愛したらいいの? 本当に必要なのものは何?」【サラ・バン・ブラナック】
「安心してください。楽観主義は、幸福になる習慣と同じで、習得できるのです。ちょっとした実験をしながら、今日から始めてみませんか。あなたが出会う人すべてに笑顔を向けましょう。たとえ昨日何があったにしろ、今日はいいことが起こると期待してごらんなさい。あなたはもはや過去の虜ではない、と悟ることです。過去にしがみついている間だけ、あなたは過去に苦しめられるのです。過去から手を放しなさい。豊かでシンプルな世界があなたを待っています。」【サラ・バン・ブラナック】
83

「大いなる時の河は、いつも同じ早さで、決して後を振り返らず、滔々と流れ続ける――その流れを止めることさえできたら、全財産を投げ出しても惜しくないと思う時もあるし、もう少し流れを早めたいと思う時もある。だがいかに望もうと努力しようと、無駄である。人々が働いていようと眠っていようと、精を出していようと怠けていようと、喜びに身を躍らせていようと苦痛にあえいでいようと、大いなる時の河は、いとも楽々と流れ続ける。時の河が利用できるのは、「今日の生活」なる水車を廻す時だけである。一度目の前を流れ去れば、時の河は大いなる、再び還らざるとこしえの海に入る。また次の機会もあるだろう、次の流れも来るだろう――だが利用されることなく流れ去ったものは、もはや完全に失われたのであり、再びわれわれのもとに帰っては来ない。」【エドワード・ハワード・グリッグズ】
「落し物の広告。昨日、日の出から日の入りの間のどこかで、それぞれ六十分のダイヤモンドをちりばめた貴重な時間を二つ紛失。なお拾い主には賞金なし。永遠に失われしゆえ。」【ホーリス・マン】
「取り戻せ、時を。取り戻せ。高度な夢のまだ読まれていない幻想を……」【T・S・エリオット】
「過ぎてしまった、いいこと二つや、来るかどうかわからない、いいこと三つよりも、今のいいこと一つのほうが勝る。」【アイルランドの諺】
「同じ川には二度とは入れない。」【インドのことわざ】

