【0 - 10(総論)】
「寛大さと援助において大河のようであれ。
優しさと慈悲において太陽のようであれ。
他人の至らなさを覆い隠すための夜のようであれ。
憤怒と苛立ちに対して死人のようであれ。
謙虚さと慎ましさにおいて大地のようであれ。
寛容さにおいて大洋のようであれ。」 【メヴラーナー】
「ハッカは同情を、マヨラは喜びをもたらし、サルビアは長寿……
クルマバソウは健康を示す――それは富よりも豊かな贈り物。
ラベンダーは深い献身を意味し、優しい吉兆の香草、
ローズマリーは一生を通じての愛と追憶を伝える。
天と地と人が一つとなって、
この祝福をいつまでもあなたに与えつづけることができますように。」 【レイチェル・ペイジ・エリオット】
「緋は情熱、
紅は欲望、
緑青は理性、
蒼白は欺き、
菫は癒し、
朱は力、
檸檬は清清しさを綴る。
すべてが白を物語る。
純白は清潔と時代の象徴、
聖人の尊い報い、
安らぎの内光、
最高の色の紋章。」 【オードリー・カージェール】
「どの突き出した岬にも、
どの弧を描く砂浜にも、
どの砂粒にも、
地球の物語がある。」【レイチェル・カーソン】
「円は、無限の可能性を秘めた空白を必然的に象徴していた。
この意味で、あらゆる色を持つ黒にも似ている。」【バニー・クラムパッカー】
「人間とは本質的に何なのだろう?
無限に対しては無、無に対してはすべてといえ、
無とすべての中間である。」【ブレーズ・パスカル】
「世の中の力は常に円に動く」【ブラック・エルク】
「わたしの喜び、悲しみ、希望、愛
すべてがこの輪の中で動く!」【エドマンド・ウォラー】
「自分の中にすべてのものの命を、
そして、すべてのものの命の中に、自分自身を見ることができる者は、
決して悲しむことはない。」【エシャ・ウパニシアッド】
「自分と調和している者は、宇宙とも調和している。」【マルクス・アウレリウス】
「プライド、忠誠心、練習、情熱、そして知性。
しかし、何よりも自己信頼こそが成功のカギだ。」【ジョー・パターノ】
「人々の行為はすべて、必然的に七つの原因(動機)によって、
すなわち、運により、自然により、強制により、習慣により、考量により、怒りにより、欲望により、
行われることになる。」【アリストテレス】
「いつくあっても多すぎることのないものが七つある。
思いやりから与えられるパン、
子羊の肉、
冷たい水、
柔らかい衣服、
優雅な香り、
寝心地のよいベッド、
美しいものの眺め。」【アラビアの格言】
「世界には七つの大罪がある。
労働なき富、良心なき喜び、
人間性なき知識、
道徳なき商業、
人間性なき科学、
犠牲なき信仰、
理念なき政治だ。」【マハトマ・ガンジー】
「月曜の子どもはきりょうよし、
火曜の子どもは品がいい、
水曜の子どもは悲しみいっぱい、
木曜の子どもは遠くへ離れる、
金曜の子どもは気前よく愛する、
土曜の子どもは苦労して金かせぐ、
安息日に生まれた子どもはかわいく、明るく、いい子で、元気だ。」【マザー・グース】
「ケルト人にとって無限のシンボル(※∞)はSで、それはみずからの尾をくわえ込んだヘビの概念をあらわしていた。
アッシリア人にとっても、無限のシンボルはやはり「永遠の命を持つヘビ」だった。
ジョルジュ・イフラーは著書『数の世界史』で、ヘビの記号は
「空、宇宙、世界の軸、すべての始まりの夜、原初の物質、活力、生命、不死、精力、気力、
過去の遺物、未来の種、展開してはまた吸収されるような周期的現象、
長寿、とても高い繁殖能力、計り知れない量、潤沢、莫大、全体性、絶対的な安定、
終わりなき運動などといった概念と結びつけられる」と書いている。」【バニー・クラムパッカー】
「人間は、自分が現れてきたおおもとの無も、自分が飲み込まれていく先の無限も、
同様に見ることができない。」【ブレース・パスカル】
「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。
悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる。
柔和な人々は、幸いである。その人たちは地を受け継ぐ。
義に飢え渇く人々は、幸いである。その人たちは満たされる。
憐み深い人々は、幸いである。その人たちは憐みを受けられる。
心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。
平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。
義のために迫害される人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。」
【真福八端、新約聖書『マタイによる福音書』第五章三〜十節】
「苦しみを超えて
大きな事を成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、謙遜を学ぶように弱いものとされた。
より偉大なことが出来るように健康を求めたのに、よりよいことが出来るようにと病気をいただいた。
幸せになろうとして富を求めたのに、賢明であるようにと貧しさを授かった。
世の中の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに、神を求め続けるように弱さを授かった。
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、あらゆることを喜べるようにと命を授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが、願いはすべて聞き届けられた。
神の意に沿わぬものであるにも拘わらず、心の中の言い表せない祈りはすべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ。」【ロイ・カムパネラ】
「われらに祝福を与え給え、神々と人間を生み出す聖なる数よ!
