*紫微斗数


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2005年頃に作り始めたソフト。
六壬のソフトを作るのが先だったか、紫微斗数が先だったかは忘れましたが、六壬に比べたら比較的楽に取り組めた記憶があります。予め表繰りとして用意されているので、エクセルの得意分野でもありますしね。

ダウンロード(最新版)

Excel 2007-2019以降/Office 365
紫微斗数_自由選択 Ver.1.6.1 』(Zip圧縮:215KB)

付属のテキストにも書いていますが、計算などにはVBA(Excel のプログラム言語)を使っているので、
使用するには「マクロを有効にする」(コンテンツの有効化)が必要です。
起動時に警告メッセージが表示されない場合は、次のように設定してからExcelを再起動してください。

【Excel2007以降の場合】
     マクロが動かない場合は、Excelを立ち上げて、左上のOfficeボタンかメニューバーのファイルをクリックで「Excelのオプション」を開く。
「セキュリティセンター」(トラストセンター)>「セキュリティセンターの設定」(トラストセンターの設定)>「マクロの設定」>「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」に設定します。

※Microsoftにより自動的にマクロがブロックされた場合は、
このファイルのプロパティを開いて、「許可する」をチェックしたのち、OKしてください。

マクロの許可 

また、ファイルを開いた際にもマクロが無効化されますが、
「コンテンツの有効化」をクリックすれば使えるようになります。

コンテンツの有効化 



+更新履歴

26/Aug/2020 : v1.6.1 旧暦算出のミスを修正し、過去分を1902年まで拡張。年干支と流運干支の配列方法を選べるようにした。三方四正の力量計算式を調整した。
06/Apr/2019 : v1.5.5 旧暦算出を1947年〜2027年まで拡張した。
30/Apr/2017 : v1.5.4.3 命式作成の高速化。Excel2003以前のファイル(.xls)の同梱をやめた。


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基本的な機能は備えていますが、判断文は出ません。「解釈は各自でやる」、これは僕のポリシーです。
紫微斗数のソフトはシェアウェアなどで優れたものがあるようなのですが、僕は自由に時期(旧暦の年月日時)を選択できるものが欲しかった。
でも、その頃はそうしたソフトが見当たらなかったので、自分で作ることにしたという経緯があります。それは六壬などの他のソフトでも同じです。

中身についてですが、一応、十二宮を回す活盤(動盤)法や四化飛星法(飛盤法)もサポートしています。
それから、諸星は乙級助星までの58個のみです。十二運を除く丙級星以下は枠内に収まりきらないため割愛しました。
それらは年月日運などの細かな運勢を見る時に使うとも言われているのですが、ちょっとカバーしきれませんでした。
十二運自体も四柱推命のそれとは構成が少し異なっていますね。旧暦用なのか、歴史の変遷の過程で用いられた方式なのか分かりませんけども。


** 以下、使用法とサンプル画面 **

命盤の画像は大きいので、75%にリサイズ。

本画面

まず始めに、「命盤」のところをシングルクリックして下さい。必要なデータを入力するためのフォームが出てきます。

開始ボタン

以下のように、各自で好きな干支や月日を選べるようになっています。西暦に依存しないので、昔の人のも自由に調べられます。

紫微斗数 入力フォーム1

下図にある月将方式については、巻末のリンク先を参照してください。
原則的には太陰太陽暦(旧暦)で求めるものですが、もし結果が合わないと感じた時に月将方式を試してみてください。
併せて、出生時刻や時差変換が間違っていないかなども確認すると良いと思います。

流年や流月で飛ばせる諸星は多々ありますが、このソフトでは表繰りで一覧として出していますので、
命盤の中に直接入れているのは四化星だけにしています。で、その力量を計算に含めるかも選べます。
活盤をする場合や、その時々での影響を考慮したい時にチェックを入れてみてください。
逆にチェックを外した場合は、純粋に出生時の力量のみが計算されます。

「命宮&身宮の力量を3割増にする」

そのままの意味ですが、他の10宮よりも強調したい時にはチェックを入れてください。

紫微斗数 入力フォーム2

命盤を作成し終わった後で、「活盤」と書かれた部分をダブルクリックすると、以下のフォームが出てきます。

動盤(活盤)法

これは、占星術のホラリーで占的に応じてチャートを回転させる方法と同じく、十二宮を指定の場所に再配置させるものです(元の宮を括弧書き)。
「四化飛星&諸飛星表〜」にチェックを入れると、選択した宮に同期する形で四化飛星の付き方が変わり、同時に飛星させる諸星の一覧表も変化します。
また、もし「流年四化星も力量計算に加える」にチェックが入っていれば、選ぶ宮を変える度に力量もその分、増減されます。