84 「夢は挿絵だ……魂があなたについて書いている本の。」【マーシャ・ノーマン】
「自分の決断に基づく行動(と独創的行動)に関して、一つの基本的な真実があり、それを知らないと無数の発案やすばらしい計画をつぶしてしまう。それは自分が全力を傾注するやいなや、神の摂理が働くということだ。それ以外の場合には絶対に起こらないようなことが次々と起こり、自分を助けてくれる。一つの決意からあらゆる出来事が勢いよく始まり、自分にとって都合のよい方向へ向かう、思いがけない事情や会合、財政的支援を引き起こすのだ。それらはまさか自分の身に起こるとは夢にも思わなかったことばかりなのである。」【ウィリアム・ハッチンソン・マレイ】
「わたしは他人の力と能力を信用し、自分の力は信用しないで生きてきた。そして今、わたしの能力が本物であることを知り、目がくらんでいる。古いオーバーの裏地の中に大金を見つけたような気分だ。」【ジョーン・ミルズ】
「一度本物になったら、もう本物でなくなることはできない。それはいつまでも持つ。」【マージェリー・ウィリアムズ】
「真理と知識の審判を下そうとする者は皆、神々の笑いの海に飲み込まれる。」【アルバート・アインシュタイン】
「自分の愛することに関する知識は自然と入ってくるものだ。何かを読んだり、分析したり、学んだりするには及ばない。それを深く愛しているならば、知識は水がしみこむように入り、どんな地図にも負けないほど、細部までありありとわかる。」【ジェサミン・ウェスト】
「希望の火が再び灯ると思ってください。あなたの祈りがすばらしい形で応えられると思ってください。人生の乾季は長続きしません。春雨がもうすぐ降るでしょう。」【サラ・バン・ブラナック】
「物事は時間をかけて理解しよう。すべてのことを当たり前だと思ってはいけない。情熱を胸に、なにがあっても夢を追うことをやめないこと。」【ジム・クレイグ】
「知恵の9割は、いざというときに賢くなることです。」【セオドア・ルーズベルト】
85 「こう考えると冷水を浴びせられたように感じる。もしも、この瞬間、わたしが自分の可能性を最大限に活用して生きているとしたら?」【ジェーン・ワグナー】
「世の中はすばらしく豊かだ。豊かな宝物、美しい魂、興味深い人々に満ち満ちている。身の程を忘れて行動しよう。」【ヘンリー・ミラー】
「勝つことがすべてではない。しかし、勝つこと以上のものはない。」【ボール・ベアー・ブライアント】
「勝とうという意欲より、勝つために努力しようという意欲のほうが大切である。」【モーガン・ウーテン】
「戦うことに勝つ楽しみはない。しかし、いくつかの戦いには勝つ楽しみがあった。」【モハメド・アリ】
「ボクシングの極意はパンチを受けないことさ。対戦相手のスタイルに合わせ、自分のスタイルを対戦ごとにつくっていくんだ。」【ガー・レイ・ロビンソン】
「人生でやりたいことを見つけて懸命に努力し、夢をかなえてほしい。支えてくれる人々に感謝し、つねに清廉さ、公正さ、そしてほかの人々に対する敬意をもって生きていってほしい。」【ジャック・ニクラス】
「夢を追い続ける、いつも幸せでいるよう努力し、自分がしてもらいたいようにほかの人に接しなさい。」【ジョニー・ユニタス】
86 「自己の向上を心がけている者は、喧嘩などする暇がないはずだ。おまけに、喧嘩の結果、不機嫌になったり自制心を失ったりすることを思えば、いよいよ喧嘩はできなくなる。こちらに五分の理しかない場合には、どんなに重大なことでも、相手に譲るべきだ。こちらに十分理があると思われる場合でも、小さいことなら、譲ったほうがいい。細道で犬に出会ったら、権利を主張して咬みつかれるよりも、犬に道を譲ったほうが賢明だ。たとえ犬を殺したとて、咬まれた傷は治らない。」【エイブラハム・リンカーン】
「プロのフットボールは核戦争さ。勝者はいない。生き残った者がいるだけ。」【フラン・ギフォード】
87

「生きるということは、次に何が来るか、どう来るかがわからない、不確かな形式である……芸術家はすべてを知ることができない。わたしたちは推測するのだ。間違っているかもしれないが、暗闇の中で次から次へと跳躍する。」【アグネス・デ・ミル】
「何一つ予想できず、強いて言えば予想できないことだけが予想できる。」【ウィリアム・ジェイムズ】
「人生航路は大きな川の流れによく似ている。その急激な流れの力によって、今まで流れたことのない、新しく、予想もしなかった水路が開かれてゆく。そうした変化に富んだ流れや、計画もしていなかった変化は、神様が私たちの人生に計画なさったものなのだ。人生は人間が作った運河のように決まりきった水路だけを流れるものではない。こうしたことを、自分の人生ではっきりと認識した時、私たちはもう、どんな人間社会の作り事にもまどわされなくなるだろう。」【タゴール】

88

「真珠を探しているのなら、源流では見つからない。深い海の底まで潜らなければならない。これほど貴重な真珠は、生命という海に潜ったとしても一滴の水にも濡れることなく上がって来られる勇者にこそ相応しい。」【メヴラーナー】
「過ぎ去った過去の奴隷にならずに、浄化の海に飛び込んで深く潜り込み、どこまでも泳いでゆけ。そして、自らを尊び、新しいパワーを身につけて、人生を新たなる高き視野から見直し、それがなぜ、そのようであったを知って、戻ってくるがよい。」【エマーソン】
「あなたのダイアモンドは遠い山のかなた、海の向こうにあるのではない。それはあなたの裏庭にある。あとは掘り起こせばいいだけだ。」【ラッセル・H・コンウェル】
「ほとんどの人は、自分が本当はどんなに勇敢か知りません。事実、男性にも女性にも英雄になる可能性を秘めた人は沢山いますが、ほとんどの人は、自分に対して疑念を抱いたまま生きています。自分の深いところにある資質を知りさえすれば、彼らは自分を信頼して、ほとんどの問題に対処し、大きな危機をも克服することができるでしょう。」【R・E・シャンバース】
「「3つのD」 デザイア(願望) 目標を定める。デディケーション(専念) 定めた目標を達成するために専心する。デタミネーション(決断) 立ちはだかる障害を克服する。」【アーチー・M・グリフィン】
「夢を追い続けて! けっしてだめだという答えを選ばないこと。」【ドリス・ロバーツ】
「私は女性の力というものを信じている。私は自分を信頼している。私は自分の身体を信頼している。」【イブリン・アシュフォード】