おお、誠に聖なるテトラクテュス、永遠に流れる創造の源泉よ!
聖なる数は、深遠で純粋な1から始まり、ついには気高き4に至る。
そしてそれは、万物の母であり、すべてを取り込み、すべての限界を定め、
最初に生まれ、決して道を踏み外さず、倦むことのない気高き10、
万物の鍵を握るものをもうける。」【ピタゴラス学派の祈り】
「人生は10段変速の自転車みたいなものだ。
ほとんどの人には、まったく使わないギアがある。」【チャールズ・M・シュルツ】
「戒律や掟といったものが10までしかないのも仕方ないことなのよ。
そうじゃなくて12もあってごらんなさい。
神父さんが、イチ、ニ、サンと指を使って数えるのに、
最後の二つは香炉を持った助手の指を借りないとだめでしょうが。」【ウンベルト・エーコ】
「教室で。
ペパーミントパティ 「その答え知ってます! 答えは全人類の心の内にひそんでいるのです!」
マーシー 「答えは“12”ですよ。」
ペパーミントパティ 「私はいる場所を間違えているみたい!」【チャールズ・M・シュルツ】
「健康を強いるな。
神の定めをないがしろにするな。
国事にかかわるな。
秘密を漏らすな。
けんかを売るな。
比較をするな。
邪悪な考えをもつな。
悪い連中と付き合うな。
悪を焚きつけるな。
長々と食事をするな。
何度も不平を言うな。
賭け事をするな。」【チャールズ1世による良き12カ条】
「1個の木の実から1000の森が生まれる。」【ラルフ・ウォルドー・エマソン】
「「道」が一を生み出し、
一が二つのものを生み出し、
二つのものが三つのものを生み出し、
三つのものが万物を生み出す。」【老子】
「何百万の人々よ、抱かれよ! この接吻を全世界へ!」【フリードリヒ・シラー】
「一粒の砂にも世界を
一輪の野の花にも天国を見、
君の掌のうちに無限を
一時のうちに永遠を握る。」【ウィリアム・ブレイク】
「根源的なことがらについての疑問、
たとえば人間の起源や目的、運命などに関する問いに対しては、われわれは決して答えられないかもしれない。
しかし、個人としてであれ、政治的な人間としてであれ、れわれは将来起こることがらに対して多少の発言権があるはずだ。
われわれの運命は、われわれ自身が作るもの以外のどのようなものでありうるだろうか?」【メダウォー】
「自分がだれで、なんであるのかを考えるようになったら、自分がなぜ存在するのかということも考えてみよう。
きみはなにかのためにこの世に生まれてきた。それがなにかを見つけなさい。
われわれは皆、なにかの目的のために創造されている。
だからこそ、きみも生まれてきた!
