*四柱推命 白帯 相性版の操作手順


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§ 操作手順 §

以下に、四柱推命白帯 相性版の操作手順を示します。注意事項などを書いていますので、使う前に一読しておいてください。

シート全容

「データベース」で必要なデータを求めた後は、「推命1」(推命2も一括計算されます)→「大運」→「年運」の順に、左から右へと進めてください。(重要!)
理由は、ソフトの構成上の都合で、隣(左側)のシートにおける計算結果を参照しているためです。なので、上記の手順は必ず守ってください。
それと計算に10秒以上かかる場合がありますが、計算実行中には画面内でマウスクリックをしないようにしてください。思わぬエラーや表示の乱れの原因になります。

<STEP 1>


最初は「データベース」シートを使って、“年月日時のデータ”を求めましょう。また、ここでは出生地を指定するための経度も必要になります。
なお、知りたい人の四柱干支や経度、節入り後日数(太陽黄経)などが予め分かっている場合は、この過程を飛ばして、いきなり次の「推命」シートで計算を始めても構いません。

このソフト・・・というか、僕の作るExcelでのソフトの操作は全て、左上の色枠セルをクリックすることでユーザーフォームが起動します。
そこで必要な入力作業や選択、セッティングを行います。

手順1

「データベース」のユーザーフォームでは、1901年〜2099年の間のデータを扱うことができます。その間ならば、北緯・南緯・東経・西経を問わず、好きな時期を調べることが可能です。
ただし、これ以前や以後の年代については今のところサポートできません。

加えて、この相性版では人の一生を120年と仮定して作ってあるため、計算可能範囲を超えて歳が離れている人同士では比較できないので注意してください。
たとえば、何百年も前の歴史上の偉人と現代の誰かの相性を見る、というような使い方は初めから想定していません。そのこと自体、意味があるとは思えないからです。

データベースのユーザーフォーム

各種設定

この「データベース」のシートでは二人分のデータをまとめて出すことができ、それらを「推命」シートのユーザーフォームにて参照することが可能です。


<STEP 2>


推命のスタート

「推命」シートの左上にある青色のセル群をクリックしてください。ここから諸データの入力や全般的な条件設定を行います。

推命に必要なデータの選択と入力

先に書いたように、“データベースの計算結果を参照する”のチェックを入れると、必要なデータが自動的に「データベース」のシートから移植されます。

左側の年月日時&性別のコンボボックスも自動的に変化しますが、データベースシートを使わないで各自で選択することも可能です。
手作業で行う場合、四柱干支と西暦年、そして太陽黄経(簡易的に各月の節入度数に経過日数を加えたものでもOK)を入れてください。
これにより紀元前のような昔の人の四柱も扱うことができます。少し面倒かもしれませんが、自由に四柱干支を入れられることを目的にしているため、こういう作りにしています。
(ただし、月と時に関しては年日との関係で干が定まっているため、支のみ選択するようになっています。)

相性版の基本設定画面

設定は色々変えられますが、まずは各自が使えると信じる方法で試してみて下さい。
ただ、どういうセッティングをしようが、それが絶対的に正しいと考えることのないようにしてください。

というのは、内部処理のコードには僕が独断的に割り当てている初期値や条件もあるからです。
そうした指定の影響がごく僅かでしかないこともありますが、場合によってはグラフでの見た目が変わるほどに影響してくることもあります。
なので、あまり難しく考えずに、自分で使ってみた印象で良さげな設定をしておけばいいと思います。

なお、重複を避けるため、この辺の内容は通常版での解説ページを参考にして頂きたいと思います。

命式表

ユーザーフォームの二人分の入力や基本的な設定を終えてOK=実行すると、しばらく(10秒前後)して上図のように命式が作成されます。
相性版では二人分を一括して計算するようにしてあるので、処理が終われば隣の「推命2」のシートも同時に求められています。
一つのシート内に二人分を出すようにできれば良かったんですが、情報量が多すぎて無理でした・・・。もっと絞ればなんとかなるかもしれません。


<STEP 3>


大運の開始ボタン

「推命」シートの次は「大運」シートに進みます。必ずこの順序を踏んでください。でないと、年運での正確な計算ができません。
(逆に言えば、大運の計算さえ終えていれば、それを元に「年運」のシートで後述の設定を個別にテストすることもできます。)

大運のユーザーフォーム

大運は元々、命式に付属の内部進行する時間軸を表しますから、単純な循環である年干支とは異なり、各自にバラエティがあります。
ただし、10年毎もしくは半々にして5年毎という比較的大きなタイムスパンなので、これ単独ではどうしても具体的には読みきれないものも出てきます。
そのため、この大運と併用する形で年運を見ていくことになります。