89

「スイッチで制御しているつもりのとき、実はスイッチ盤の前で眠りこけているのだ。」【アニー・ディラード】
「人生は錯覚だわ」【マタハリ】
「わたしたちが意のままにしようとするものは、わたしたちや人生を意のままにしている。意のままにしようとしてきた人生を売り、そのかわりにもっとよい、扱いやすい人生を受け取る。」【メラニー・ビーティ】
「わたしたちは霊的になろうとしている人間ではない。人間になろうとしている霊的な存在だ。」【ジャクリン・スモーク】
「精神と意志の集中がなければ、やっても結果は得られない。」【ロジャー・バニスター】
「正しく哲学している人々は死ぬことの練習をしているのだ。そして、死んでいることは、かれらにとっては、誰にもまして、少しも恐ろしくないのである。こういう風に考えてみたまえ。もしも、かれらが到るところで肉体と仲たがいをしてきて、魂それ自身だけを持とうと熱望してきたのに、そのことが起こると、恐怖を覚え憤慨するというのでは、これ以上の不合理はないだろう。」【プラトン】

90 「水は低きに流れ、人の心も低きに流れる。」【東洋の格言】
「あなたの精神が健康か否かを測る尺度は、どこにでも良いことを見つけられるか否かである。」【エマーソン】
「最も神聖なこと、すなわち、宗教、愛、真理、正義などは、私たちが疲労困憊し、無関心に陥った時は、その意味や価値を失うようです。そんな時は、瞑想や読書を止めて、戸外に繰り出し、自然の中に入り込み、鳥や動物の群れや子供たちの中に入ったほうが良いというシグナルです。そこで、無味乾燥な空理空論から遠く離れて、澄んだ水のように溢れ出す命の泉を飲み干し、新しい健康やエネルギーを貯えます。すると、喜びや平和を見つけるためには、知的な探求を行なうのではなく、信じ、希望し、かつ行動することだと、再確認できるでしょう。」【ジョン・ランカスター・スポウルディング】




【91 - 100】

91

「愛は奇蹟であり、愛は恩寵である。天から落ちる露のように。」【ガイベル】
「大いなる苦痛と不安にあるとき、恵みが下る……時にはそんな瞬間に光の波が暗闇に差し込み、「あなたは受け入れられた」という声が聞こえたような気がする。」【パウル・ヨハネス・ティヒリ】
「人は、夜の道を通り過ぎなければ、夜明けに達することはない。」【カリル・ギブラン】
「寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。」【ホイットマン】
「わたしたちすべてに希望がある。とにかく、死なないかぎり明けても暮れても何とか生きているのだから。」【メアリー・ベケット】
「どんな状況であれ、自分の現状に祝福を求めるだけで、なぜかその情況が好転し、神秘的な源泉からエネルギーと喜びを汲み取れることを知った。」「私は太古からの普遍的な真理を把握したのだ。神の助力を与えられる前から信じ、求めることで、それを与えられるのだ。」【マージョリー・ホームズ】
「望み、求め、信じ、受け取れ。」【ステラ・テリル・マン】
「(ギリシャ神話における天上から地上への接地、そして地上から天上への帰還を述べた後)これらは真夜中の太陽を見たことのない者には説明し難い事柄である。これらを瞑想することは多くの益をもたらすが、討論したところで、それは無益である。
」【ダイアン・フォーチュン】
「愛とは、恐れを手放すことです。」【ジェラルド・ジャンポルスキー】
「ぜったいに笑うのをやめないで。」【デイブ・バリー】
「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」【フローレンス・ナイチンゲール】