神がわれわれみんなをおつくりになった。
きみのおかあさんもおとうさんも含め、人は皆、神様によって創造されたのだから、神様とはだれかということを、きみも知るべきだ。
生活の中心に神を置き、聖書を読もう。すべての真実がそこに書いてある。
われわれ(きみたち)は人種にとらわれず、すべての人々を愛することを学ばなければいけない。
神は「互いに愛し合わなければならない!」と言っている。
きみが愛情あふれる人生を送り、他者の支えとなってくれることを祈っている。
神こそが人生で成功する鍵である!」【レニー・ムーア】
「いかなる生物生類であっても、怯えているものでも強剛なものでも、悉く、
長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、
微細なものでも、粗大なものでも、目に見えるものでも、見えないものでも、
遠くに住むものでも、近くに住むものでも、
すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、
一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。」【ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)】
「愛は偽りなきものでなければならない。
悪を憎悪し、善に結びつき、
互いに対する兄弟愛において肉親間のように優しく愛する者となり、
尊敬をもって互いを立て合い、
熱心さにおいて遅れをとらぬ者となり、
霊において熱くなり、
主に隷従し、
希望において喜び、
艱難において忍耐し、
祈りにおいて専念し、
聖なる者たちの困窮を共に担い、
旅人をあつくもてなす
――不断にそのようになりなさい。」【パウロ】
「人間の偉大さを言いあらわすためのわたしの慣用の言葉は運命愛である。
何ごとも、それがいまあるあり方とは違ったあり方であれと思わぬこと、
未来に対しても、過去に対しても、永遠全体にわたってけっして。」【フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ】
「人間は自然の中にあって何者であるか?
無限に比すれば虚無、虚無に比すれば一切、無と一切との中間物。
両極を理解するには、それらから無限に隔っているので、事物の窮極とその始原とは、
彼にとって、底知れぬ秘密のうちに詮方(せんかた)もなく隠されている。
彼の引き出された虚無をも、彼の呑みこまれる無限をも、ひとしく彼は見ることができない。」【ブレーズ・パスカル】
「誦(よ)め、「創造主なる主の御名において。いとも小さい凝血から人間をば創りなし給う。」
誦め、「汝の主はこよなく有難いお方。筆もつすべを教え給う。人間に未知なることを教え給う。」と。
はてさて人間は不遜なもの、己ひとりで他は要らぬとも思いこむ。
旅路の果ては主のみもと、とは知らないか。」【ムハンマド】
【総論 Part.2
「映画」「物語」「詩」「音楽」・・・あらゆることが人生のヒントになる】
「神は映画のアイデア、小説のアイデア、詩、歌、絵画、演劇の仕事をたくさんお持ちだ。
心の中の創造主の声を聴くことで、私たちは正しい道に導かれる。」【ジュリア・キャメロン】
「言語、神話、芸術を
「シンボル形式」
と呼ぶとき、この表現にはある前提が含まれているように思われる。
それは、言語も神話も芸術もすべて精神の形態化の特定の様式であって、
それらはすべて、遡れば現実というただ一つの究極の基層に関わっているのであり、この基層が、
あたかもある異質な媒体を通して見られるかのように、それらそれぞれのうちに見てとられるにすぎない、という前提である。
現実というものは、われわれにはこうした形式の特性を介してしか捉ええないように思われるのだ。」【エルンスト・カッシーラー】
「よい映画は他人への思い遣りを教え、再び可能性を信じさせてくれる。」【ポーリーン・ケール】
「神秘的な意味を求めて映画を学ぶならば、精神的な力を得る。
人生に対する洞察と、自分に対する認識を深める。」
「現代生活はさまざまな問題や回復、
そして21世紀の生活の容赦ない要求に合わせようとする痛ましい努力ばかりに意識が集中している。
不幸なことに、わたしたちは問題ばかりに目を向け、
その結果自分自身とそのジレンマを英雄的に肯定的に考えられなくなって、自分を閉じ込めてしまう。