よって、このフォームでは予め計算範囲を絞り込み、大運と年運の時期を一致させる作りにしています。
また、先述したように、二人の年の差が90年を超えていて共有期間が30年に満たない場合(祖父母と孫・曾孫などの関係)、計算を強制的にキャンセルしています。
そうした制限はありますが、それ以外ならば自由に好きな時期を選ぶことができます。

大運フォームでの設定

「合成する力量の種類」は、どっちを選ぶのが正しいという種類のものではなく、“どういう目的で相性を見るか”によって使い分ける必要があると考えています。

五行同士の場合は互いの気質の強弱を計れないので身強身弱の判定は出していません(仮に0%としています)が、六親(通変)同士の合成を選ぶと、それぞれの比劫から印までを比較し、二人の合成値から身強身弱を出しています。どちらのタイプを選んでも「エナジー総和」の各数字のところをクリックすることで喜忌グラフを見ることができます。

下の「力量の合成方法」については、表示される数値は違ってきますが、どちらを選んでもグラフとしての見た目は基本的には同じです。
平均を採る場合、占星術でのコンポジット(合成)と同じような感じになりますが、どこか曖昧さを覚えることもあって微妙です。まあ、好みの問題といっても良いでしょう。
正直、あまり意味のある項目ではありません。

一番下の一括計算のチェックボックスにマークすると、大運の計算を終えた後で年運のユーザーフォームが出てきます。
少し手間が省けますが、計算の待ち時間が長くなることを考えるとメリットは少ないです。計算結果自体には違いはありません。


<STEP 4>


年運のスタート

必ず、先に「大運」シートを求めてから「年運」シートを使います。

年運の設定

年運は大運で入力された期間と同期させていますので、後は設定をどうするか――。
現在、前後か明暗か、そして大運の結果と混ぜ込むかの選択ができるようになっています。

まず、「前後」というのは、AさんとBさんの前半年同士、および後半年同士を比較や合成するものです。
この場合、たとえば前半年の影響は後半年に反映されません。単純に前半における関係、後半における関係を探る見方です。

一方の「明暗」というのは、天干・蔵干の意味に準えて、天干通変を明在系、蔵干通変を暗在系として計算する方法論です。
(※現在の計算法では、大運は基本的に前半後半の五年区切りを採用し、明在・暗在による計算の変化は年運のみに適用させています)
この時、天干通変同士の配合関係を純粋な明在系とし、天干通変と蔵干通変では明在系と暗在系の中間、そして蔵干通変同士では純粋な暗在系とみなしています。
その内の明在が関わる三つの要素の値を抽出して合算することで、チェックを入れないものとは別の結果を出しています。

裏返せば、この方式には蔵干通変同士の暗在系の値が含まれていません。
つまり、明暗での方法論と前後での方法論の決定的な違いは、蔵干に関する各年の後半部の値ということになります。
わざわざ純粋な暗在系を合成値に含めなかった理由は方法論の違いを認識しやすいからで、比較のための便宜です。
具体的には、流派による蔵干表の違いや蔵干の取得方法によって結果が異なってくることをグラフによって視覚的に確認するためと、ベストな方法論を見出すためです。

しかし、この蔵干に関しては、未だ個人的にも明確な結論を得ておらず難しさを感じています。
もしベストな蔵干表と、(条件に応じた適切な)蔵干の取得法が確定できた場合、自ずとこの項目の真偽も明らかになるだろうと思います。
今後の研究で、今より有効な方法を見出せたら、その時に改善していきます。

続いて「大運と年運の数値を合成する」場合の説明です。

ここにチェックを入れずに計算させると互いの年運同士の比較・配合となりますが、共通の年干支(周期性)という特性上、両者が同一日干では同じ結果が出てくることがあります。
そこで各自の大運の影響を加味することで差異を求めようというわけです。(ただし、明暗で分けたり、蔵干の取得方法で「常に生日の深浅を基準にする」を選んでいる場合は別です。)
また、年運の機微だけにとらわれて、「木を見て森を見ず」的に大運の影響を忘れてしまわないように、という目的もあります。

ただ、占星術でのプログレス(進行法)とトランシット(経過法)に似て、個人での内部時間を示す大運と、万人に共通する外部時間を示す年運(流年)とでは性質が異なるとは思います。
そのため単純には合算することはできないのかもしれませんので、これはあくまで便法としての方法論です。

それと、ここでの喜忌の解釈についてですが、相性として考えると利害や得失、魅力と毛嫌い、快不快、相手に対する期待と失望・・・という風になるでしょうか。
しかし一概に善し悪しでは語れないものだとも思います。ぜひ各自でどういった読み方ができるか考えてみてください。



――以上で、使用に関する手引きおよび注意事項と、操作手順についての説明を終わります。


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