92

「花発(ひら )いて雨風多く、人生別離足る。」【于武陵】
「一日のうちにどれほど多くの異なった感情の天候をくぐり抜けるかと思うと、とてもおもしろい。」【アン・モロウ・リンドバーグ】
「変わらぬ愛には、どんな季節も、どんな天気もない。何時、何日、何分、そんなものは時の輪切りに過ぎぬ。」【ジョン・ダン】
「人生とはなんと惨めなことか。人はクローバーの中で生きている。ただし、クローバーが花開いていない時だけ。」【ベルトナト・ブレヒト】
「ひたすら前向きに努力すること。この世でもっとも大切なことは、内なる平和――心の平和と自分に対する満足感である。幸せとは、だれかに愛され、こちらからも愛することだ。長続きしないこともあるから、気軽に探そう! そして、いったん見つけたら、その感情を手放さないこと。」【ニール・セダカ】
「ただ過ぎに過ぐるもの、帆かけたる船。人の齢。春、夏、秋、冬。」【清少納言】
「鶸(ひわ)色に萌えた楓の若葉に、ゆく春をおくる雨が注ぐ。あげ潮どき川水に、その水滴は数かぎりない渦を描いて、消えては結び、結んでは消ゆるうたかたの、久しい昔の思い出が、色の褪せた版画のように、築地川の流れをめぐってあれこれと偲ばれる。」【鏑木清方】
「今日はクリスマス・イブだ。君がいないので淋しい。君も、ぼくがいないので淋しかろう。でもぼくは菌を見つけなくちゃならないんだ。……ぼくのことは心配しないで欲しい。良い本を読み、映画やショウに出かけて、淋しさをまぎらわしてくれ、細菌を見つけたらすぐとんで帰る。……フレクスナー先生にさえも手紙を書く時間がないんだ。……これから実験室に帰らねばならぬからこれで……。」(メリー宛書簡)【野口英世】