ところが映画は視野を広げ、想像力を膨らませる。詩と同じく映画は、心の奥ゆかしい代弁者なのだ。
わたしたちの知っていることを思い出させ、わたしたちが伸びたり変化したりするのを助け、
創造的で決定的な変化への感覚的な触媒の役割を果たす。」
「精神的に価値あるものを映画の中から何であれ掘り起こして、用いることができる能力。」
「映画はわたしたちの鏡であり、現実の世界の外へわたしたちを招く。
そのテーマやイメージはわたしたちを最悪の姿で、あるいは最良の姿で強力に示せるし、
理想像についての新しい脚本をわたしたちが練るのに役立つ。」
「私たちの道に置かれたものはすべて役に立つ……
優れた人物、美術や音楽の傑作、ある特別な場合の祈りなどと同じく、
映画の中には、わたしたちの啓蒙のために特別に与えられた恵みと思えるものがある。」【マーシャ・シネター】
「物語は薬だ……物語には大きな力がある。
私たちに何かをしろ、何かになれ、何かを演じろとは求めない――ただ黙って聴けばよい。
気力を失ったときには、それを補充し再生するための治療薬が物語の中に含まれている。」
「物語には人生の問題に指針を与える教訓がたくさん含まれている。」【クラリサ・ビンコラ・エステス、Ph.D.】
「詩はわれわれにしばしの休息を与え、
その間に現実適応という相変わらずの苦闘に対し、
新たな力を蓄えることができる。」【ロバート・ヘイブン・ショフラー】
「地上に現れる全てのものには、世界の秘密が隠されている。
適当に開いた本のページ、他人の手相、裏返したトランプ、
鳥の飛び方…目に入ったどんなことにも、
現在のあなたに対するメッセージが隠されている。
目に入った出来事そのものには何の意味もない。
だが、人間は自分の身の回りの出来事の中から、
真実を見出す能力を与えられているのである。」【パウロ・コエーリョ】
「書物はしばしば別の書物のことを物語る。
一巻の無害な書物がしばしば一個の種子に似て、危険な書物の花を咲かせてみたり、
あるいは逆に、苦い根に甘い実を熟れさせたりする。」【ウンベント・エーコ】
「さて、諸君、小説というものは大道に沿うてもち歩かれる鏡のようなものだ。
諸君の眼に青空を反映することもあれば、また道の水たまりの泥濘を反映することもあろう。
すると諸君は、鏡を背負籠に入れてもって歩く男を破廉恥だといって非難する!
鏡は泥濘を映し出す、そこで諸君はその鏡を非難しようというんだ!」【スタンダール】
「メロディーは音から成り立っているのではなく、
詩は単語から成り立っているのではなく、
彫刻は線から成り立っているのではない。
これらを引きちぎり、ばらばらに裂くならば、統一は多様性に分解されてしまうにちがいない。
このことは、わたしが<なんじ>と呼ぶ人の場合にもあてはまる。
わたしはその人の髪の色とか、話し方、人柄などをとり出すことができるし、つねにそうせざるを得ない。
しかし、そのひとはもはや<なんじ>ではなくなってしまう。」【マルティン・ブーバー】
「大人になったら、きっときみも、いちばん重要なのは時間だとわかって、大切にするようになるだろう。
時間を賢く使いなさい。
さらに重要なのは、時間を共有することだ――
多くの人々が、きみにさまざまなことを伝えるために、時間を割いてくれたのと同じように。」【ロッキー・ブレイアー】
「幼年のころ、わたしはみずから自分を蜂の巣のように想像した。
さまざまのなんでもない、ごく平凡な人びとが、
生活についての自分の知識や思考の蜜を蜜蜂のようにそこへ運んできては、
だれでもできるものでわたしの精神を惜しげなく富ましてくれるのだ。
しばしばこの蜜はきたなく、またにがいことがあったけれども、
あらゆる知識は――やっぱり蜜であった。」【マクシム・ゴーリキー】
「いろいろな種類の多数の植物によっておおわれ、
茂みに鳥は歌い、さまざまな昆虫がひらひら舞い、湿った土中を蠕虫ははいまわる、
そのような雑沓した堤を熟視し、相互にかくも異なり、相互にかくも複雑にもたれあった、
これらの精妙につくられた生物たちが、すべて、
われわれの周囲で作用しつつある法則によって生みだされたものであることを熟考するのは、
興味ふかい。」【チャールズ・ロバート・ダーウィン 『種の起源』】
引用させていただいた文献は、 こちらのページにまとめて表記してあります。