使い方はその人次第ですが、例えば、その時々の大限や小限、太歳、斗君に命宮を合わせる時などに使うと良さそうです。
それと、このソフトでは相性鑑法に対応してませんが、命宮から飛ばす四化星を用いて相性を見る場合の参考にはできるかもしれません。

なお、付属テキストでも注記していますが、このソフトでは満年齢方式を採用しているので、通常の数え年方式と1〜2年の開きが出ることがあります。
ただし、ここでの満年齢方式とは、「その年の誕生日を迎えた時の年齢」です。

紫微斗数 活盤(動盤)

数値化&グラフ化

本来は星の意味や性質で様々に変化するものだと思いますので、単純に数値に当てはめること自体に無理がありますが、
「視覚的に把握できるもの」もあった方が分かりやすいか・・・との思いから、読解の補助ツールとして作成しました。
出てくる数値を絶対視することなく、便宜的なものという前提で使ってください。

十二宮の数値化とグラフ化

どんな分析要素を投入しようか悩みましたが、ここでは簡単に「平均」と「偏差」のみにしました。
偏差は標準偏差ではなく、単純に平均からの差の絶対値を取っています。

このソフトで使っている星威の合計値は700前後なので、十二宮に均一に分散したと考えると60プラスマイナス10〜15程度になります。
(流年の四化飛星を力量に含めるかどうかで幾らか変わります。含めない場合、若干(2〜5程度)、平均値が下がります。)
一方で、人によっては個別の合計値が80を超えたり、40を下回ったり、あるいは一つ二つの宮のみが突出していて他は並程度という人もいます。
まだ作成したばかりで実質的な研究はこれからですが、それらも一つの着目点になるかもしれません。

それと、プラスであれマイナスであれ平均からの偏差が20程度(以上)もある宮の事柄は、本人にとっての<通常範囲>から逸脱しやすいことだろうと思います。
そうした分野の内容に対してどう向き合うかが、人生における重要な指針、もしくは課題になるのではないでしょうか。


旧暦計算

簡易的ですが、旧暦を算出するシートも付けてあります。1902年〜2027年末までに対応しています。


旧暦計算

旧暦計算2



◆おまけの資料

〜月将方式〜

通常の旧暦方式との比較検討用に、以前、月将方式なるものを考案したことがあります。
資料としてその時のページを画像化したものを貼っておきます。

→月将方式


〜日本式旧暦と中国式・台湾式旧暦〜

1時間の時差の都合で、日本版と中国版とでは太陰太陽暦(旧暦・農暦)に幾らか違いがあります。
それを比較検討するための資料を以前に作成したのを思い出したので、ここに掲載します。

→参考データ:日本と台湾の太陰太陽暦(旧暦)で異なる日付(1923〜2035年における簡易調査)

※追記:2020年8月26日

時差のずれを考慮して太陰太陽暦を自作してみた結果、1901年〜2064年の間でわかったことを記しておきます。

☆時差9時間(日本・韓国)と時差8時間(中国・台湾など)で、閏月のずれが起こる年月

   時差9時間 : 2012年4月21日〜5月20日 : 閏3月
   時差8時間 : 2012年5月21日〜6月18日 : 閏4月

   時差9時間 : 2017年6月24日〜7月22日 : 閏5月
   時差8時間 : 2017年7月23日〜8月21日 : 閏6月

☆時差9時間(日本・韓国)と時差8時間(中国・台湾など)で、閏日のずれが起こる年月

   時差9時間 : 1914年6月24日〜7月22日
   時差8時間 : 1914年6月23日〜7月22日

   時差9時間 : 1919年8月26日〜9月23日
   時差8時間 : 1919年8月25日〜9月23日

   時差9時間 : 1925年5月23日〜6月20日
   時差8時間 : 1925年5月22日〜6月20日

   時差9時間 : 2052年9月23日〜10月22
   時差8時間 : 2052年9月23日〜10月21


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