93 「どんな不幸な人生からでも、利口者は何らかの利益を得る。一方、どんな幸福な人生からでも、愚か者は心を傷つけられる。」【ラ・ロシュフコー】
「困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽を持て。」【ベンジャミン・フランクリン】
「誰もが「彼女はもうおしまいだ」と言った。それは、私を燃えあがらせた。」【イヴォンヌ・グーランゴング】
「人は外面では、仲間や他人のなかで体裁を保たなければならない。だからできないことが山ほど(a hundred things)ある。だが、内面ではおそろしく自由なのだ。」【ラルフ・ウォルドー・エマソン】
「「馬鹿の一つおぼえ」は小人の心に潜む悪魔であり、その崇拝者は三流政治家、哲学者、牧師といったたぐいである。同じことをいつまでも続けていては、偉大な魂は何もすることがなくなる。壁に映った自分の影に気を取られる方が、まだましだ。自分が今考えていることをはっきりと言葉に出して述べるのだ。そして明日はまた明日で、自分の考えたことをはっきりと語るのだ。今日考えたことと完全に矛盾してもかまわない。「それでは誤解されるに決まっている」と人は言うだろう。誤解されるのはそんなに悪いことだろうか。ピタゴラスは誤解された。そしてソクラテスも、キリストも、マルティン・ルターも、コペルニクスも、ガリレオも、ニュートンも。そして古今のあらゆる清純で賢明な魂も誤解を受けた。偉人は常に人々に誤解される。」【エマーソン】
94 「世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振るう暴力に比べれば、ものの数ではない。自分自身をどう考えるかによって人の運命は決定される、あるいは暗示される。」【ソロー】
「凪のときにいちばん良く学べることと、嵐のときにいちばん良く学べることがある。」【ウィラ・キャザー】
「どんな風に記憶し、何を記憶しているかによって、各個人の心の地図が作られる。」【クリスティーナ・ボールドウィン】
「言葉を7語にまで減らさないかぎり、われわれが互いに理解し合うことはない。」【ハリール・ジブラーン】
「多少なりとも適切だったり必要だったりすることを、たまたま書き落としていたとしても、お許しいただきたい。どんなことにも落ち度がなく、用意周到な人などいないので。」【フィボナッチ『算盤の書』】
「不条理という言葉の当てはまるのは、この世界が理性では割り切れず、しかも人間の奥底には明晰さを求める死に物狂いの願望が激しく鳴りひびいていて、この両者がともに相対峙したままである状態についてなのだ。不条理は人間と世界と、この両者から発するものなのだ。いまのところ、この両者を結ぶ唯一の絆、不条理とはそれである。」【カミュ】
95 「だれでも、自分はこうあるべきだが、実際にはそれとは程遠いと思われる理想像を描く時がある。進歩向上を目指すすべての人間にとって、この理想像は本人より立派である。今の自分より賢くなりたい、立派になりたい、気高くなりたい、と全然考えたことがないほど、自己満足に陥っている人間はいない。」【シーオドア・パーカー】
「雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。」【マタイによる福音書 7章】
「わたしたちは自分の道が自分の心につながっていることを確認しなければならない……『自分は心に沿った道をたどっているのだろうか?』と自問するとき、それがどんな道であるべきかを誰も決めてくれないことに気づく。この神秘的で美しい問いが体内で反響するに任せるのだ。そのうち自分のどこかから答えが出てきて、悟るのだ。たとえわずかな時間でも、心を澄ませて静かに聞き耳を立てると、自分が心に沿った道を歩んでいるかどうかがわかる。」【ジャック・コーンフィールド】
「だれも見ていないときこそ、ベストをつくすこと!」【ボブ・クージー】
「ここ一番の台詞はただの一文かもしれないが、そのために役作りをするんだ。役に入り込む時に集中して[=ゼロ・イン]、全力を尽くす。それだけだよ、君。それで失敗したらすべてパーだが、うまくいけば大当たりさ。」【ジャック・レモン】
96 「なにより癪にさわるのは、12年前には私の相手をよくしてくれた女性の友人たちが、今では私を疎んじることだ。私は彼女たちにとって、以前ほど年を取りすぎてはいないのに。それは計算で証明できる。当時、私の年は彼女たちの2倍あったが、今はそんなことはない。」【ジョナサン・スウィフト】
「愛情は、あらゆる暴力の嵐に耐え抜く力があるが、北極の氷のような無関心には耐えられない。」【ウォルター・スコット】
「愛とは、見返りを求めない気持ち」【グレグ・ノーマン】
「愛は与えなければ愛ではない。愛とは他者への思いやりであり、見返りをいっさい考えずに与えるものだ。真の幸福とは、いつかは消滅する物質から生まれるものではなく、けっしてなくならないもの、つまり与えること、愛すること、いたわること、助けることなどから生まれるものである。」【ジョン・ウッドン】
「元気で行くがいい――生きて帰るにしても、戦場の露と消えるにしても! きみの見通しは暗い。……率直に言って、きみが生還するかどうかという問題は考えないようにして、答えずにおこうと思っている。きみの単純さを上昇させた肉体と精神の冒険は、肉の領域では生きて帰れない世界を、精神の領域で探訪させた。きみは瞑想に耽りながら、死と肉の放縦のなかから愛の夢が予感に満ちて誕生してくる瞬間を経験した。この世界を覆う死の祝祭のなかからも、雨に煙る夕の空を一面に焦がすこの陰惨な狂熱のなかからも、いつの日か愛の生まれてくるときがあるだろうか。」【パウル・トーマス・マン『魔の山』】
97 「人生には明るい面と暗い面があります。相対的な世界は光と影から成り立っているからです。もしあなたが悪しき思いに身を任せると、あなた自身が醜くなります。すべてに良い点だけを見つけなさい。そうすれば、あなたは美しい資質を吸収するでしょう。」【パラマハンサ・ヨガナンダ】
「不安は人生を蝕む錆であり、その輝きを破壊し力を弱める。神の御心を子供のように純粋な気持ちで、変わる事なく信ずることは、この人生の錆の最上の予防策であり、解決策である。」【トライオン・エドワーズ】
98 「結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目に遇うのだ。」【バルザック】
「自分の心の声に耳を傾けるのは、難しい。自分が誰であるかを見つけるのは、難しい。自分が何者であるか、なにを求めているかを知るには、大変な努力と勇気が要る。」【スー・ペンダー】
「私たちがくよくよする理由の一つは、未来を左右することができない無力感から来ています。最悪の状況になったとき、どうするかを決めることができたら、絶望感が遠のきます。」【サラ・バン・ブラナック】
「人を信じることの大切さ。あなたが育っていくこれからの世紀は、これまででもっともすばらしいと同時に、もっとも不安な時代になるでしょう。何が起ころうと、人間の善良さを信じて下さい。人の本性は善であるという性善説に望みを託すのです。悪と闘いましょう。自分の信念を貫き、なによりも、自分自身を信じて下さい。ニック、あなたとあなたの世代の人たちのご成功を心より祈っています。この世界をよりよい場所にするためにがんばってくださいね。」【リタ・モレノ】
「いま熱情に燃えさかっている青年が、もし自分の老いさらばえた後の姿を見せつけられたなら、恐れ戦いて飛びすさることだろう。柔軟な青年時代を過ぎ、きびしく非常な壮年に達しても、心して人間的な行いを保持してゆくように努め給え。途中で取り落してはいけない。後で取り戻すことは決してできないから! 未来に横たわる老齢はつれなく恐ろしいもので、何一つもとへ戻してくれはしないのだ!」【ニコライ・ゴーゴリ】
99 「最悪の事柄を受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなる。裏を返して言えば、*どうころんでも*儲けものなのだ!」【デール・カーネギー】
「御自身かようの過ちを犯す度しょっちゅう宣っていた如く、そんなことは100年も経てばイタくもカユくもなんともなかろう。」【チャールズ・ディケンズ】
「十九世紀においては* 神が死んだ* ことが問題だったが、二十世紀では* 人間が死んだ* ことが問題なのだ。十九世紀において、非人間性とは残忍という意味だったが、二十世紀では、非人間性は精神分裂病的な自己疎外を意味する。人間が奴隷になることが、過去の危険だった。未来の危険は、人間がロボットとなるかもしれないことである。たしかにロボットは反逆しない。しかし人間の本性を与えられていると、ロボットは生きられず、正気でいられない。」【エーリッヒ・フロム】
100 「後悔すると、あなたは臆病になります。そして、あなたの人生に最も素敵なことを起こらせなくしてしまいます。」【アイリーン・キャディ】
「ある者は過去の記憶をむし返して、われとわが身をさいなみ続ける。ある者はまだ見ぬ罪におびえて、われとわが身を傷つける。どちらも愚かきわまることだ ――過去はもはや関係がなく、未来はまだ来ぬ・・・・・・。」【セネカ】
「ふたつの悪のなかでましなほうを選んでいても、悪を選ぶことに変わりはないんだ。」【ジェリー・ガルシア】
「雪は、また、マイケル・ヒュアリーが埋もれている丘の上の淋しい教会墓地のいたるところに降っている。雪はゆがんだ十字架や墓石の上に、小さな門の穂先の上に、不毛ないばらの上に、深々と降り積もっている。彼の魂は雪の降る音を耳にしながら、しだいに知覚を失っていった。雪が、かすかな音を立てて宇宙に降り、最後の時の到来のように、かすかな音を立てて、すべての生者たちと死者たちの上に降りそそぐのを耳にしながら。」【ジョイス(『ダブリンの市民』より)】

「奥深くに隠れている何かが、森羅万象の背後にある。」【アルベルト・アインシュタイン】

「沈黙することを学びなさい。静まった心に耳を澄ませ、吸収しなさい。」【ピタゴラス】

「私は言うべきことが次第に少なくなっていくのを感じ、ついに沈黙した。
そして耳を傾け始めた。私は静寂の中に、神の声を聞いた。」【セーレン・キルケゴール】

「わたしはまだ若輩ですし、アドバイスといっても、どれほどのことが言えるかわかりませんが、
人生の成功とは、自分の心に従うことによって得られるものだと思います。
それさえ守れば、疑問を持ったり岐路に立ったりしたときに、おのずと答えがでてくるでしょう。
この騒がしい世の中で、ときには自分の中の答えを聞くことがむずかしいこともあるでしょう。
それでも、時間をかけて静かに聞くことが大切です。そうすれば、間違った方向に行かなくてすむでしょう。」【パイパー・ペラポ】


※名言や語録を引用させていただいた文献は、こちらのページに整理してあります。





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